これから結婚するにあたって

相談者名
いるか
先日、彼と婚約をしました。

彼のことはとても大好きで、人間的にもとても尊敬できる人と結婚できることをとても嬉しく思っています。

私は自分が鈍感だったり、自分の欲求のみを押し通そうとする癖がある様に思います。それは、いつも我慢して我慢して、言いたいこと、やりたいことを黙って人に合わせるため、ふとした瞬間に沸騰した給湯器のようにドバっと自分の欲求があふれ出てしまうのです。そして、それを時には大きい声で主張しすぎてしまったり、メールなどでしつこく攻め立ててしまったり。

その癖は、家族にあてられることが多いです、
大切にしたい家族なのに、なぜが辛く当たってしまいます。

彼に対しても、そんな日が来てしまうのではないか…
そう思うととても怖いです。

二人で一緒に幸せをつくるために結婚するのに、いつの日か私の激情でその幸せを壊してしまう日が来てしまうのではないか…と、とても怖いです。

こういった癖を改善していくにはどうすればいいでしょうか。

カウンセラー
北野純
いるかさん、初めまして。
今回、担当させていただく北野純と申します。
どうぞよろしくお願いします。

彼と婚約をされたとのこと。
おめでとうございます!
とても尊敬できる方なんですね。
嬉しいと思える相手とめぐり合えたこと、喜ばしいことですよね。

そんな大切な相手だからこそ、自分の激情で辛く当たってしまうんじゃないか?とか、幸せを壊してしまうんじゃないか?と思うと、怖くなりますよね。

いるかさんは、ご自身でも書いてくださっているようにいつも我慢して我慢して、人に合わせているんですね。
とっても優しくて周りや相手を思いやる気持ちが強い方なのだろうなと思いました。
大切にしたい家族に辛くあたってしまうのは、とても心が痛みますし、そんな自分を責めたくなってしまいませんか?
もし、責めたくなる気持ち(罪悪感と言います)が出てきたら、どうかご自身を労わったり、優しくしてあげてくださいね。責めたくなるというのは、優しくしたいのにできない、辛く当たりたくないのにそうしてしまう、そんな葛藤があるからこそですし、その葛藤はいるかさんの中の「愛」ですよね。

では、なぜそうしてしまうのか(そういった癖)を一緒に考えていけたらと思います。

いるかさんの中に「我慢する」というパターンが無意識にあるのかなと思います。
なぜそういったパターンがあるのかは、幼少期でのご両親との関係が大きく影響している場合が多いです。

例えば、赤ちゃんの頃は、おむつが汚れたら泣く、お腹が空けば泣く、眠くなったら泣く、というように自分の欲求を泣くという形で表現し、その欲求はほとんど叶えられていきますよね。

でも、大きくなるにつれ、「しつけ」という形でその欲求が叶えられなくなる日がやってきます。
昨日まで洋服を着せてくれていたお母さんが、ある日突然、自分で着なさいと言われるようになったり。。。
親の立場から見ると、しつけをすることで子供を自立させようとしたり、教育しているのですが、子供にはその事情は分かりません。

ですので、その欲求を飲み込んだり、我慢したりする場合があります。
そして我慢して、一人で洋服を着ると褒めてもらえ、褒めてもらえることで、こうやると愛してもらえるんだと感じるようになったりします。

また自分の下に弟妹が産まれたりすると必然的に我慢が芽生えます。
親から「お姉ちゃんでしょ?」と言われたりすることで我慢する場合もありますし、上の兄姉は下の弟妹を本能的に守りたいと思ったり愛おしいと思います。
そして、今まで自分が両親からもらっていた愛情を下の子にも等しくあげたいと思うのです。
あげるためには自分が我慢すれば自分に注いでもらっていた愛情の分も下の弟妹に分けられると思うのですね。
そうやってうまれる我慢のパターンもあります。

ここまでの書いたものを見て、いるかさん自身の中で思い当たることやピンとくるものはあったでしょうか?
「我慢」のルーツは千差万別なので、いるかさんの我慢がどこからうまれたのかを知ることがまずは第一歩なのではないかと思います。

小さい頃を思い返してみたり、ご両親にご自分の小さい頃の話を聞いてみるのもいいかもしれません。
またお話することで過去の記憶を思い出したりするので、カウンセリングなどでそのルーツを探っていくのもいいと思いますよ。

私たちで良ければいつでもお話を伺わせてくださいね。
いるかさんの我慢が解放され、安心して、彼と幸せな家庭を築けるよう応援しています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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