良かれと思ってついた嘘が・・・

ちゃんと説明すればすむことも、必要なことをちゃんと話すことも出来ない。結局は相手を不愉快にしてまったく取り合ってくれない場合もある。

相手の目を見て話をすることも出来ず、すぐに目をそらし、自分の手を触ったり、貧乏揺すりしたり、汗が出たり‥‥‥。言葉が詰まる。

ちゃんと相手の話は聞いているのに、別に忘れている訳ではないのに、その場、必要な時になるとそのことがポッカリ抜けて、その内容を埋めるようにまた嘘をついて、また周囲に迷惑をかけて……。

本当は人に会いたくないです。会えば、迷惑をかけてしまうから。
人に会わなければ、話すことも、聞くことも、嘘をつくこともないから。

それでも、妻と子供には会いたい。また以前のような暮らしに戻りたい。
もう無神経だとは言われたくない。
堂々回りの袋小路。

出口が見えません。

袋小路に入ってしまってる様子がよく伝わってきます。
頭の中で思考が次から次へ出てきてしまう状態なのかもしれません。
それは辛いですよね。

河童さんは自分の感情を抑圧して生きてこられたようなところはありませんか？
河童さんのご相談を読ませていただくと、そんな気がしてしまいます。

> 急なお話ですが、自分の腑甲斐無さや、善かれと思ってついた嘘で、自分だけならともかく、配偶者や周りの家族までを巻き込んでしまう自分が情けないのです。

周りに迷惑ばかりかけているような気がしていますよね。
何か強い罪悪感があるような感じです。
それで自分をふがいない奴と責めたててしまっているのかもしれません。

> 相手の目を見て話をすることも出来ず、すぐに目をそらし、自分の手を触ったり、貧乏揺すりしたり、汗が出たり‥‥‥。言葉が詰まる。

そういう態度は無意識的な反応ですよね。
しようと思ってできるものでもありません。
そういうときは多く心の状態がそうさせてると考えるのはいかがでしょう？

そのとき、どんな気持ちを感じているのか？
どんな感情を抑圧してしまっているのか？
そんな見方をしてみることで、心を新しい角度から見ることができます。

河童さんの言葉から見ると、とても緊張されているような感じがします。
まるで警察官に尋問されているときのような感じもしますね。
どうして目を見られないんだろう？
恥ずかしかったり、罰せられるような恐れがあったりするのかな？

> ちゃんと相手の話は聞いているのに、別に忘れている訳ではないのに、その場、必要な時になるとそのことがポッカリ抜けて、その内容を埋めるようにまた嘘をついて、また周囲に迷惑をかけて……。

何か強い恐れや不安があるのでしょうか？
過度の緊張があって、申し訳ない気持ちが強いと、河童さんのような態度になってしまうと思います。

> それでも、妻と子供には会いたい。また以前のような暮らしに戻りたい。
> もう無神経だとは言われたくない。

何か深い事情がおありのようですね。
もし機会があれば、お聞かせ願えませんでしょうか。
電話でもメールでも結構ですから。

河童さん自身が自分のことをすごく責めていらっしゃるのもよく分ります。
でも、同時にとても心が傷ついてしまっている様子も伺えます。

きちんと伝えたいことを伝えていき、適切な人間関係を再構築していく時期ですね。
そのために、自分の気持ちや心の中を改めて整理していかれると良いかと思います。
嘘をつきたい人って誰もいませんね。
何か事情があって、嘘をつかざるを得なくなってしまうんだと思います。
だとしたら、その事情を取り除いていく事で嘘が必要なくなります。

同じように今袋小路に入ってしまっている河童さんが自己攻撃されている部分は
そんな事情や心の傷が作り出すものだと僕は考えたいのです。
そこでは罪はありません。

自分を許することを大目標に一歩一歩近づいていってみませんか？

それでは。