「あなたは、何のために働いていますか?」という質問に、「お金のため」と答える人は多いようです。
もちろん、そうだと思います。
労働の対価として、私たちはお金を手に入れます。
その手に入れたお金によって、何を手に入れるのか?というのは、私たちが幸せに生きていくためには、大切なポイントになるかもしれませんね。
上記の質問に対して、「やりがい」「充実感」と答える人もいらっしゃいます。
やりがいや、充実感を感じながらお仕事している人は、イキイキしておられます。
そうはいっても、そのやりがいや、充実感は感じるけれど、収入が低い場合、お仕事とは別のところで不便を感じることもあるようです。
ただ、やりがいや充実感を、お仕事から得ていると、生活面での不便さは、「苦にならない」とおっしゃる人も多いですね。
苦にならないわけですから、やりがいや充実感を感じるためにお仕事をするというのは、これもまた私たちが幸せに生きていくためのポイントかもしれません。
何を感じるか?で、人生の幸福度は変わります。
ポジティブな感情を感じていると、幸福度は上がります。
反対に、ネガティブな感情を感じていると、幸福度は下がります。
多くの人は、大人になれば、何らかの仕事をすることになります。
会社に勤める人もいれば、起業する人もいます。
先祖代々続く家業を継ぐ人もいらっしゃるでしょう。
自分の才能を表現する表現者というのも、お仕事ですね。
また、対価を得るわけではないけれど、家事や育児というのも、仕事であるという考え方もあります。
そのお仕事を何のためにしているのか?
改めて考えてみると、幸福感を増すことがあります。
お金を得るためというのは、大切なことです。
そのお金を得たことによって、どんな感情を感じているでしょうか?
極端な話し、得たお金がすべて生活に必要なものに消えていったとしても、その生活を共にする人がいるのであれば、幸福と感じるでしょう。
反対に、人がうらやむくらいにお金をたくさん得ている人であっても、心を通わせる人がだれ一人いない場合、幸福と感じていないこともあります。
働らく上で、どんな感情を感じているのか?
その感情を共有する人がいるのか?
これが、働くことへの意欲につながるのではないかと思います。
他の人からみると、「大変なお仕事だね」というようなお仕事であっても、意気揚々と働いている人がいます。
それは、その人がそのお仕事をすることによって、得る感情がきっと素晴らしいものなのでしょうね。
その素晴らしい感情を感じるために働いているのであれば、仕事に対するモチベーションが上がります。
その結果、肉体的には疲れるでしょうが、心の疲れはほとんどなくなるのかもしれません。
お金のために働いているという人も、そのお金で何をするのか?誰と分かち合うのか?が大切なのかもしれません。
お金は物質ですので、単にそこにあるというだけです。
ですが、そのお金を使って、どんな感情を感じるのか?
そこを、改めて探してみてください。
お金を使って得られる感情がポジティブなものであれば、幸福度は上がってきます。
どうやら私たちは、お金がなければ生活していくことが困難になりますが、お金だけでは幸せになれないようなのです。
一日の大半を費やす、働くということに対して、どんな感情を感じているのか?は、私たちの人生での幸福度に大きく影響しているのです。