将来に対する不安

相談者名
うさぎ
わたしは現在大学2年です。いろんなが長続きしないことで悩んでいます。教師になりたく大学で数学の専門を学びながら、教職過程をとってます。部活(オーケストラ)やボランティア、アルバイトしながら生活してます。ボランティアは教職の役に立つと思い、自分からボランティア先の学校を探し週一で通いはじめたのに、今日サボってしまいました。理由はだるいとかです。今回が初ではなく、前にも仮病を使ってサボってしまいました。ボランティアなので強制もなく、怒られることはないのですが、こんな意志が弱い人が教師になれるのか不安です。いままでも、部活などもやっていたけど、3年くらいでまた部活を変えたり、アルバイトも3ヶ月しか続きません。自分の意思の弱さや飽きやすい性格では、教師にはなれないのかもしれません。かといって、自分に対してそんなに自信がなく、特にやりたいこともありません。なぜ教員になりたいのかというのも数学が好きなだけです。中学高校とまじめで優秀な生徒だったはずなのに、いまでは堕落しています。こんな未熟なひとでは教員でだけじゃなく、就職してと続かないかと不安です。長続きしない、サボり癖をどうにかしてなくしたいです。
カウンセラー
松尾たか
うさぎさん、ご相談ありがとうございます。
今回、うさぎさんのご相談を担当させていただく松尾たかです。 どうぞよろしくお願いいたします。

うさぎさんは、勉強に部活、ボランティア、アルバイトといろんなことをやっていらっしゃる
バイタリティに溢れる頑張りやさんとお見受けします。
ただ、ご自身では、何をやっても長続きしない、サボり癖がある、意志が弱いダメな子ちゃんと感じておられるようですね。
そんなふうに自分のことを思っているとしたら、それは重苦しい気持ちでいっぱいではないでしょうか。その気分が少しでもラクになるよう書かせていただきますね。

うさぎさんは頑張り屋さんとお伝えしましたが、小さい頃からずっと頑張ってきたのではありませんか。たとえば、こんな人になりたい! その目標のためには、これをしなきゃ、あれをしなきゃ、と自分に課してきたものがたくさんあるかもしれません。
あるいは、誰かのためにこうしなきゃ、ああしておかなきゃと、すごく気を遣ってきたり、
誰かに認めてもらうために、これをしよう、あれをしよう、と思ったのかもしれません。

中学高校とまじめで優秀な生徒だったとありますから、どれほどいろんなことを頑張ってきたのでしょうか。
もしかすると、のんびりしたり、ゆっくりしたり、遊んだり、楽しんだりすることもあまりせずに、ずっと気を張っていたのではありませんか。そうだとすると、今は少し疲れてしまっているのかもしれませんね。

うさぎさんは、物事に意欲的に取り組む方ですが、本当にそれを好きでやりたいと思っているというよりは、それをやっておくと役に立つからとか、それをしておくほうがメリットがあると考えるのが先になっているように私は感じます。

もちろん、役に立つから、メリットがあるからと考えて何かを始めても全然構わないのですが、そこに楽しいや好きがなければ長続きはしにくいですよね。 たとえ続けていても、
だんだん苦痛に感じるときも出てきます。 今はそんな状況のように思います。

だから、うさぎさんは、決して堕落しているわけでも、サボり癖があるわけでもなく、
ただ、~しなければいけない、~したほうがいいということだけでは気持ちがついていかなくなっているのだと思います。

本当に堕落していたり、サボり癖がある人なら、きっとこんなには悩みませんし、自分自身にダメ出しはしないはずです。

うさぎさんの中には、「人はこうあるべき、こうでなきゃいけない」という思いやイメージがあり、そのために今まで頑張ってきたのですが、実は気がつかないうちに無理をし過ぎて、気持ちの張りがプツンと切れてしまったのだと思います。 ずっと頑張ってきて、疲れが溜まっていたら、それはだるいと感じます。

今まで、時間を目いっぱい使って、あれやこれやと活動をしていたなら、今は、とりあえず、ゆっくり・のんびりしてみることをおススメします。
そして、うさぎさんが本当に好きなことや楽しいことだけをしてみることをおススメします。
数学がお好きとのことですから、数学にどっぷり浸ってみるのもいいでしょう。
好きなことをしている時は、どれだけ時間を使っても疲れないし、心がワクワクしますよね。
そんな時間をとってみてください。楽しむ時間をたっぷり自分に与えてあげてくださいね。
そうすることで、気力や活力がまた湧いてくると思います。

どうしていいかよくわからないと感じることがあれば、一人で頑張ることはありませんから、
私たちカウンセラーを頼ってみてくださいね。

うさぎさんが、イキイキとやりたいことや好きなことをして、心地よい毎日を過ごせるように
願っています。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自己否定、自己嫌悪、疎外感、自己肯定を得意とする。「その方の心に寄り添い、一番の味方でいること(安心感)」をモットーに、わかりやすい言葉で恋愛問題や対人・自己との関係を紐解き、改善・生き易さへと導いている。  東南アジア2カ国での生活経験もあり、国や文化の違いについても造詣が深い。