Kazuさん、はじめまして。 担当させていただく吉村ひろえと申します。 どうぞよろしくお願いします。さて、今回のご相談は >ずっと質問ぜめでネガティブな事ばかりで正直私自身困惑しております。 >プラス思考になるにはどうしたらいいのでしょうか? ということですね。 ほんと、子供って質問攻めしてくる時期がありますよね。 「空はなぜ青いの?」 「宇宙人はいるの?」 「夏はなぜ暑いの?」 その他諸々答えられる質問から答えに困る質問まで・・・ 私も2人の子供がいますが ”なぜなぜ攻撃” に参った時期があります。 Kazuさんも娘さんの質問攻めにあい、困っておられるのですね。 しかも、それが ”死” にまつわることばかりだと気になりますね。 では、子供たちは ”死” というものをどのように理解し認識してゆくのでしょう。 6歳頃までは ”死” というものについて正確に理解しているわけではありません。 例えば飼っていたペットが死んだときに ≪眠っているだけ≫ ≪また生き返る≫ など、まだ生と死の認識が曖昧なのですね。 7歳頃になると ”死” というものをより正確に理解し、認識できるようになってきます。 死の ≪普遍性≫→生きているものは必ず死ぬ ≪不可逆性≫→死んだらその肉体は生き返らない ≪不動性≫→死んだら動かない ということを受け止められるようになります。 娘さんは ”死” というものを正確に理解され始めたのかもしれませんね。 理解しだしたが故に、”死” というものが恐ろしく不安に感じておられるのではないでしょうか。 >1ヶ月くらい前から、寝る前になると、急に泣き出し 1ヶ月前に、誰か身近な方が亡くなられたとか、学校の授業などで ”死” について学んだとか、なにかキッカケとなるものがあったかもしれませんね テレビで見たニュース、飼っていたペットの死などでショックを受けることもあります。 先ずは娘さんの恐怖と不安を取り除いてあげたいですよね。 しかしながら、 ”死” という不可避なものを誤魔化したり蓋をしてしまうのは、せっかくの ”生と死” ”生きものの大切さ” つまり 【死生観】 を学ぶ機会を逸してしまうことになると思います。 Kazuさんとしては困惑されるかもしれませんが、娘さんが 【死生観】 を学ぶには良い機会ではないかと私は思います。 娘さんの ”死” に対する理解度にもよりますが、”死” を学ぶことは ”生” を学ぶことにもなります。 >私が、大人になったら、お母さん死んでしまうの?なんで人間に生まれてきたの?人間に生まれたくなかった。死にたくない~。 ウチの娘も同じような事を言っていた時期があります^^; そんな時私は ・死んでしまってもいつも見守っているし、○○ちゃん(娘)の心の中ではずっと生きているよ ・今は、○○ちゃん(娘)や家族と暮らせているからお母さんは楽しい ・なぜ人間に生まれてきたかは解らないけれど、○○ちゃん(娘)や○○くん(息子)がお母さんのところに生まれてきてくれて嬉しい。ありがとうね。 そんな風に答えていました。 なるべく正直に、そしてお子さん達や家族を大事に思っていることを伝えてあげてはいかがでしょう。 そしてできるだけ”だっこ”や、”ハグ”でもいいのでしてあげてください。 >犯罪者って子供の時ってどんな子供やったのかな?ナイフで刺したら死ぬ?なんか、私も、ナイフで刺してしまったらどうしよう。 私はこのくだりを読んで、娘さんは自分を色んな立場に置き、物事を深く捉え充分に考えることが出来るお子さんなのだと感心しました。 ・生まれた時はみんな可愛い赤ちゃん ・人間も動物も刺されたら痛いし、放っておくと死んでしまう ・○○ちゃんは色んな人や色んなことを考えられる優しい子だから誰の事も刺したりしないから大丈夫 ということを伝えてあげてはどうでしょう。 私は娘さんが特別ネガティブ思考だとは思いませんよ。 今の質問攻めの状態がずっと続くわけではありません。 忙しかったり疲れている時もあるかとは思いますが、娘さんの不安や恐怖も母であるKazuさんが、先ずは認めて受け容れてあげてください。 『生きているものは必ず死ぬけれど、だからこそ自分も他者も大切にしながらどう生きるか』 が大事なのだと思います。 このことは私たち大人が体現して見せることが、実は子供達に一番伝わりやすいのです。 とは言っても余裕がない時は、自分も周りも大事にすることは難しいですよね。 そんな時はKazuさん自身が、がんばっている自分を認め、優しく労りましょう。 Kazuさん自身が自分を大切に扱い、人生を楽しんでいる姿がお子さんの勇気や元気になります。 お母さんの笑顔が子供にとって一番の安心になるのです。 この回答が少しでもお役に立てれば嬉しく思います。 ご相談ありがとうございました。 |