精神病の多い家系

相談者名
てるゆき
はじめまして、よろしくおねがいします。
僕は現在27歳の男です。僕が12歳のころ父親が精神病のため自殺しました。同時期に兄も精神の病気になってました(今は回復し普通の生活をしています。)。父親方の家計に精神病の人が多いようです。精神の病気も遺伝するのでしょうか?
僕自身も何度かパニックのようになったことがあります。
兄や父の姿を見ているので、そうなるのがとても怖いです。今後突然自分もそうなってしまうのではないかと不安です。父の死をどう受け止めて、自分はどうすればいいのかわかりません。
乱雑な文章で申し訳ございませんでした。お返事をいただけたらうれしいです。
カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、てるゆきさん♪
カウンセラーの寺島と申します。
勇気を出して、相談してくださってありがとうございます!!

お父様を12歳の頃になくされているとのこと、
私も父親が亡くなったのは、12歳の時でしたので、
とてもあなたがこれまで頑張ってこられたことに共感の気持ちを抱きました。。。。

私の父親の場合は、すい臓がんで亡くなったのですが、
ある意味、一種の自殺のような気がしてなりません。
私の父親はあきらかに自分の人生を生きていなかったようです。
自信がもてず、周囲の評価ばかり気にして、
自分の体を痛めつけるほどに、がむしゃらに働いたり、
たくさんの女性たちと浮気し、食事の節制をせず、
自分の正直な気持ちや体を愛するということができなかったようでした。

私自身は若いころ、そんな父親のようにはなりたくないー!!と思ってましたが、
どーも、気がついたら、かなり似てきてしまい、同じコトを繰り返してしまうこともあったんですね。
それに気がついたとき、こんなに父親に似てきている私もガンで死ぬの?
と恐怖で眠れなくなったこともあります。

そんなある時、幼稚園からの幼馴染のお母さんが脳溢血で倒れてしまいました。
結局、命は助かったのですが、しばらく記憶を失われるなど、大変だったようです。
それから、その友達から電話がかかってきたました。
「私の家系は脳の病気で突亡くなる人が多くて。。。。
たぶん、私も母に良く似ているタイプだから、
そんなふうに死んでしまうかもしれない。なんか怖いよ~」
と彼女は不安から泣いていました。

私たちはその時いろいろ慰めあったのですが、
いきついた論は、結局、人は誰もが死にその死に方はどうなるかはわからない、
だから、今からあまり心配しすぎてもしょうがないから、
まだ来てないことを思い煩うのをやめようと話し合ったのです。

彼女は脳溢血を恐れてましたが、私はガンを恐れてました。
てるゆきさんの場合は精神病ですよね。
でも、まだそんな病気になってないうちから毎日心配して、
そして、そんな明日に交通事故で死んでしまうこともありえるのです。

また心理学的な解説としては、人はあまり生産的ではない心理パターンに、
心配したり、自分に苦しみを与えれば、与えるほど、
あとが良くなるような気がしてしまうことがあります。
この概念を表した代表的な物語はイソップ童話の「アリとキリギリス」ですが、
夏にしんどい思いをして働けば、冬に安心して過ごせるというのと同じように、
今心配して苦しんでおけば、最悪の事態を招かなくてすむように感じてしまうと、
ついつい現在の自分にとって、しんどい感覚ばかり選択してしまうことがあるんですね。
しかし、実際にそこにはなんの因果関係もないので、
しんどい思いをしただけ損になるのです。もったいない話だと思いませんか?

けれども、ご安心ください。
ここから抜け出すには、この心理パターンのクセに気がつき、
禁煙やダイエットをするのと同じように習慣を矯正していくことでやめることができるのです。

まだ来てない未来を思いわずらうのは、
折角ある今この瞬間の喜びをどぶに投げ捨ててしまうようなものです。
死はどんな形であれ、誰にも訪れてきます。
それはてるゆきさんも、私も逃れるすべはありません。
でも、またそれが訪れてない今からそれを心配して、不安と恐れの毎日を過ごすか、
今生きている喜びに浸って、終わりまでの日々を過ごすかは、
1人1人が自由に選ぶことができるのです。

死んでしまったてるゆきさんのお父様も私の父親も、
子供たちが自分のたちのことでいつまでも苦しんでいることを
天国からみていたら、どう思うでしょうか?
死んだ人たちとは、どうせ死ねば天国で会えるのですから、
彼らも今は現世生きる私たちに、思い切り生きている時間を
楽しんで欲しいと願っているのではないでしょうか。

てるゆきさんの今この瞬間の幸せを心から祈っております。
しんどい時はいつでもお電話くださいね。

ご相談、ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。