不安な自分の気持ちを変えたい

相談者名
のん
頭が一杯で、ここにメールしました。
私は29才、結婚約1年半、二人で共働きです。
大学卒業後6年ある県の非常勤職員として、中学校相談室で仕事をしてました。
当時の職場の方々の祝福の中、18年2月に結婚、18年度4月知らない学区に異動、そこでの人間関係が悪かった事・残業が多かった事等、精神的に疲れ、主人と相談して昨年度退職しましたが、今年度地元の臨時職員の登録に行くと、経歴から先方に同様の仕事を打診され断れず、結局同様の仕事をやっています。
でも、ずっとこの仕事が向いていないような気がするのです。
それと、主人は子供を望んでますが、私は欲しいと思えません。
親子連れを見ると微笑ましい時と、主人が望んでるのに・周りからも言われるのにそう思えず苦しい時があります。
理由として、出産育児の不安があります。
出産の痛みの不安。
一人の人間を育てるのだから、休みなくきちんとできるのかとの不安。
また、臨時職員なので(向いてないと思うものの)仕事を辞めるしかない事です。
主人は家計を考え、子供がある程度の歳になったら、「職種等は何でもいい」から再就職してほしいと言いますが、都合良く見つかるか?と思います。
でも、何をしたいか何ができるかわかりません。
また、自分の実家から離れたのに、また関与が増えることに抵抗感があります。
あと、炊事が苦手で、主人にちゃんと朝ご飯や弁当が作れません。
週3日6時間程度の仕事で、二人暮らしなのにと思うと心苦しい。
料理好きで得意な主人は「互いに得意な分野をやればいい」とお弁当のおかずを自作します。
一応作り置き等できる物は作りますが、「ご主人可哀想」の周りの言葉が辛い。
主人は自分に申し分ない人と思う反面、毎日のように独身時代からの趣味に時間を割いていることに不満もあります。
それよりも、しなきゃいけないこと・気になることが沢山あるのにできない・やらない自分にイライラします。
自分に甘く、家事も不十分、仕事の勉強も手着かず…恥ずかしいです。
そのことで、主人に八つ当たりもしてしまい後悔します。
それに人目を気にし、よく見せようとする自分も嫌です。
もっとゆったりのんびり、笑顔で暮らしたいです。
話がまとまらずすみません。
カウンセラー
木村祥典
のんさん、はじめまして。木村と申します。
ご相談ありがとうございます。

のんさんの心の中には不安と焦りが一杯のようですね。
そんな不安や焦りを抱えながら、向いていないと思う仕事を続けながら家事を
こなしていくというのは大変なことだと思います。

また、ご主人さんが子供を望んでいるということに関しても、のんさんが出産
や育児に関して不安や抵抗を感じているということで、それもストレスになっ
ているようですね。

そんな中、不安な自分の気持ちを変えてもっとよくなりたい、前に進みたいと
思えるのんさんは、すごく強い人なんだなという印象を持ちました。

いろいろな状況や感情があって混乱している部分もあるようですので、一緒に
整理していきましょうね。

大きく分けて、お仕事のこと、子供のこと、実家との関わりのこと、人目が気
になること、というのが出てきていますよね。

これらの一つずつに関してお聞きしてみたいのですが、お仕事は好きですか?
子供は好きですか?実家や実家の家族は好きですか?他の人達は好きですか?

たくさん聞いてしまいましたが、どんな答えが出てきたでしょうか?

どうしてこのような質問をさせていただいたかというと、のんさんのハートが
感じていることを、のんさん自身がどれくらい掴んでいるのだろう?というと
ころと、のんさんの中にある「好きor嫌い」という判断や選択の基準はどんな
感じなのかな?というところが気になったからなんですね。

「好きor嫌い」が自分でわからなくなってしまうと、心で感じていることと実
際にやっていることがバラバラになってしまって、それがストレスになったり
問題になったりします。

そして、「好きor嫌い」という判断や選択の基準を後回しにしてしまったり軽
く扱ってしまうと、心が感じているものや求めているものと実際の状況ややる
ことがどんどん乖離していってしまって、ストレスや問題が大きくなってしま
います。

