自分の意見・行動に自信が持ちたい

相談者名
ぺるしゃ
私は、人のネガティブな言葉に影響を受けやすいです。
特に、私を良く思っていない人の、私への悪口や嫌味に反応してしまいます。
認知療法に取り組んでいますが、無意識の部分で自分が悪い・間違っているという気持ちが根づいているように思います。
自分が間違っているという気持ちがあるせいか、他人からの陰口や攻撃を恐れてか、自分が幸せになること・楽しむこと・成功することへの恐れや抑圧もあるような気がします。

他人から非難をされても強い意志を持って行動できる人や、批判されても防衛的にならず、論理的に穏やかに反論できる人はどんな心理を持っているのでしょうか。
理不尽な意見や悪口には、それはおかしいと思えるようになれたり、堂々と自分の意見・気持ちを言えるようになりたいです。
アドバイスお願いします。

カウンセラー
小倉健太郎
ぺるしゃさん、はじめまして。
担当をさせて頂きます、小倉健太郎と申します。

ぺるしゃさんは、心が強いですね。
どんな状況であれ、自分を正当化して、「私は間違っていない。」と思う事は可能だと思うんです。
でも、ぺるしゃさんは、そんなふうに自分を誤魔化すのではなく、素直に自分が間違っていると感じておられ、自分を変えようとされている。
それは、心が強い人しか出来ない事だと思います。

そんなぺるしゃさんにアドバイスをするのであれば、
「どんな自分になれたら、自分の事を好きになれるか考えてみましょう。」
です。

これに関して、少し説明させて下さいね。
まず、ぺるしゃさんが今辛いのは、ぺるしゃさん自身は、周りの人からの悪口や嫌味を言うからだと考えておられますよね?
でも、それは本当の事でしょうか?

例えば、髪の毛が薄くそれを気にしている人に対して、「禿げ」と言ったら、言われた相手はきっと傷つくと思うんです。
けれども、もしも本人が気にせず、「髪の毛が薄いくらいなんだ。そんな小さな事どうでもいいじゃないか。」と思っているのであれば、
他人から、「禿げ」と言われても傷つかないだろうという事はわかりますか?

同じように、「デブ」という言葉も、それを言われて傷つく人がいたとしたらそれは、実際に太っているかどうかではなく、
本人が自分の体型を気にしているかどうかだと思うんです。

同じように、ぺるしゃさんが、悪口や嫌味を言われて傷つくのは、そもそも、今の自分のなんらかを”ぺるしゃさん自身が”嫌っているからだと思うんですね。
だから、ぺるしゃさんが書いてくれたように、

>他人から非難をされても強い意志を持って行動できる人や、批判されても防衛的にならず、論理的に穏やかに反論できる人はどんな心理を持っているのでしょうか。
>理不尽な意見や悪口には、それはおかしいと思えるようになれたり、堂々と自分の意見・気持ちを言えるようになりたいです。

こんな人になる為には、ぺるしゃさん自身が、自分の事を大好きと思えるような、自分になることが大切だと思います。
自分が自分の事を本当に好きになれれば、非難や批判をされても、気持ちを穏やかに保つことが出来て、堂々と反論も出来るどころか、きっとニコニコとしながら、「なんでこの人達は、こんな事を言うのかしら?」と涼しい顔をしていられるでしょう。

そして、嫌味や悪口を言っても、当の本人が涼しい顔をしているのであれば、それは嫌味でも悪口でも無くなってしまうので、周囲の人も、ぺるしゃさんにあれこれ言う事は自然と減っていくと思います。

でも、ここで間違えていけないのは、自分を好きになるというのは、「今のままの自分を好きになりなさい」と言うのとは違います。
大切なのは、「ありのままの自分に戻ろう。」です。

私達はみんな、本来の自分と言うのが、とても大好きなようです。
そして、本来の自分でなくなることが、幸せとかけ離れ、自分を嫌いになる(自己嫌悪)の原因になるようです。

なので、ぺるしゃさんにとって、ありのままの、本来の自分とはいったいどんな自分なのか?
それを徹底的に考えてみて欲しいのです。

ぺるしゃさんにとって、心から活き活きと出来て、誰かから批判や嫌味を言われても、
「だってこれがわたしなんだもーん。仕方ないじゃない!」と、堂々と言えるぐらい、自分を好きになれる(自己肯定)自分とは、いったいどんな自分なのでしょう?

もしも、それがピンと来ないようであれば、
小さい頃の記憶をたどって、自分の事を大好きと思えたのは、いつ、どんな事をしていた時かを考えてみるのもヒントになるかもしれません。

もっと言うのであれば、どうせ何をしていても、批判や悪口を言う人と言うのはいるんだと思います。
だったら、そんな人の言う事を気にして、自分を制限するのではなく、思いっきり自分の好きな事を好きなようにしてみませんか?

これが、私のアドバイスです。
ぺるしゃさんが、他人の意見に振り回されず、思いきり人生を謳歌できるようになる事をお祈りいたしますね。

今回は、ご相談本当にありがとうございました。
何かしらの参考になりましたら幸いです。

小倉健太郎

この記事を書いたカウンセラー