結婚をやめるべきでしょうか?

相談者名
そら
始めまして。
結婚問題についてですがよろしくお願い致します。
彼と付き合って10年になりますが、彼の転勤を機に、お互いの両親の了解を得て、1年後を目安に結婚するつもりで同棲をしていました。
私の仕事と金銭的な事で、直ぐに結婚はしなかったのですが、同棲直後に私が癌を患い、入院、手術と続き結婚どころではなくなり、幸い初期でしたが患部が大きかった為、後2年は子供も作れず、何かあれば、直ぐに処置をとらなければいけない状態です。
人より出血し易い体質の為、検査切開でさえ大出血をして、彼が前面的にサポートしてくれた事で二人の絆は増しましたが、彼の両親は、私がこんな状態でも結婚の事しか頭に無く、いつするのかばかり彼に問い詰め、私の体が回復してからだと言っても納得できなようで、その後私は、別の病気を患い、その時に彼は隠していましたが、彼の父が農業を継ぐ為に今すぐ帰郷して欲しいと強要している事実、兼業農家をしている事を1週間前に偶然知りました。
彼のお母さんも、趣味でしていると言っていたし、家庭菜園と思っていました。
お小遣い程度にしかならない農家で、その為に彼に仕事を辞めてまで帰れと命令する気持ちが分からないし、私の体の事など、全く考慮されず結婚と農家の事だけを考え、彼が農家を継がないとお父さんに言えなかったのは、お父さんのお母さんに対する家庭内暴力を恐れていた為で、気に障れば、お母さんに怪我を負わせたり、物も頻繁に壊すそうです。
私は、DVの事は、以前に彼から聞いていたので、彼も同居も、近くに住むつもりもなかったのですが、最近は近くに住めと言っているそうです。
一度彼の両親と話がしたいので、彼の実家に連れて行って欲しいと言ったのですが、親父が暴れるのが分かっていて危険だから連れて行けないといわれ、彼が農家を継がないことを言えば、勘当されるのは間違いなく、それ以上に、お母さんに被害が及ばないか不安で、話し合いを躊躇ってはいますが、話に行くといっています。
勘当されても、老後の面倒はみるつもりでいるみたいですが、私は彼を愛していますので、彼が、勘当されて私を取ることが望ましいのか悩んでいます。
なにより、大病を患った者に思いやりのかけらもない人間性が全く理解できず、幸い彼は、私の体を何より考えて、家事も協力してくれて、大切にしてくれます。
でも結婚は、家同士の事なので悩んでいます。
カウンセラー
田中三知代
そらさん。初めまして。田中三知代と申します。
この度はご相談いただきありがとうございます。

そらさんが、少しでも楽になって、幸せに向かうお手伝いが出来れば
嬉しいと思います。どうぞ、よろしくお願いしますね。

まずは、この1年ぐらい、とっても大変でしたね。
まだまだ、治療に予断を許せない状況が続いておられるのですものね。
ご自身でも、病気を知られたときに、非常にショックを受けられたのでは無いですか?

驚き、不安、恐怖、絶望感、でも負けられないという思い。
彼に対しての、申し訳ないという気持ち。
本当にいろんな感情が出てきたのではないでしょか?

結婚を目の前にして、一番、残念な気持ちをもたれたのは
そらさんご自身であったのではないか?と思います。
また「私のせいで・・・」と少なからず、ご自身を責めてこられた部分も
あったのではないでしょうか?

本当に大変でしたね。

がんの治療としうのは、とてもしんどいものだと聞いたことがあります。
抗がん剤の治療では、吐き気に見舞われて、起き上がることも出来ずに
寝ていることさえもしんどいのだけど、どうすることもできず
治療をし続けることが、とてもつらいことの繰り返しだと聞きました。

たくさん痛かったのではないですか?
たくさんがまんを乗り越えてこられたのではないですか?
乗り越えていくためには、がまんづよく、明るいところを見続けていく
力が必要となると思います。
これだけの事を越えてこられたそらさんは、本当にすごいと思いました。

また、10年と言う月日を一緒に過ごしてこられた絆が有ったとはいえ
彼の看病の中での献身は、そらさんにとっても、とても心強く感じておられたのでしょうね。
お二人の絆の美しさは、すばらしいなと感動しました。

10年の間、どちらが頑張ったと言うわけではなく、お2人が
力を合わせて創ってこられた歴史が、どれだけすばらしいのか?
お互いがお互いの努力で、信頼し合えるような関係を築いてこられたのでしょうね。
10年という時間は、こうして書くと1言ですが、その中身は
当事者以外には、とても解らない葛藤や苦労をも乗り越えてこられた
10年の月日であるとも思います。

今回のそらさんのご病気について、お2人の絆が強まったと書いてくださっていますが

だからこそ、今回の彼のご両親との出来事は、お辛いものになるのではないか?
と、感じましたがいかがでしょうか?

