本当の自分

今回、相談と言うのは、自分の性格についてです。
私は、自分で言うのはなんなのですが、人間関係において、かなり人に使います。なんというか、いわゆるいい人なのです。
でも最近、自分はいい人を装っているのではと感じます。
理由として、

①小さい頃はわがままであった
→今も本性は変わっていないのでは
②人に嫌なことをされても、自分からキライだと言えない
→でも他の人が悪口を言ってくれることですっきりしている自分がいる
③人といるのがおっくう
→いい人を装っているので疲れるのでは

と感じます。
特に最近そう感じることが多く、親しい人にでも会うのがおっくうになってしまいます。
でも、本性の自分自体もつかめないし、自分が怖いです。

是非アドバイスをいただければありがたいです。
おねがいします。

ご相談内容は、自分の性格についてということですね。
みいこさんは、ご自身のことを「いい人」と思っていて、でも、最近では、
「いい人を装っているのでは」と感じて、装っているという感覚に疲れてしまっているようですね。
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> ①小さい頃はわがままであった
> →今も本性は変わっていないのでは
> ②人に嫌なことをされても、自分からキライだと言えない
> →でも他の人が悪口を言ってくれることですっきりしている自分がいる
> ③人といるのがおっくう
> →いい人を装っているので疲れるのでは
>
ここを読んで私は、みいこさんは今、色んな「したいこと」があるんだろうと思いました。けれど、「したいこと」というのが意識しにくくなるくらい抑え込んで、その代わりに、嫌なことや興味のないことを無理にしている、そんなことありませんか？

今、わがままを抑えているのは何故ですか？ 酷いめに合ったり、叱られたりしたのでしょうか？
ご自身では言えないけれど、他人が悪口を言ってくれたらスッとするのならば、もしかすると、みいこさんは、「怒り」を出さないように抑圧しているところがあるのかもしれませんね。そして、「キライと言えない」は、「キライと言われたくない」のかもしれません。

私は、20代半ばまでずっと、「いい人でいたい」と頑張っていたので、当時は、（いい人である為に）しなければならないことや、こうしたら（いい人に）なれる、ということが沢山あって、毎日大忙し。月曜日から金曜日まで、スポーツや習い事で毎日予定が詰まっていました。ものすごく頑張ったので成果は出ましたし、周囲からの評価も得られました。
けれど、私自身が満足♪とは感じられず、ホッとする事はあっても、心から楽しいという感じは持てなかったんですね。

ホッとするというのは、…迷惑をかけずに済んだ。自分の冷酷なところ、我儘なところ、甘えたい気持ちがバレずに済んだ。ひとまず安心。この安心が保たれる範囲で出来ることって何だろう？ そしてまた、それに取り組んでいく…そんな感じでした。

みいこさんは、「いい人」の為に何か無理してやっていることありませんか？
「いい人」だけに限らず、装うということは、ファッションでも化粧でも手間暇かかります。人がいるといつも装うでは、おっくうにもなると思いますよ。
別の見方をすれば、それだけみいこさんは「嫌われる」ということがイヤなのかもしれません。

こんな風に一度、「いい人」をしている自分自身を見てあげてみませんか。

（１）「いい人」をしていると、どんなことが起こるのでしょうか？（それは、みいこさんにとって「楽しい」ことや物でしょうか？？）
「いい人」を止めたら、どんな目に合うと思われているのでしょうか？（過去にそんな目に合った時、何が求められていたのでしょうか？？）

（２）①と②については、やっていた方が人間関係がスムーズだということもあります。けれども、それが苦痛になる時には、もしかしたら、みいこさんは、何かや誰かに怒っているのかもしれません。お心当たりはありませんか？

（３）人は、自分の為には出来なくても、誰かのためなら出来ることを沢山持っているものです。みいこさんが「いい人」をしている時にいる「誰か」は、（１）と（２）で気づかれた事々を「曲げてもいい」、「置いておいてもいい」と思うくらいに価値のある人達でしょうか？

（１）→（３）で見つめていくと、みいこさんの心に、対人関係に対して余裕が持てると思いますよ。
本当は、おっくうになることは、誰にでも有り得ると思うんです。疲れていたり、難題を目の前にしていたりすると特に。
みいこさんが何を望んでいて、何が課題なのかを知ると、その上で、
「おっくうだから今日は一人で」というのは、みいこさんが選んでいるので怖いことではありません。ご自身の選択を認めてあげましょうね(^^)

「いい人」が、みいこさんを留めるワナになりませんように。「いい人」の先にあるだろう、みいこさんが本当にしたいこと、欲しいものに辿り着けますように。応援していますね。

伊藤昌代