10歳のころの自分を許してあげたい。

相談者名
あおぞら
こんにちは、はじめまして。
私は10歳のとき両親のお金を持ち出してゲームセンターに行ってゲームをしていました。それがばれて、ひどくしかられたという経験をしました。それ以来、両親の不仲や、色々なことが自分のせいだと思えて、なにかにつけ罪悪感があります。
それが今の自分の弱さ、愛され下手などの原因になっているような気がします。
自分がどうしようもない人間に感じるときがあります。罪を背負って生きて行かなくてはいけないのだと思います。でも10歳のときの自分が今はとてもかわいそうで許してあげたいと思っています。カウンセリングを受けたら、癒されてもっと前向きになれるでしょうか?どうかお力をお貸しください。
カウンセラー
根本裕幸(退会)
あおぞらさん、こんにちわ。根本です。
ご相談ありがとうございました。

罪悪感があると何かにつけ、自分が悪いような気がしますね。
そして、愛を受け取るにふさわしくない、人に優しくしてもらえる価値などない、と自分を楽に幸せにするものから距離を置いてしまうようになります。
そんな風に常に自分を自分で罰しつづけてしまうのかもしれません。
それは自分にとってだけでなく、周りの人にとっても苦しい思いを作り出します。
(だから、人から遠ざかりたくなるのでしょう)

そんな罪の意識から解放してあげようという気持ちにお応えできたら、と思います。

10歳の頃の自分が両親のお金を持ち出している姿を思い浮かべて見てください。
それを物影から見てる、、、と。
そのときの自分はどんな表情をして、どんな目をして、お金を手にとっているでしょう。
そして、ゲームセンターに向かう自分。
イメージの力を使って後ろから追いかけてみましょう。
どんな背中でしょうか?
ゲームをしている時はどんな目をしています?
何を感じているでしょう。
そして、家に帰るときは?

その子の態度や気持ちを一つ一つイメージしてみてください。
そして、その子のその後の人生を思いやって見てください。

胸が苦しくなるときもあるでしょう。
また、悲しみや怒りを感じることもあるでしょう。
でも、そこから逃げずに、ただその子を見ていてください。
もし今のあなたがそれをみていたとしたら、どんな風にその子に近づき、何を伝えようとするでしょう?

これはカウンセリングで僕がよく使う方法なのですが、あおぞらさんがこのイメージの中で感じる気持ちがその当時の本音かもしれません。
これだけで許しに繋がるかどうかは怪しいかもしれないけれど、今まで気付かなかったことに気付けるかもしれませんし、長年心の中に隠れていた痛みを解放するきっかけにはなるでしょう。

カウンセリングでは、さらにあおぞらさんが未解決にしているものにフォーカスをあてていきます。
親に謝れなかった自分がいるのかもしれません。
誘惑に負けてしまった自分がいるのかもしれません。
でも、イメージを使ったり、人を使うことでそれを完成させてあげることができます。
カウンセリングというよりはセラピーなんですが、あおぞらさんのお役に立てることもあるかな、と感じます。

> 自分がどうしようもない人間に感じるときがあります。罪を背負って生きて行かなくてはいけないのだと思います。

僕はそんな人生は楽しくないだろうな・・・と感じてしまいます。
自分を許し、その荷物を自分で下ろすことが出来たときにはどんな気分になるでしょう?
ふっと軽くなり、足取りも軽やかに新しいことを始める気持ちになるかもしれませんね。

あおぞらさんの罪を許せるのはあおぞらさんしかいません。
許しの障害にあるものとしたら、やはり自分を罰している自分なのでしょう。
自分を罰するのを辞めよう、としてみるのが最初の一歩になります。
すぐにはうまくいきませんけれど、そのうちきっとできるようになりますよ。

> でも10歳のときの自分が今はとてもかわいそうで許してあげたいと思っています。カウンセリングを受けたら、癒されてもっと前向きになれるでしょうか?どうかお力をお貸しください。

そうですね。もう許してあげてもいい頃なのかもしれません。
自分の心も名前のように青く澄み渡ったものに変えていきましょう。

もし機会があれば、僕たちのカウンセリングを使ってみて下さい。

ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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