快く送り出すにはどうしたらよいですか？

男性に理論的な人が多く女性に感情的な人が多いという通説に従えば、夫婦が一緒に
暮らしていくことはまったく違うタイプの生き物が顔を合わせて生活していくわけです。
どちらにも長所、短所がありますし、どちらが上でも下でもないので、もめ事が生じるのは
HFさんの甘えなどではないと思うんですよ。安心してくださいね。
ただ、お互いが理解しあうためにはコミュニケーションは大事なポイントになってくると
思います。

さて、HFさんは彼一人だけで遊びに行くにはずるいと感じていらっしゃるのですね。
誘ってくれる友達というのは共通の友人でしょうか。
もしそうなら、彼の主張どおりに彼でなく時々はHFさんが出かけみてはいかがでしょうか。
お子さんの世話は彼が見るなりどこかに預けるなり方法はいくらでもあると思うんですね。
共通の友人でないならば、HFさんもお友達と遊ぶ時間を作ってみてはいかがでしょうか。
もしこのときに自分が子供を置いて外出することに抵抗があるのならば、
HFさんに育児に対する何かしらの観念（思い込み）があると思われますので、
それを見直すことが最初のステップとなります。
いずれにしても彼の協力なしには成り立ちませんし、HFさんの時間を作るために
二人の話し合いは必要になってくると思います。
夫と対等な位置に立つことで、快く送り出すことができるようになると思います・・

・・理論的な回答をあえて先に書いてみました。
が、仮にこれを実行したとしてもHFさんはすっきりした気持ちにならないかもしれません。
なぜなら本当の気持ちはメールにありますように“友達より私が一番と思ってほしい”
というところにあるからです。

HFさんは夫に愛されていると自信を持って言えるでしょうか。
もし普段からそう感じることができていたら、夫が友達と遊びに行っても
“どこでも彼は私のことを大切に思っていてくれる”といつも満ち足りているわけですから、
快く送り出すことができると思うんです。
私たちはどこかで“愛されていないかも”と不安に思っていると、そういう事例を
見つけ出しては（ここでは彼が友達と遊びに行くことですね）
“ほら、やっぱり！私って愛されていないのよ！”と証明したくなってしまうものなんですね。

もっとも彼にしてみれば“俺のことを愛してくれていたら、どんなことだって応援して
くれるはずだろう？嫌な顔をするのは愛していないのか？”というのが本音でしょうから、
“愛されていないかも”という不安は彼にもあるかもしれませんね。
つまり、二人とも同じところにいらっしゃるのかもしれません。

これを抜けるには、気付いたほうから先に変わることなのですが、
メールを拝見する限りではHFさんにその決意はできていらっしゃるようですね。

まずは、彼がHFさんにしてくれていることに目を向けてみてください。
彼の愛し方は必ずしもHFさんが望む愛し方ではないかもしれません。
しかし、彼はこの世の中で一番愛する人、HFさんを妻に選んだのです。
そのことに自信を持ってくださいね。
彼がHFさんの考えや気持ちを知りたいと思うのは理解してあげて力になりたいと思う
気持ちからでしょうし、それだけ二人の関係を大切にしようとしているといえます。

気付いたらどんな小さなことでも彼に感謝の言葉を伝えてみてください。
「～してくれてありがとう」「～のとき、あなたがいてくれて助かったわ」
「～が嬉しかったのよ」「いつも感謝しているわ」・・
言い慣れないうちは恥ずかしさが出てくるでしょうし、彼のほうも最初は受け取りにくいかも
しれませんが、少しずつチャレンジしてみてくださいね。
それが上手にできるようになったときに二人の関係も変わっているでしょうし、
その結果快く送り出せるようになっていると思います。

素敵な心持ちの女性になりたいと願うHFさんはきっと素直で可愛らしい方だと思うんですよ。
彼もそういうところに魅力を感じていらっしゃるのではないでしょうか。
お互いに成長できるご夫婦になりますように応援していますね。
困ったときはいつでもカウンセリングを利用してくださいね。