誰にでも嘘をついてしまい、自己嫌悪が止まらない

相談者名
加代

悩んでる事があります。何故か誰にでも嘘をついてしまう事です。家族にも親友にも・・・。

何故ついてしまうのかは自分でもわかりません。何に対してもついてしまうんです。

私は自分が嫌いです。嘘をついてしまう自分も臆病な自分も偽善の優しさの自分も・・・。自分の全てが嫌いなんです。

昔から人生をやり直したいと思っていました。毎日寝る前に「明日から生まれ変わるんだ!」って思いながら寝るのです。でも起きると仮面を被った自分がいるんです。毎日が同じ事の繰り返しです・・・。

誰に対しても心を打ち明けれないんです。最近ではストレスで円形脱毛症になりました。このままではいけないってわかっているのですが何からしたらいいのかわかりません。何か生きるヒントを頂けたら嬉しいです。

カウンセラー
根本裕幸(退会)

加代さん、こんばんわ。根本です。

お待たせしました。

ご相談ありがとうございます。

嘘をつきたくてついてしまうわけではなさそうな感じですね。

だとすると、いつも罪の意識や自己嫌悪に苛まれてしまうことでしょう。

それはとても辛いし、家族や友達の顔を面と向かって見ることもできなくなってしまいそうです。

どんな時に嘘をついてしまうんでしょう?

誰かに気を使ってほんとのことがいえなくなってしまうのかな。

自分がかわいくて、ついつい自分を守ろうとしてしまうのかな。

あるいは、自分以外の誰かを守ろうとしてるのかな。

場をもりあげたり、何か無理をしてしまうのかな。

ちょっと辛い気持ちになるかもしれないけれど、そんな風に嘘をついてしまったときの状態や気持ちを振り返って見ることも大切なことではないでしょうか。

それが自分と向き合うことにもなります。

嘘をついて自分に嫌悪してしまうことは無理ないことで、逆にそれは加代さんの本質的な誠実さを表しているんだろうと思いますが(嘘をついても平気な人もいますからね)、ただ、そこで自分を嫌ってしまっているだけでは何も変わらないですよね。

嘘をついてしまう自分と向き合い、乗り越えていくことが大切ではないでしょうか。

それが、自分を変えるきっかけになるのでは?と思います。

そこでは、今まで以上の自己嫌悪や罪の意識が出てくるかも知れません。

でも、その気持ちも向き合い続けることでやがては解消されていきます。

そこでは深い悲しみや心の痛みが出てくることが多いでしょう。

だとしたら、そんな心の痛みから自分を守るために(それはある種の防衛本能かな)嘘をついてしまうのかもしれません。

そんな風に本質的な原因が見つかるかもしれないし、感覚的に嘘をつかざるを得ない自分に気付けるかもしれません。

> 何故ついてしまうのかは自分でもわかりません。何に対してもついてしまうんです。

> 私は自分が嫌いです。嘘をついてしまう自分も臆病な自分も偽善の優しさの自分も・・・。自分の全てが嫌いなんです。

それは辛いですね。

そんなに自分のことを嫌ってしまったとしたら、ますます自分で自分を苦しめ、嫌な思いをしつづけてしまうのではないでしょうか。

> 昔から人生をやり直したいと思っていました。毎日寝る前に「明日から生まれ変わるんだ!」って思いながら寝るのです。でも起きると仮面を被った自分がいるんです。毎日が同じ事の繰り返しです・・・。

その仮面の裏にはどんな私が隠れているんでしょうね。。。

ちょっとイメージしてみてください。

これは面談でもね、よく使う方法なんですよ。

想像力を駆使して、目の前に仮面をかぶった自分を思い浮かべてください。

それはどんな仮面なのかな?

それを見てるとむかむかと気分が悪くなってくるかもしれません。

でも、そこから逃げずにその仮面を見つづけてくださいね。

目はあるかな?

どんな表情をしてるかな?

そうして、ゆっくりと手を伸ばしてその仮面を取り外して見てください。

そこにはどんな顔が現れるでしょう?

もしかしたら、のっぺらぼうかもしれません。

あるいは、泣き顔かもしれないし、朽ちてしまった鬼の面かもしれません。

そしたら、またその顔から仮面を何回も何回も取り外していきましょう。

そして、最後、もう仮面がない!って状態になったとき、それが今のあなたの

状態を教えてくれるでしょう。

ただ、最後に現れた顔を見つめ、そのとき感じる気持ちを感じて見てください。

これだけで随分と心が解放されていくはずです。

素直な自分にであうプロセスがやってきているような感じですね。

諦めずにいてください。

きっと、必ず素直な自分を取り戻すことができますからね。

そして、本当の笑顔で家族や親友たちと向き合える日が来るでしょう。

僕もそんなときが一日も早く来ることを祈ってます。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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