さくらもちさん、はじめまして吉原と申します。 よろしくお願いします。自分のことがどうしも好きになれなかったり、 嫌なところばかりが目に付いてしまう・・・ 苦しいですよね、よくよく解ります。 自分のいたらないところや、欠点、弱いところ、 どうしてもそんな自分を好きになれないし、 許す事も出来ず、いつも自分を責めてしまいますよね。 どうしたら自分のことを好きになれたり、 受け入れたりできるのか、一緒に考えてみましょう。 まず僕達が、自分を嫌いになったり許せないのは、 心の中に「こんな自分でなくてはいけない」という 自分像があると思うんです。 綺麗でないととか、性格が明るくなくてはとか、 何事にも負けない自分でなくては、などなど。 数え切れないほど、「こうでなくてはいけない」という自分像があります。 その自分の姿といつも比べて、 こんなとこが足りない。こんなとこがいけてない。ここもダメだ。 という気持ちが出てきます。 さくらもちさんは、こんな自分像を求めて、 今まで頑張って来られたんですよね。 だけど頑張っても頑張っても、そこに達しないと感じられているのでしょう。 そして周りの人は、そんなさくらもちさんを見て、 頑張りすぎだと言われるのだと思います。 さくらもちさんは、こうでないといけないというボーダーラインが、 今すごく高く設定されてしまったいるのだと思います。 もちろん、それを目指して努力することは悪い事ではないですよ。 でも、少しこんなことを考えて見てください。 もしさくらもちさんが、学校の先生だとしたら、 クラスの皆んなにテストで、良い点数を取れるように、 勉強を頑張って欲しいと思う気持ちはあるでしょう。 だからと言って、90点以下の教え子をまったく認めず 「お前たちは何をやっているんだ(怒)もっと頑張れ~」 とばかり言ってもその子供たちは、うまく勉強していくだろうか? 90点以下の子供たちも、もしかしたら前よりも頑張って、 その点数を取ったかも知れないし、相当頑張った子供もいるでしょう? もちろん、100点満点を目指すのは悪い事ではないけれど、 90点以上でないといけない というのは行き過ぎですよね。 皆んな、よくなろうという気持ちも失せてしまいます。 今のさくらもちさんは、 自分自身にそんな課題を与えているのでは無いでしょうか? 心の中を少し深く探って行くと、 この自分像というのは、少し痛みという感情を伴なっていることもあります。 100点満点や、90点以上じゃないと誰かに愛されないと感じていたり、 誰かにどうしても認めて欲しいかったのに、そう感じられなかった。 などの心の経験があるかもしれません。 カウンセリングで、そういった痛みを癒して行って、 今の自分を愛せるように取り組むことも出来ます。 また、自分自身のことを自分像からみるのではなくて、 出来ている自分を認めることも大切です。 テストってそうですよね。 10点取れたら、10点分が理解したという事です。 50点取れたら、50点分は頑張って勉強したという事です。 80点取れたら、80点分勉強できたという事です。 自分を認める。 これは結構難しいことなのですよ。 心の成熟さが必要です。 100点満点ではない部分も認めなくてはいけません。 時間がかかる事かも知れませんが、 あるがままの自分、良いところも、出来てるところも、 悪いところも、出来ていないと感じることも、受け入れられる自分になる。 こんな目標を持って取り組んで行くことが、必要だと思います。 自分の、今出来ているところ。 自分の、優れているとところ。 自分の、良いところを毎日見つけてみてください。 そして、素直にそれを認めてください。 そのことに勇気を持って取り組んで見てください。 今、さくらもちさんの周りで応援してくれている人。 彼らは、さくらもちさんのことを好きなんですよね。 だから力になってくれたり支えになってくれたりするのです。 人は嫌いな人に力になろうなんて思いませんから。 それってすごいことだと思いませんか? それだけたくさんの人に「好かれる」って言う事。 誰にも出来ることではないですよ。 さくらもちさんが、それだけ人に愛される魅力があるからです。 まず、自分でそれを認めてください。 「私はこんなにも人から愛される存在なんだ」と。 事実を認めて見てください。 「これは私の魅力なんだ」と、勇気をだして認めてください。 その積み重ねが自分を受け入れ、愛することに繋がります。 100点満点の人はいません。 100点満点ではない自分をどう愛することが出来るかが、 自分の成長と、また他人を受け入れ愛する事の出来る、 大きな大きな人間に成長できる鍵となると思います。 今日はご相談ありがとうございました。 また、いつでもお電話お待ちしています。 吉原直人 |