>彼の両親は、私がこんな状態でも結婚の事しか頭に無く、いつするのかばかり彼に問い詰め、
>私の体が回復してからだと言っても納得できなようで、その後私は、
>別の病気を患い、その時に彼は隠していましたが、彼の父が農業を継ぐ為に
>今すぐ帰郷して欲しいと強要している事実、兼業農家をしている事を1週間前に偶然知りました。
>彼のお母さんも、趣味でしていると言っていたし、家庭菜園と思っていました。
>お小遣い程度にしかならない農家で、その為に彼に仕事を辞めてまで帰れと
>命令する気持ちが分からないし、私の体の事など、全く考慮されず
>結婚と農家の事だけを考え、彼が農家を継がないとお父さんに言えなかったのは、
>お父さんのお母さんに対する家庭内暴力を恐れていた為で、気に障れば、
>お母さんに怪我を負わせたり、物も頻繁に壊すそうです。

今まで、ご自身が、知らずに過ごしてきたこともショックを受けられたのではないかと思います。
彼もご両親に何度と無く、そらさんの体調の事伝えてこられたのでしょうね。
言っても言っても解ってもらえないというのは、とても悲しいものがありますよね。

しかし、お父さんは、どうしてそこまで農家にこだわってこられているのでしょう?
そうして、この継ぐかどうかの問題は、今始まったことでもなく、彼もきっと小さいころから、
農家を継ぐべしとお父さんに散々言われて育ってこられたんだろうと思います。
お父さんご自身も、あまり農家での収入が無いのは、ご自身も
解っていらっしゃると思いますが、それでも続けてこらてたわけは何かあるのでしょうか?
たとえば・・・先祖代々受け継いだ土地であったり、お家の名前であったり、歴史であったり
とても重いしがらみを、背負って生きてこられたかも?しれませんね。

だからと言って、彼が農家を継ぐべきだ!と言うことではなく。
お父さんが、そこに「なぜこだわるのか?」を理解していくことで
この問題に向き合うきっかけにできればと思いました。

また、この10年間、結婚することも継ぐことも、それほどは言われてこなかったのに

ここへ来て、急いで継ぐようにとおっしゃってるのは、何か理由があるのでしょうか?

お母さんへの暴力もご心配ですね。
彼も小さいころから心を痛めてこられたんでしょうね

>勘当されても、老後の面倒はみるつもりでいるみたいですが、
>私は彼を愛していますので、彼が、勘当されて私を取ることが望ましいのか悩んでいます。
>なにより、大病を患った者に思いやりのかけらもない人間性が全く理解できず、
>幸い彼は、私の体を何より考えて、家事も協力してくれて、大切にしてくれます。
>でも結婚は、家同士の事なので悩んでいます。

そうですね。たしかに・・・そらさんが書いてくださっているように、
結婚は、個人同士の問題だけではなく
それぞれの家族。直接的には、両家の両親との関係性も
見てみぬ振りは出来ないものとなっていきますものね。

だけど、もし、このことが原因で、彼と別れてしまうことになったとしたら
彼は、どんな風に感じられてしまうでしょう?

そらさんんが去って行ってしまわれたら、彼は、ご両親のために
おひとりで、農家を継がれるのでしょうか?そうして彼は幸せでしょうか?

結婚は、たしかに、家同士の「部分」もあります。
しかし、2人が結婚をして人生を一緒に楽しむパートナーとなることが
一番、重要なことだと私は、思います。
「家」が結婚するのではなくて、まず、2人が結婚するのではないでしょうか?

何より、彼は、ご両親と仲たがいをしててでも、そらさんと一緒に居たいと考えていらっしゃるのですよね?
それだけ、かけがえがなくて、そうして大切な存在だと感じていらっしゃるのですよね?

そうして、こんなつらい時だからこそ、一緒に居てほしいと思うのは
誰よりも、大切なそらさんでは無いか?と感じるのですが、いかがでしょうか?

確かに・・・ご両親の心情は、今現時点では、理解しがたいものになっていますよね?

しかし、まずは、お2人で幸せになることを目指していかれて、その後に、2人で
ご両親を理解して、分かり合っていけるように取り組むことも出来るのではないかな
と思います。

少し時間はかかると思います。
お母さまの事もご心配だとは思うのですが
「危険だと感じたら、迎えにいくから、いつでも連絡をしてきてね」と声をかけておかれてはいかがでしょうか?

何よりも、彼とそらさんとのお2人の絆に自信をもって、進んでいただきたいなと感じました。
そうして、今までよりも、更に一緒に考えて、一緒に差さえあって、一緒に乗り越えて行ける
そんな人生を、少しづつ進んでいかれているようにも感じます。

どうぞ、信じて進んでいただきたいと思います。
もし、お一人で抱えきれないときには、お手伝いさせていただきたいと思いますので
よろしければ、お電話お待ちしておりますね。

お2人のお幸せを、心からお祈りしています。応援していますね。

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