ケンカや言い争いのときに怖くて動けなくなる

相談者名
りんりん
私は販売員をしている24歳女性です。
付き合って3ヶ月になる彼がいるのですが、けんかしたり言い争いになると、怖くて喋ることはおろか、動けなくなるんです。彼はとても優しい人だし、怒鳴ったり暴力を振るったりということはないのですが、解っていても思っていることが口に出せなくなり、頭の中が真っ白になってしまいます。前に付き合っていた人にもけんかの時には「何で何も喋らないの?」と責められたりしていました。考えてみるとずっとこうなんです。怒ったり、不愉快になっている男性が怖いのです。だから知らず知らずにいつも相手の顔色を伺っているのかも知れません。私の父は大変厳しい人で、幼いころしつけという名目でしょっちゅう殴られたりけられたりしていました。中にはいまでも理由がわからないまま殴られた記憶があります。それが原因かとも思うのですが、父も亡くなり、わたしももう24歳でそれだけが原因とは思えないのです。いままでお付き合いした男性に暴力を振るわれたこともないです。
理由がなんにせよ、けんかやいい争いはこれからもあるだろうし、そのたびにこんな状況に陥るのはもうイヤなんです。ちゃんと言い争えるほうがお互いのためになると思うんです。ですが恐怖感はまったく取れないんです。
わたしはどうしたらいいんでしょうか?
カウンセラー
源河はるみ
りんりんさん、ご投稿ありがとうございます。
こんにちは、源河です。

付き合いだした彼がいるとなると、この恐怖感もとてもイヤなものになってきますね。
だって、ふたりを隔てる壁のような感じがするでしょう?

りんりんさんが、おっしゃるようにお父様との関係で、
感情的になる男性を見て、動けなくなる、ということになっているようですね。
どうしてそうなってしまうのかというと、
自分には対応しきれないような、感情の波がやってきたときに、
もしくはお父様の怒りや感情を感じたときに、「プチッ」と心のスイッチが切れるクセが、
りんりんさんには、染み付いているんですね。
子供の時には”そうしなければ”、ボロボロに傷ついてしまうからです。
防衛反応なんですね。

でも今は逆に、この”そうしなければ”という部分が、
りんりんさんを苦しめているような気がします。

心のスイッチが切れる、ということは、
それぐらいの大きな感情を感じているにも関わらず、
それを無視してしまうようなものになるからです。
とっさに彼に伝えたい気持ちがあっても、それを消してしまう・・・
これでは、お互いを理解しうことはできませんよね。
りんりんさんの中にある「わかってほしい」という気持ちさえも、かき消されてしまいます。

ここでは、『勇気』がいります。
彼に自分の気持ちを伝えるために、まずは自分自身が”何を感じているのか?”を、
見つめて、”感じる”必要があるからです。

実は、感情的になる男性を「怖い」というよりは、りんりんさん自身の感情を、
自分自身が感じる事を「怖い」と感じているから、恐怖感がつきまとうんですね。

自分が子供の頃、なにを感じていたのかを思い出してみてください。
怒りをあらわにする父親や、男性を見ると、
どんなことを感じますか?
スイッチを切らずに、ゆっくりと自分自身の心に耳を傾けてみてください。

そして、今の彼にも積極的に助けを借りましょう。
りんりんさん自身が、素直に「怒りを目の当りにすると、恐く感じるんだ」
ということを話してみましょう。
彼に怒られないように、というよりは、りんりんさんが自分の感じていることをお互いが理解していけるように、です。

スイッチが切れてしまうのは、りんりんさんの感受性が豊かな証拠なんです。
それはなにも言い争うことで表現しなくても、りんりんさんがやりやすい方法で表現していくことも可能なんですね。
自分の気持ちを「知ろう」としてください。

もちろん、意識していないことを見つけるのは難しかったりするので、
ぜひカウンセリングなども活用いただければ、と思います。

それでは、失礼しますね。

この記事を書いたカウンセラー

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