子離れが出来ず…

相談者名
のり
中学生と小学生の男の子の母親です。

子離れ出来ずに困っています。

何でも先回りし世話を焼いてしまいます。
朝テレビを見てばかりいると
『後5分しかないよ!歯は洗ったの?顔は?学校の準備は?』
と急き立てるように声をかけます。

自分でも本当にうるさいと思います。

転ばぬ先の杖は子供にとってよくないといつも夫婦で話しており、
やらせてみようと試みるのですが我慢している為イライラし
爆発してしまいます。

我慢ではなく信じることが出来たならどんなにいいか…

カウンセラー
赤松わこ
のりさん初めまして、ご相談ありがとうございます。
担当させて頂きます、赤松わこと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

中学生と小学生の息子さんをお持ちなんですね。
段々難しい時期になって、日々気にかかることが、
沢山おありでしょうね。(私もそうでしたよ^^;)

「何でも先回りして世話を焼いてしまう」と、悩んで
おられるようですが、『子離れが出来ない』と、
ご自分でも困っていらっしゃるんですね。

「分っているんだけど・・・ついやってしまう」

私達は誰でもみんな、こんなことをやっています。
のりさんの場合は、子供達のためには、
【黙って見ていること、手を出さないこと】が大事だと、
ご自分でも充分分っておられるのに、世話をやくことを
我慢してしまうと、イライラして爆発してしまう・・・
やってしまった後は、「またやっちゃった」と自己嫌悪に、
陥ってしまう、そんな感じなのでしょうか?

のりさんの場合、子供さん達が、自分のことをさっさと
出来ないのが、問題なのではなくて、のりさんの方が、
それを黙って見ていられないことが、問題なんでしょうね。

息子さん達が小さい頃、のりさんはとても面倒見のいい
お母さんだったんだろうなぁと思います^^
小さい頃は、何でもやってあげたいし、やって欲しがりますね。
母親は、それに応えるのが嬉しかったり、楽しみだったりもします。
『子離れ』と言うのは、子供のことを気にしなくなると言うのではなく、
これまでのように『何かしてあげる』、やり方から『見守る』と言う
やり方に変えて行くことですね^^
のりさんは、そのことも充分理解されていると思いますよ。

ただ・・・『何もしなくていい、何もすることがない』状態になると、
落ち着かなくなるんだろうなぁと思いましたが、いかがでしょうか?
気づいて頂きたいのは、息子さん達を信じられないのではなくて、
子供達にとって、『何もしなくていい自分』が、認められないんです。

だから頭で充分分っているにも関わらす、気がついたら・・・
手を出したり口を出したりせずに、いられなくなっているんですね。
『何もしなくていい自分』は、子供達には必要ないんじゃないか?
そんな【怖れ】が、のりさんの心の中に潜んでいるようですね。
「何かしていなければ、母親として役に立たない」のではなく、
のりさんが居てくれるだけで、子供さん達は満足していると思います。
満足がいっていないのは、のりさんご自身なんでしょうね。

これまでお母さんとして、充分に面倒を見てこられたと思いますし、
そのことは子供さん達にチャンと伝わっていると思いますよ^^
「『子離れ』をしよう」と思っておられるなら、のりさんご自身が、
「もう充分面倒は見てきた!後は彼らがチャンとやれるはず」と、
安心してご自分自身の時間を、満喫されてはいかがでしょう?

ご主人とも、子供さんのことを話し合えるいい関係のようですし、
これからはのりさんご自身の楽しみを見つけること、ご夫婦の
共通の楽しみを探されてはいかがでしょう?
子供達が成長していけば、お母さんとしての役割も変わっていきます。
これからは手をかけるのは卒業して、ご自分が楽しく生きている様子を、子供達に見せてあげて欲しいと思います。
それが今後は、1番の教育になると思いますよ^^

子供達のことが気になって気になって仕方がなくて、あれこれと
世話を焼きたくなったら、1度カウンセリングにお電話下さい。
どうして我慢しているとイライラしてしまうのか?!を、
納得いくまでご説明させて頂くことが出来ますし、楽になって
頂くことも出来ると思いますよ^^
この回答が少しでもお役に立てば幸いです、ご相談有り難うございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

家族関係・対人関係・パートナーシップ・自己肯定自己実現を得意分野とし、がん看護・認知症介護の経験から医療・福祉関係にも精通している。 深層心理への唯一のアプローチである【感覚・感情】を解放する、癒しのスペシャリスト。 「体感で楽になった」「腑に落ちる」「納得がいった」と好評をえている。