こんにちは、けんたさん。 ご相談ありがとうございます。 はじめまして、源河です。結婚というと、男性にとっては「責任」の二文字が真っ先に頭をよぎりますよね。 今のお気持ちとしては、とても重苦しい感じなんじゃないでしょうか。 選択を迫られて、なおかつそこに重責がかかっていると、 私たちはそこから逃げ出したくなりますよね。 葛藤の中で、いっそのこと弾き飛ばされたい、といった風に。 > 10ヶ月間付き合った女性が妊娠し、結婚することになっていました。 > 付き合ってから6ヶ月目ぐらいから彼女から結婚の意志を聞かれずっと悩んでいました。 > 正直言って彼女を本気で愛してはいなかったと思います。 にも関わらず、婚約をしてしまったんですね。 このときから、けんたさんの葛藤が強さを増していたんじゃないでしょうか。 決めたものの、やっぱり・・・という気持ち。 でも、そのことを彼女に伝えきれていなかったんですね。 問題は、そこにあるように思います。 > そういった中新たな女性と遠距離ですが知り合いました。遠距離ということもあってか、生まれて初めて自分から結婚したいと思える女性に会ったとおもいました。 この時点でも、今おつきあいをされている彼女には本当のことを打ち明けることができなかったんですね。 まぁ、どちらかというとそんなすぐに気が変わったとか、ほかに好きな人ができたと、 告白できませんよね。 ここでも、さらに葛藤は度を増したはずです。 > しかし、その3週間後、今の彼女が妊娠したと言って来ました。そのころは非常にケンカも多く別れようと思っていた矢先でした。 > しかし、彼女を傷付けたくないとおもい結婚に承諾しました。 > しかし、今になりどうしても自分の気持ちにうそはつけないという強い思いがあります。 ここで、「責任」について少しお話させてくださいね。 私たちは、誰かに対して、相手に対して、”責任をとる”ということをよく言います。 でも、お気づきのようにどんなに彼女のためを思ってそうしようとしたとしても、 自分の気持ちにはうそはつけないんですね。 ここでは、けんたさんは”自分自身の気持ちや人生に対して責任をとる”必要があります。 彼女を傷つけたくない、一見彼女のことを思いやっているように感じますが、 そうではありませんよね。 彼女を傷つけることで、自分自身が罪悪感を感じたり、責められたりすることから逃げているに過ぎません。 嘘は嘘を生み、結局自分を窮地に追い込んでしまう・・・ そして最後には彼女を責めてしまうことになってしまうかもしれない・・・ > とてもいい人なのですが、恋愛感情はまったくありません。 > まだ中絶できる期間ですが、傷つけることを思うと言い出せません。 > しかし、このままではお互いに不幸になるのではないかと不安になります。 > このままでは今年中に結婚する予定です。 今、けんたさんにできることは、感じていることや思っていることなどを、 正直に彼女に伝えることです。 もちろん、彼女は傷つくでしょう。 でも、それでも今目の前の状況から逃げてしまえば、必ず後でなんとかしなければならない時期が遅かれ早かれやってきます。 そうすれば、今彼女にすべてを伝えるよりも、もっと傷つけることになってしまうんです。 もちろん、けんたさん自身の傷やリスクも大きくなりますよね。 私たちは、自分だけでいろいろと思い悩んだり、葛藤しているうちに、 なにがなんだか訳がかわらなくなってきます。 自分の正直な気持ちや、本当はどうしたいのかさえ、見失ってしまうんです。 もしかしたら、けんたさんは本当は彼女との結婚を望んでいるのかもしれないし、 新たに出会った彼女を選んでいるかもしれない・・・ どちらにしても、現実的に物事を前進させていくには、コミュニケーションは避けては通れません。 そして、コミュニケーションを通じて、実際どうしていくのが一番いいのか?や、 自分がどうしたいのか?が見えてくるんですね。 「こうしよう!」という方向性が自分の中で決まれば、 そこに向けてなんとかしていこうという気持ちが生まれます。 きっと、けんたさんはすべてが迷いの中で、決断し切れていない状態なんじゃないでしょうか。 まずは、誠心誠意をもって、彼女に向き合うことを選んでみてください。 そこで、彼女がどんな反応をするのかを恐れていては、けんたさんはいつまでたっても、 自身の人生を自分の思った方向に舵をとっていくことが出来なくなってしまいます。 今年中に結婚することになっているなら、尚のことでしょう。 勇気をもってくださいね。 また、どうしても決めきれないときや、迷いや葛藤が拭いきれないときには、 ぜひカウンセリングをご活用くださいね。 |