年上の女性が好き

相談者名
マッキー
こんにちは、私は25歳の女です。
私には現在付き合っている男性がいますが、他に気になっている女性もいます。今までに女性と付き合ったことはありませんが私は小さい頃から年上の女性にすごく憧れることがとても多く、今でも街などを歩いていると
女性ばかりに目がいってしまいます。
今私が気になっている方(女性)は一人娘がいます。先日その二人が遊んで
いる所を目撃しとてもショックというか娘に対して嫉妬心がわきました。
その方は私の悩みの相談なども聞いてくれて一緒にいると気持ちが穏やかに
なります。優しいお姉さんという感じです。
もちろん本人は私に対して愛という気持ちはないと思います。私が愛していることも知りません。もし知ったら私から離れてしまいそうで怖いです。
私は小さい頃両親が離婚して母親に育てられました。でも私と兄を育てるのに母は朝から夜中まで働いて一緒にいる時間はほとんどありませんでした。
なので母に甘えたくてもずっと我慢していました。
父の借金のために離婚したので私は父のせいで私は寂しい思いも辛い思いも
させられたと心の底から憎んでいます。絶対に許すことはできない!!
こういう家庭環境で育ってきたせいなのでしょうか、年上の女性を好きになってしまい甘えたくなってしまうのです。逆に年下の女性はまったく興味が
ありません。だからといって男性に興味がないわけでもなく今までにも数人
お付き合いしたことがあります。
学生のころ女の先輩ばかり追いかけていた私を友達ちょっとおかしいんじゃないって言いました。今の世の中、同姓を好きになる人はいっぱいいると
思いまが、両思いになれるかというとちょっと難しいと思います。
私の場合はただ単に年上の女性=母親のイメージで甘えたいだけなのでしょうか?自分のことなのに良く分かりません。
このままだとこの先結婚できるかどうかも不安です。
カウンセラー
中原謙一
マッキーさん、初めまして。
私は中原謙一と申します。
よろしくお願い致します。

読ませて頂いて、私が感じたことですが、マッキーさんの中でちょっと複雑な状況が
出来ているのではないかと感じます。

通常、人間の心の中には、二人の父親と二人の母親が存在しています。
それは「理想の父親」と「現実の父親」、「理想の母親」と「現実の母親」です。

一般的には、「理想の父親」は女性にとっては理想の男性像になり、「理想の母親」
は女性にとっては完ぺきな大人の女性のイメージになるわけです。
ただ、マッキーさんの場合、この「理想の父親」と「理想の母親」がイコールになっ
ていて、
現実の父親=大嫌い、許せない。
理想の父親=理想の母親=甘えられて、構ってくれる存在。しかし、自分のそばには
いない。
現実の母親=あまり構ってくれない。忙しい頑張って私たちを育てた現実のお母さん。
このようになっている感じがあります。

そうすると、年上の女性に対して好感を持ってしまうというのは、どこかで「理想的
な両親」そのものを求めている感じがあります。

実際に、お母さんはマッキーさん兄弟を相当頑張って、それこそ子ども時代のマッキー
さんさんが甘えるのをためらってしまうくらい、一生懸命働いていたわけですよね。
すると、子ども時代のマッキーさんにとっては、「お父さん」=「お母さん」という
構図が無意識の間に出来てしまっていた可能性がありますね。

ですので、マッキーさんが女性に対してそのような感情を感じられることは変でも何
でもありません。
この状態を見たときには、間違った感情ではないと感じられますね。

ですから、彼女の子どもさんに嫉妬のような感情が出てくるのも当然でしょうね。
これは、マッキーさんのなかで「甘えてはいけない」という禁止があればあるほど、
誰かが甘えているのを見ると「私は甘えられなかったのに、何であなたは甘えること
ができるの!」と、出来なかった自分が嫉妬してしまうわけですね。

ただ、読んでいてすごく気になっているところがあります。
それは、彼の存在です。

マッキーさんにとって、彼というのはどのような存在になるのでしょうか?
一般的に見た場合、彼というのは「理想の男性像」に近い相手を選んでいくわけです
が、マッキーさんの場合、この「理想の男性像」の位置づけが少し気になります。
そして、その気になる文章が「父の借金のために離婚したので私は父のせいで私は寂
しい思いも辛い思いもさせられたと心の底から憎んでいます。絶対に許すことはでき
ない!!」なんです。

ここだけが、マッキーさんの感情がむき出しなんですよね。
このむき出しの感情が、もしかしたら彼との関係で出てきたりしているのではないか
と感じますし、もしそうだとしたら、これはマッキーさんが考えているより、将来的
に自分に大きな罠を仕掛けてしまう可能性があります。

その罠は「男なんてみんな父親と同じ」事を人生を賭けて証明しようとしてしまう可
能性があるということです。

それは人生を賭けてお父さんに対して「あんたがこんな不幸な私をつくったんだよ!」
としてしまうかもしれません。

マッキーさんにとって、ご両親との関係は、マッキーさんが想像している以上に、マッ
キーさんに影響を与えているようです。

自分で全ての答えを出そうとせず、客観的に、そしてじっくりと時間をかけてこれら
の問題と取り組まれてみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただいてありがとうございました。
マッキーさんが、本当の幸せを受け取れるための参考に、少しでもなれれば幸いです。
ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。