今ののんさんは、このような状態にあるような感じがします。

人は、やりたくないことをやっている時には、それを「やらなきゃいけない」
と義務のように感じていたり、「やらされている」という感覚を持ったり、そ
のやりたくないことを「嫌い」と感じたります。

例えば、勉強が嫌いだけど、お母さんに無理矢理塾に通わされている子供がい
たとすると、その子は塾が「嫌い」で、「お母さんに行かされている」と感じ
ながら、「行かなきゃいけない」と自分に言い聞かせて嫌々行っていたりする
ような感じです。

逆に言うと、勉強が好きな子ならば進んで塾にも行くでしょうし、好きでも嫌
いでもなかったとしたら、進んで行かないかもしれませんが、嫌々も行かない
んですね。
行ってみて「嫌だ」と感じたら進んで行かなくなるでしょうし、「好き」と感
じたら、進んで行くようになるでしょう。
進んで行くか行かないか?は、この子が「好き」と感じるか「嫌い」と感じる
かで変わってくる部分で、お母さんにはどうしようもない部分であります。

このように、「好きor嫌い」というのは、すごくシンプルなことなのですが、
人の行動や態度を形成するのに、大きな影響を及ぼす要素なのです。

のんさんの中には、自分のハートが感じている「好きor嫌い」よりも優先順位
の高い、判断や選択の基準があるように感じられます。

その優先順位の高い、判断や選択の基準って、どんな基準なのでしょうか?
どうしてその基準の優先順位が高いのでしょうか?

その基準を採用したり、その基準の優先順位を高くするのにも意味や理由とい
うものがあると思います。
そんな意味や理由を探してみることをお勧めしたいと思います。

(おそらく、何らかの心の痛みのために、その基準の優先順位が上がって、
「好きor嫌い」という基準の順位を下げざるを得なかったようなことがあった
のではないかと思われます。)

その基準が悪かったり間違っていたりするわけではないのですが、「好きor嫌
い」の優先順位を今よりもあげてあげることで、やりたいことやできることが
増えてくると思います。

自分の中にある「好き」の気持ちを大事にして、それを基準に動くようになる
と、「わがまま」や「自己中心的な人間」に思われてしまうかもしれない怖れ
というのが出てくるかもしれませんね。

だけど、実際にはそうはならなくて、今よりももっとまわりの人達のことを大
事にできるようになります。
どうしてかというと、のんさんは、今の時点で十分過ぎるくらい、まわりの人
のことを思いやることができているからです。
それに、自分の「好き」を大切にすることができるようになると、他の人の
「好き」も同じように大事にしてあげることができるようになるんですね。

そうすると、例えば、ご主人さんが独身時代からの趣味に時間を割いて楽しん
でいることに対して、今ほど嫌な気分にならなくて、逆に「彼が楽しみを持て
てよかったわ」と喜ばしく思うようになったりします。

自分が好きなことを毎日することができる日々というのを想像してみると、ど
んな感じがしますか?
そうして過ごす日々の中に、「ゆったりのんびり」とか「笑顔」とかはありそ
うですか?

今はまだ想像がつきにくいかもしれませんが、もし、そういった日々の中にの
んさんの笑顔がありそうなら、最初にお聞きした質問をもう一度自分にしてみ
てください。
のんさんのハートはどんな答えを返してくれるでしょうか?

もし、嫌いでも頑張ってやっていることがあったとしたら、そんな自分を一杯
誉めてあげてください。「私、頑張ってる」「私、えらい!」「私、すご
い!!」って。

そして、「好きor嫌い」よりも優先順位の高い、判断や選択の基準は何なの
か?どうしてその順位を高くしたのか?…という意味や理由を探してみませんか?

一人でやるのが難しければ、私達カウンセラーが喜んでお手伝いをさせていた
だきます。
初回無料電話カウンセリングなどはお気軽にお使いいただきやすいと思います
ので、よかったらご利用くださいね。

のんさんの毎日が「ゆったりのんびり」や「笑顔」で溢れている日々になるよ
うに願っています!

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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