相談者名 | ローズ |
私は、自分の性格が嫌いなんです。 自分をいつわればぎこちなくなり、自分をさらけだせば他人とぶつかります。 おまけに、ネガティブだし、よく言えば繊細なんですが、 おまけに、誤解をされやすく、そのせいか敵を作りやすい性格で、 具体例をあげますと、最近では、 そこで近鉄の事を書いたのが、発端です。 なんとかしたいんですが、子供の頃からそうでしたので、 | |
カウンセラー | 向井康浩 |
ローズさん、はじめまして。向井康浩と言います。コーナーの御利用ありがとうございます。 性格をなおせと言われても簡単になおしきれないのは、ごもっともでしょうね。言われるほど反発したくなるし、意地も張りたくなると思います。 お伝えしたいことはいろいろありますが、今回は野球ファンにしぼったアプローチからお伝えします。ひとつの考え方と言うか、意見としてとらえてくだされば幸いです。あまり深刻に考えず気楽に読んで下さいね。 私も野球ファンでかつて消滅した某関西球団のひいきでした。消滅してからは十年以上ひいきを持たず、傍観者としてプロ野球を見てました。傍観者としてさめた目で野球を見る所に、ファンの都合を考えず経営としてやっていけないから、身売りや合併・移転など球団を持ち続けるのをやめた親会社さんへの怒りがあったとは思っても見ませんでした。どれだけ熱中しても、最後は親会社の都合でファンを平気で裏切るんだろうな、なんて。 球団は親会社からの広告宣伝費という売上げ収入で実質赤字を補填しながら(足りないお金をだしてもらいながら)、商法上の黒字にすることでようやくなりたたせ、守り続けてきたけどそれにも限度があるんだよ、って聞かされても、なかなか受け入れ切れませんでした。とりあげられた、悔しかったって感情が強かった、でもその感情を抑圧しつづけたことが自分でもわかりませんでした。 関西には今でもなくなった球団のファンの方がおられます。南海ホークスや阪急ブレーブス、あるいはローズさんのように近鉄バファローズファンの方もおられます。背番号1が永久欠番(活躍した選手の軌跡を残す、無形メモリアル)としてバファローズ球団史に残るはずだった鈴木啓示さんは、ライバルチームも一目おく選手でした。 *余談ながらパリーグには鈴木啓示さんのほかにも、球団消滅と共になくなった永久欠番があります。中西太(なかにし・ふとし)さんの「6」。稲尾和久さんの「24」です。(いずれも西鉄ライオンズ) どこかのひいきになるって、恋愛と似てるのかもしれませんね。一度好きになったら、簡単にやめられない・離れられないところは、まさにそうだと思いますし、本来第三者が何か言うことではない、個々人の自由じゃないかと存じますが・・・。 私の場合?今は某球団のファンです。意外に他球団のファンから乗り換えた方が多く、ビックリしつつもホッとしました。昔からそんな方がたくさんおられたようです。今もそのようです。言葉にならない、何かひきつけるものがあるのかもしれませんね。 さて、ローズさん。ローズさんはごひいきの近鉄バファローズのどんな所がお気に入りでしたか?ブライアントさんの四打席連続ホームランのように、多少の点差もガンガン打ってひっくりかえす豪快な野球?村田辰美さんのような左横手投げの変則投げタイプの投手が、一人一試合を投げきる個性派がいた点?最下位の翌年に逆転満塁ホームランで優勝を決めた、2001年のようなドラマチックさ?もしかするとそれは近鉄バファローズを通してローズさんが、野球というスポーツに魅了された点かもしれませんね。 その上で、今後も近鉄バファローズファンでおられるのも自由ですし・・・バファローズと同じような魅力を持つチームが出てきたら、その球団のファンになられてもいいでしょう。 ただ、野球は選手の皆さんのパワー・スピード、また各球団の先乗りスコアラーの方々の他球団選手解析力(クセやパターンを見抜いて次あたった時に活かす)も年々スキルアップされたり、解析のための録画(デジカメなど)技術も向上してます。それに伴い、一部のプレーヤーの方を除いて(こういうと怒られるかもしれませんが)選手寿命が短くなったり、ゲームの進め方や組み立て方も変わりつつあります。 野球も常に変化してる・・・ということは、近鉄バファローズのようなチームは、もう出てこないのかもしれませんね。 多分ローズさんは、私達日本人が国技に含めたいほど熱中するスポーツのひとつ・野球そのものが心底から大好きな方だと思うのですが、特にごひいきなしで今の野球を、かつての私とは違って傍観者ではなく、野球を愛するファンとして球界全体をそっと見守れるローズさんになるのもひとつの手かもしれませんよ。 ご参考までにどうぞ。それでは失礼いたします。 |