喪失感のストレスが怖い。

相談者名
りょうこ
私は34歳、2歳の子供の母です。
頻繁に、ストレスに押し潰せれそうになり苦しんでいます。
客観的にみたらすごく幸せそうな家庭に見られると思うのですが、子供も可愛いし、夫もやさしいです。(少し頼りないところもあるのですが)

私のストレスの原因と思われるのは、物をなくしたり、壊れたり、損をしたりする事の喪失感!?です。先日もマフラーを無くしてしまい、まだ立ち直っていません。気に入っているものを無くすと、異常にそのことばかり考えてしまい何も手につかず、神経が磨り減っていくのがわかります。このままだと、早死にするなって思ったり、あまりのストレスに絶えられなくなり、”形あるものはいつかは壊れる”ならば、一生つづく苦しみに思われ、ついには生きていても辛いだけのように思われてしまうのです。だって、マフラーでそう思ってしまうのですから、もっと不幸なことはいっぱいありますよね。子供に何かあったらと思うと、それだけで恐ろしいです。

でも、子供の為こんな自分を変えたいのです。子供は可愛くてしかたがありません。でも、こんな気持ちで子育てしたら、よくない影響を与えてしまうと思います。母親が生きていくのが辛いなんて。私は病気なのでしょうか。私自身一人っ子なのですが、母親に相談しても異常扱いです。育ちは割合裕福な家庭に育ったと思いますが、今、夫の収入が少なく、かなり節約しないと生活できません。(社宅は立派なのですが)私は持病があってフルタイムで働くことはできません。お金のない生活に疲れたように思います。夢は素敵な家を建てることだったのですが、叶えられそうもないですし。母との関係もよくなく、少しでもお金がないと言うと、お金目的で付き合っているといわれてしまいます。実際、プレゼントもあげませんがお金をたかったりすることも無いのに。主人は楽天家すぎて、私の気持ちは理解できないみたいです。この家庭状況からも抜け出そうとは思っていないみたいですし。
気持ちを切り替える方法があれば教えてください。病院で精神安定剤でも処方してもらったほうがいいのでしょうか。

以上、宜しくお願いいたします。

カウンセラー
渡辺晴美
こんにちは、りょうこさん、はじめまして。渡辺 晴美と申します。
ご相談ありがとうございます。

ストレスに頻繁に押し潰されそうになっている状況が続いているのは、とてもしんどく、苦しいですよね。

客観的に見て、すごく幸せそうな家庭。そうすると、周囲の人もりょうこさんの気持ちを理解してもらえなくて、
独りで抱え込んでしまっていることになってしまいますよね。

> 私のストレスの原因と思われるのは、物をなくしたり、壊れたり、損をしたりする事の喪失感!?です。

人は、物や人をなくしてしまった時に、大切なものであればあるほど、大きな喪失感を持ってしまいますよね。
りょうこさんの文章からは、りょうこさん自身をどこか、「ぞんざい」に扱っているように感じました。
自分自身をぞんざいに扱っていたら、心はたくさん傷ついてしまいます。ですから、そんな時、りょうこさんの心は、りょうこさんの大切にしているものをとても大事に扱うことで、バランスを取っていたのかもしれませんよね。

だとすると、りょうこさんの心を失ったしまったことに匹敵するのではないでしょうか。

そうだとしたら、そこまでストレスを感じたり、ショックに感じて立ち直れなくても当たり前なのではないでしょうか。

> あまりのストレスに絶えられなくなり、”形あるものはいつかは壊れる”ならば、一生つづく苦しみに思われ、ついには生きていても辛いだけのように思われてしまうのです。

りょうこさんにとっては、その喪失感はどうしようもなく耐え難いほどの、苦しみなんだと思います。
その苦しみを感じているくらいなら、死んでしまった方が楽。とまで感じてしまうほどなんだと思います。
きっと、物を無くす度に、自分自身が死んでしまったような、生きられないような感覚に何度も襲われてきたのかもしれませんね・・・。
何かを無くしてしまったりょうこさんは、
「ガラスの靴のない」シンデレラ、「きびだんごを持っていない」桃太郎、「慈愛を失った」聖母マリア。何かをなくしてしまうと、自分の存在価値がなくなってしまうように感じてしまうのかもしれませんね。

もし、こんな感覚があるのだとしたら、いったいいつからあったのでしょう。自分自身の存在価値を、持っているものに見出して、自分自身はぞんざいにしてしまっていたとしたら・・・。
こんなに辛いことはないですよね。

りょうこさんが周りの人たちにあげている愛情の一部だけでも、自分自身に分けてあげても何の問題もないと思いますよ。

> でも、子供の為こんな自分を変えたいのです。子供は可愛くてしかたがありません。でも、こんな気持ちで子育てしたら、よくない影響を与えてしまうと思います。母親が生きていくのが辛いなんて。

お子様のために、自分自身を変えて行きたい。とても、素晴らしいことですよね。その前に、考えてみてくださいね。りょうこさんは、お子様たちにとってかけがえの無い「お母さん」なんですよね。こんな自分が母親では・・・。なんて考えなくても大丈夫なんですよ。

お母様との関係や家計の事など、誰にもわかってもらえない、理解してくれないと感じると共に、自分が悪いとどこかで感じていたりしていませんか?
自分自身で感じている感覚を否定していませんか?

りょうこさんが感じていること。それはりょうこさんにとって、全てが真実です。それを否定することは誰にも出来ないんですよ。ただ1人、りょうこさんを除いては。

りょうこさん自身が感じていること、りょうこさん自身。これらを大切に、大切に扱ってあげること。
自分自身を自分の中に見出すことが出来て、その存在を認めてあげることが出来れば、何かを失うことが、自分を失うことではなくなってくるのかもしれないですよね。

是非、世界でたった1人の「りょうこさん」をいう存在を大切にしてあげてくださいね。

ご相談ありがとうございました。

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