何もかも分からない

相談者名
ぱらそる
大学生です。
タイトルにも書いたように、何もかも分かりません。
ただ毎日苦しいという感情のみが沸き立ちます。
気づけば3年ほどこんな状況です。月日を追うごとにひどくなる一方でいつしか死ぬことのほうが楽に、幸せに思え自殺未遂を繰り返すようになりました。
ですが、死ねません。
本当は楽に生きたい。小さいときから自分を殺して生きてきました。親の前で必死に気に入られようと演技し、様々な人の前で必死に気に入られようと様々な演技をし、趣味も友達も何もなくそのうち自分が誰なのかさっぱり分からなくなりました。私の中心であり絶対的存在が両親でした。ですが母親はアルコール依存症でした。そう気づいたのは高校に入ってからです。もう少しはやく気づいていればと思います。父親はいつだってそんな母親の味方でした。今までずっと従ってきた存在がそんな人達と思うと情けなく、今まで何をしてきたのだろうかと後悔の念を抱きます。両親のことを考えたりするだけで吐き気がし、胸が締め付けられ、パニックで過呼吸気味になりいつしかストレス性の病気にかかっていました。
逃げる道は家族から離れることしかない、絶対に縁を切って生きて行ってやると思い、必死に勉強しました。大学受験で、いい大学に行けばそのネームで自分の存在価値が与えられるような気がしたからです。そして何よりも家を離れれば親の顔を見なくて済むから。ですがその途中でやはり死んだほうが幸せだと自殺念慮をいだき始め、情けない話ですが今は親に借金という形で学校に家から通っています。あれだけ離れたくて頑張ってきたのにまた両親に頼って生きている自分が本当に嫌いです。お金があるだけいい、何もかも望みすぎかもしれないですが幸せを感じたことはないです。情けない気持ち絶望感でいっぱいです。だからもう死んでしまおうか、でも死ねないし未来は少しだけ明るいのではとおもいもう少しだけ生きてみようと自分に言い聞かせています。孤独です。こんなことで悩んでいる弱い自分のことが嫌いです。どうしたらいいのか何もかも分からないのです。家を出ればいい話なのですが元気も勇気も失ってしまいました。少しでも今後のアドバイスをもらえたらと思います。
カウンセラー
近藤あきとし
ぱらそるさん はじめまして。
カウンセラーの近藤あきとしと申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

苦しい毎日を過ごしているうち、「もう死んだほうが楽かもしれない」と
思ってしまうくらい追い詰められてしまったようですね。
そしてご両親に相当気を使って生きてこられたみたいですね。

私には、ぱらそるさんがこうしてご相談を寄せてくれたということが
この苦しい状況を乗り越えて、何とかして生きて行きたいという
意志を諦めていないということだと受け取りました。

希望も生きがいも、まだまだ諦めていないというメッセージが
伝わってきます。

もう頑張れないかもしれないと感じるということは、
それは裏返せば、どれだけこれまで頑張ってきたかという証ですからね。
今感じていらっしゃる苦悩や、孤独の分だけ、ぱらそるさんは
普通じゃない頑張りをしてきた人ではないかと私には感じられました。

人は何が一番苦しいかというと、自分の進む方向がどちらかなのかを
選べずに選択肢の前で立ち止まってしまっていることだと言われています。
決めることが出来ずに、どちらにも動けずにその場に立ち尽くしてしまうこと
が最も苦しいことなんですね。

ご相談の文章を読ませていただくと、
「小さいときから自分を殺して生きてきました。親の前で必死に気に入られようと演技し、様々な人の前で必死に気に入られようと様々な演技をし、趣味も友達も何もなくそのうち自分が誰なのかさっぱり分からなくなりました。」
と書いてくださっていますよね。

ご両親に対してずっと長い間自分を出すことなく、気に入られる為の
自分を演じてきたということですよね。
どうしてそうならざるを得なかったのか?という背景を出来れば
教えていただきたいなと思いました。

すごく支配的なご両親だったのか?あるいは過干渉な感じだったのか?
そして自分自身を見失うくらい自分を殺して「いい子」になったのは
どうしてだったのか?

絶対的な存在だったご両親へのイメージが変わってしまってからも
ぱらそるさんはご両親を正面から批判することが出来ずに、
むしろ自分自身を責めてしまうところもあったのではないでしょうか?

今のような耐え難い苦しみを感じるくらいぱらそるさんを傷つけたのは
誰なのでしょうね?
ご両親なのか?自分自身なのか?それとも他の誰かなのか?・・・

私は、今までの「いい子」としての生き方が、もうぱらそるさんには
必要ないモノになってきているのではないかと思っています。

だから、死にたいと思っているのは「いい子」だった自分で、
これからは「自分自身に正直でとっても楽に生きられる」
ぱらそるさんが生まれるんでしょう。

もっと自由であっていいし、もっと楽であっていい。
そんな希望がぱらそるさんの文章の合間から感じられるような気がします。
今の苦しみには、新しいぱらそるさんの生き方が産まれてこようとしている
苦しみも含まれているのかもしれないですね。

何が一体ぱらそるさんを苦しめてきたのか、それが1つのポイントになるかもしれません。
それが感じ取れたら、「もう要らない」と言えるかもしれませんし、
「さようなら」か「あっちへ行け」になるかは分かりませんが、
新しい自分が生まれる為の、大切な鍵になると思いますよ。

そして、ぱらそるさんにお聞きしたいのですが、このご相談の文章を
書き終わったときに、どんな気持ちがしたでしょうか?

少しでも気持ちが軽くなるような気はしましたか?

もしそんな気がしたとしたら、こうしてアウトプットすることで
感情の解放が出来ていたのだと思います。

だとしたら、今は書くこと話すことの出来る機会を持つことをオススメしますよ。

カウンセリングは、自分の心の内面をカウンセラーに話すことで
感情の解放をすることが出来ますので、一度詳しいお話を
聞かせていただけたらと思います。

先ずは電話カウンセリングでぱらそるさんが味わってきた苦悩と
今感じる葛藤と孤独と、何でもお話してもらえたらと思います。
初回は無料で誰とでもお話できますので、お気軽に気持ちを吐き出して
もらえたらと思います。

ぱらそるさんが本当に求めている、次の新しい生き方を見つけるサポートを
させていただきますからね。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。