旦那との性生活のペースが合いません。

相談者名
chokokia
東京在住の、お付き合い期間が5年、結婚してからそろそろ1年、まだ式をあげていない夫婦の妻(27)です。旦那は34歳です。

旦那に対して、性生活、スキンシップ等以外での不満はさほどありません。
趣味も合うし、土日はよく一緒に出かけるし、一緒のベッドで寝てもいます。
旦那もその辺りに関しては、基本私に対する不満は無いようです。

問題の性生活ですが、旦那の性欲の周期?は、週に一回程度、それも出来なければしなくても特に大丈夫という、少し淡白な人です。(性欲が無い訳ではないみたいです)
私は多分性欲が強い方で、出来るなら週2.3回(求められればもっとあっても大丈夫)、どうしても難しくても、週1は絶対して欲しいというタイプです。(相手がひどい体調不良等で、物理的に不可能なら我慢できます)

今までも何度かこの件で喧嘩、話し合いをしたのですが、毎回同じ答えで、私は出来るだけ我慢をする、旦那は出来るだけ私の求めることに応じる(でもできない時はできないと言います)、となり、結局私が我慢をするしかない状況です。
旦那なりに考えてくれてるのかもしれませんが、私からみれば、何にも改善されてないように思います。

したい欲求が強いので、基本的に私から誘っていることが多いですが、受け入れてくれる時もあれば、拒否されることもあり、それならば誘って欲しいと願うも、したくない時に義務的にセックスをするのは嫌だと言います。
私に、週一回必ずできればそれで満足なのか?俺がしたいと思っていない、義務的なセックスでもいいのか?と言われてしまい、それ以上反論することもできません。

誘って断られるとどうしようもなく辛くなり、そろそろしてもらえるかという時に放置されるとこれもかなり辛く、不安定になり泣いてしまったり、文句を言ってしまったりしてしまいます。。
この私が泣く状況が、旦那にとってはかなり不快であり、面倒であり、なぜそうなるのか、理解ができないようです。なので、慰めてくれることもなく、抱きしめてくれることもなく、一層私の辛さが募って、泣くばかりになってしまいます。

私も泣きたいわけではないし、こんな風に我慢がしきれない自分が嫌で、なんとか改善したいとは思っていますが、これ以上どうしたらいいのかわからなくなって、相談メールを致しました。

カウンセラー
三島桃子
chokokiaさん、初めまして。今回担当させていただく三島桃子と申します。どうぞよ
ろしくお願いいたします。

性生活のペースが合わないということは、求める回数が多い方としては不満が募りま
すし、少ない側としては「応じられなくて申し訳ない」という罪悪感を感じてしまい
ます。結果的に気持ちがすれ違う、ということにもなりかねませんので、夫婦にとっ
ては大切な問題ですよね。

chokokiaさんは、誘って応じてもらえないと辛くなる、そろそろと思っているのに何
もないと非常に辛くなり、文句を言ってしまったり、泣いてしまったり、ということ
になるようですね。

この辺りに、ひとつヒントが隠されているように思います。

セックスを求めているのに応じてもらえない、という時、私たちは残念な気持ちにな
ります。でも、基本的なところで気持ちが安定していれば、残念だけど相手の都合も
あるし、まあいいか、とそれなりに折り合いをつけるわけです。

応じてもらえない時にとても心が辛くなり、泣いてしまうこともある、という状況に
なるのは、もともと心のどこかに「自分には愛される価値がない」というような気持
ちが隠れているのかもしれません。

こういった気持ちはあまり感じたくないものなので、日常的には抑圧され、自分でも
感じない状態になっていることも多いのですが、抑圧して隠していても、なくなるこ
とはありません。そして、何かのきっかけて心の底から浮き上がってくることは珍し
くはありません。

chokokiaさんの場合はセックスに応じてもらえないことがそのきっかけになっている
のかもしれません。

セックスが成り立ったときには、「夫に受け入れてもらえた、よかった、私にも愛さ
れる価値はあるんだ」と心のどこかでほっとする、でも、根っこのところで「私には
愛される価値がない」という思い込みがあると、時間が経つにつれ不安が募ってき
て、セックスをすることで「自分には愛される価値がある」と確認したくなるのでは
ないかと思います。

これはセックスに依存しているような状態です。お酒を飲むと気分がよくなる、飲ま
ないと嫌な気分が続く、だから飲みたくなる、というのとよく似ています。

ちなみに、「自分には愛される価値がない」というのは、確実に「誤解」です。真実
ではありません。この世に愛される価値のない人は一人もいません。

ただ、自分では誤解だということはなかなかわからないものです。

この誤解がchokokiaさんにあるとしてら、そこにはどんな事情があったのでしょう
か。こういったケースでは、子どもの頃に親に愛されていると実感できないような状
況を経験していることが多いのですが、chokokiaさんは親御さんとの関係はどうでし
たか?

もし親子関係、あるいはその他の人間関係で傷つき、その傷が癒えていない感じがあ
るようでしたら、その辺りをカウンセリングなどでケアしていくことで、心がしっか
り安定し、セックスに依存するということはなくなっていくと思います。

心が安定した状態でご主人と向き合えた時、一回一回の性行為がとても充実します。
本当の愛の交歓になります。それはとっても素敵なことですよ!

抑圧している部分は自分でも感じにくくなっていますので、急に「親子関係」と言わ
れてもピンとこないかもしれませんが、「親子関係か~もし何かあったとしたら何だ
ろうな~」と心の中で転がすようにしておくと、ふっと思い当たることが浮かんでき
たりします。

また、カウンセラーとあれこれ話しているうちに、「そういえば…」と思い出したり
もしますので、初回無料の電話カウンセリングなどもお気軽にご利用いただければと
思います。

性生活のことは、なかなか相談しづらいことです。勇気を出してこちらに相談してい
ただいたのだと思います。その勇気があれば、きっとご自分の課題を解決する方向に
進んでいけると思いますよ!

ご相談ありがとうございました。

三島桃子

この記事を書いたカウンセラー

About Author

退会しました。