ポジティブに考えれません。

相談者名
MA
32歳女性です。数年前から年々、自分は人間失格で運もないと思っています。物事をポジティブに考えられず、死んでしまいたいと考える事もあります。
98年から昨年秋まで海外で生活していましたが、2000年終わりに1年ぐらいお付き合いをした日本人男性との恋愛経験を経て、男性不振と自分に自信がなくなりました。彼は隠し事が多くて信じられず、でも正直に自分の考えを言って関係が壊れるのが怖くてなるべく言わないでいたのですが、それがストレスとなり喧嘩が多くなり別れることを選びました。
また、2002年に日本で12歳から飼っていて一人っ子の私にとって兄弟同様だった犬が亡くなりました。
アメリカではそれなりに友人はできたのですが時折言い様のない孤独感に襲われました。そして、自分を裏切らないのは動物だけだ、と思うようになりました。
また同年、アメリカ国内で転職したのですが、その時労働ビザが予想外に却下されました。同時期に転職した他の同僚は皆、問題なく取れたのに・・・その後も何とかアメリカに居ましたが、昨年再びビザが却下、日本に帰国しました。
今の会社はいい人は多いですが、同じ部署の女性が(私より年上ですが)年甲斐もなくひそひそ話をしたり、同僚の悪口を言うのがすごく気になります。で、自分も何か言われているのでは、とも思います。
家族は父と母がいます。幼い頃から父が母を殴ったり物を投げつけたりしているのを見てきました。家
族の関係は犬の死を境に再び悪くなりました。母親と私の関係の方が父と私よりまだマシですが、時折「そんなんやったら人からも嫌われるわ」「ホンマ、冷たい子や」「(付き合ってくれる男性は)だれもおらんの」「そんなんやからモテない」などと母は言います。
今年9月に私が母に「出ていきたい。父から離れたい」と誘い、今は母と二人暮らしをしています。心の底では亡くなった犬と同様、私を裏切らず、ずっとそばにいてくれる男性がいれば、と思いますが、その反対に男性を信頼できない部分もあり、困っています。このような状況ですが、宜しくお願いします。
カウンセラー
深澤三津子
MAさん、はじめまして、カウンセラーの深澤三津子です。

MAさんからのご相談を読ませていただいて読んでいるうちに、
涙が出るに出れない悲しさを感じました。
そして、ため息。

人生って、男って、どうやってやっていけばいいのかな?!

MAさんの幼い頃からご両親の間にあったやり取りは、
心が張り裂けそうな出来事ですね。
このような中で過ごした時間が長ければ長いほど、
物事をポジティブに受け止めれらなくなると思います。
誰も信頼できなくなり、被害妄想のような発想に襲われて
苦しくなってしまう人もいます。
そんな妄想が多くなり始めると、自分自身が自己嫌悪の方向に
向い始めたりします。> 深澤三津子さま

そして、罪悪感を持つようになり、
運に見放されたように感じる出来事が起こり始めるのかもしれません。

それでも、今生きている。
その意味ってなんだろう?

MAさんは、本当に人間失格で運もないのでしょうか?
もちろん、そんな事あるはずないと思います。
でも、そう感じる事があるのはよくわかります。
また、この問題で悩んでいる人もたくさんいます。
その昔、私もメタメタに自分を切り刻んで生きていました。

早く人生を終わりにしたいってね。

MAさん、今、辛さは増し、ネガティブな発想が強くなる方向の中にいるように感じますが、
そここそ、逆説的に言えば、癒しのチャンスであり、人生の曲がり角でもあると思います。

MAさんが、ここを癒し、人生を運の流れに乗ったモノに変えていくために必要なのは、
『許し』です。
そして、そこにある怒りや悲しみ、恐れや虚しさ、嘆き、あきらめと絶望感などなど、
積もりに積もって癒されるチャンスを待ちに待っている感情の海があります。

人生っていろんな事がある。
人生って辛すぎたり、痛すぎる体験を免れる事が出来ずに育った子がいる。
感受性が高ければ高いほど、不思議な事に、こういう体験が起こるようです。

幼少時、どうしてお父さんはお母さんを殴るの?
どうしてお母さんは殴られてばかりいるの?
どうしてお母さんはお父さんから離れないの?
どうして家は、いつもこうなの?

そんなふうに思いませんでしたか?

裏切り・・・
これは、『許し』を学ぶために起こる行為であり、人生を終わらせてしまう程の大きな罠の一つです。
裏切りとは、双方の誤解と痛みがぶつかり合った連続の向こうにあるものです。

本当は、この家族に、平和と笑いと幸せを願い続けているけど、
運が悪いから、もうこれ以上無理。
なんて、思い始めていませんか?

MAさん、一番愛してあげたい人、一番救ってあげたい人、
離れていても忘れられない人、そうお父さん。
見捨てたようにどこかで感じていませんか?
暴力のある関係性では、良い距離を保つという事は、
次に進むためには必要な事もあります。
でも、本当に許しあえてる関係性の中で、これをしないと、
自分は裏切り者のように感じて、自分を罰することもあります。
生きてるのに値しない存在のように、自分を人間失格のように感じたりします。

裏切らず、愛で育み合える関係性を作る男女関係を持つためには、
ご両親の子どもとしての心からでなく、32歳になった一人の大人の女性として
ご両親を見てあげる必要があります。
被害者意識から抜け出すのです。
あなたの痛みよりも、愛する人の痛みも知ってあげる時が来ています。
もちろん、自分の痛みを無視する事とは違いますよ。

まずは、お父さんを一人の男性として見て、お父さんの人生を理解し、
お父さんの心を、お父さんの人生を感じてあげるといいと思います。
次には、お母さんの事も同じようにするといいと思います。

そして、MAさん、あなたは今人生の間違った方向に行こうとし続けているので、
それを止めなければなりません。
今もなお、分かれ道にいます。
この道を歩み続けるのか?それとも、真実の道を選びなおすのか。

真実の道は、平和と愛と笑いに溢れた方向です。
そうでないなら、間違った方向ということです。

MAさん、気づいてください。
人生をラッキーな運の流れに乗せるには、真実の道を選び続け、間違った方向を手放す必要があります。
この作業が、一人で無理だと感じているようなら、ぜひ、助けを求めてください!!
喜んでお手伝いします。

どうか、MAさんご一家に平和と愛が降り注がれますように、心よりお祈りしています。

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