結婚したいのかどうか分らない・・・

理由は私を幸せにする自信がないというのと、
仕事や家の事が大変だという事でした。

あまりにも突然だったので、何とか彼を説得し、
とりあえずは「考えてみる」という事ですが、
一応お別れしてきました。

別れた時は未練でいっぱいで、ヨリを戻したい気持ちでしたが、
今はこのまま彼の事を忘れたほうがいいのかなと思っています。

と言うのは、お互い結婚を考えてお付き合いをしていました。
彼と結婚するんだ！という気持ちだったんですが、
心の奥底ではそれを望んでいなかったのかもしれません。

ウチの両親は不仲です。小さい頃は父から暴力を受け、母からは
毎日のように父の悪口を聞かされ続けました。
そんな両親を見ていると、結婚することが幸せなのか？と思わずにいられません。ちなみに母親は未だに父の悪口を言っています。お互いいい加減、歳なんだし許してあげれば？と思うのですが、許せないようです。

彼とヨリを戻して、結婚したいという気持ちもありますが、
このまま彼を忘れて一人でいた方がいいのかなという気持ちもあります。

彼も結婚に対して良いイメージがなく、結婚するデメリットの方が大きいと言ってました。結婚するのがリスクだと。何となく私もそれは感じます。

このままでは「結婚したい！」気持ちになれなくて、
一生独身なんじゃないのかな？と思ってしまいます。
どうすれば良いでしょうか？

2年近くお付き合いされた彼との突然のお別れは、本当につらかったですね。
ご相談メールを読ませていただいていて、sakiさんが、一生懸命彼と向き合い、
最善を尽くされたことを深く感じました。

彼は、sakiさんにとって、とっても大切な人だったのですね。
それだけに、sakiさんがこの経験から、たくさんプラスの意味を受け取って、
人生をもっと幸せにしていかれるようにと、応援したい気持ちで一杯です。

では、彼とのこと、これからのこと、一緒に考えさせてくださいね。

とてもつらいことでしたが、今の彼は色々な事情があってsakiさんとお別れしたいと
思っているのですね。
それをsakiさんは、話し合った上で、受け入れてあげたのですね。
大人として、とてもりっぱだと思います。

勇気をもって、一度リセットすることは、2人にとって、
もっと大きな幸せへの近道になるのではないかと思いますよ。

未練が一杯で、この関係や、今まで通りの付き合い方にしがみついている間は
気付かなかったり、分からなかったりすることがあるのではないでしょうか。
でも、心理的にこの関係を手放して、少し離れたところから見てみると、
はっと気付いたり、よく理解できたりすることが、たくさんあると思いますよ。

sakiさんが勇気を持って受け入れてあげたとおり、彼やこの出会いに感謝の気持ちを
深く感じながら手放していくこと、それは大切なことですね。

ところで、sakiさんも彼も、結婚やパートナーシップに対してネガティブなイメージを
持っていらっしゃるのですね。
ということは、お2人とも自分自身の中に、
愛されるにふさわしい幸せな女性・幸せな男性の部分を十分感じられなかったり、
パートナーを無邪気に愛せるような平和な心を十分感じられなかったりするのかも
しれません。

一度彼がお別れを決めたということは、もしかしたら、
お2人とも心の中で、男として、女として十分ではない自分を感じていて、
このままにしておくと、2人の関係がうまくいかなくなってしまう・・・
大切な人なだけに絶対に傷つけたくはない、今の自分にはもう無理・・・
そんな感覚が高まってきていたのかもしれませんね。
親密になっていくほど、こうした恐れを強く感じるようになるといいますから。

sakiさんが、「心の奥底ではそれを望んでいなかったのかもしれません。」
とおっしゃっているのは、そんな心境を表してくださっているのでしょうか？
彼の「結婚するデメリットの方が大きい」「結婚するのがリスクだ」という言葉も、
そんな心境を表した言葉なのでしょうか？

> このままでは「結婚したい！」気持ちになれなくて、
> 一生独身なんじゃないのかな？と思ってしまいます。

そうですね。絶望感が一杯になってきてしまいますね。

今のsakiさんにお勧めしたいのは、まずsakiさんの中に、
愛されるにふさわしい女性の部分を取り戻されること、
無邪気に人やパートナーを愛せる平和な心を取り戻されることです。
完璧じゃなくても、そうなりたい、なれそうな気がする、
と感じていただけたらなあと思います。

これらは、お父さん、お母さんとの関係を、心の中でだけでもいいので
見直していくことで、もう一度取り戻すことができる場合が多いようです。
あるいは、自分の望むとおりに一から育てていくこともできるでしょう。

例えば、不仲としか見えなかった両親を理解し直したとき、
実は、両親は愛し合っていたのかもしれない・・・と感じられたとしたら、
sakiさんの中にも、愛されるにふさわしい女性のイメージを取り戻せるかもしれません。

暴力を振るう人としか見えていなかったお父さんが、
実はsakiさんのことをかわいくてたまらなくて、
どう接していいか分からなかったのかもしれない・・・と感じられたとしたら
sakiさんは、もっと男性の愛を信頼してみたくなるかもしれません。

もしそれが実現したら、気持ちが吹っ切れて楽になり、新しくなることでしょう。
そのとき、もう一度彼に向き合いたくなるかもしれませんし、
これまでとは少し違った、心から望むパートナーシップに向かっていきたくなるかも
しれません。

sakiさんの幸せへのお手伝いを、私たちは電話や面談のカウンセリングでも
させていただいておりますので、よろしかったらぜひお役立てくださいね。

ご相談、誠にありがとうございました。

黒石久美子