自分を持ちたい

相談者名
ちかこ
私自分がないんです。人の顔色ばかり伺って、言いたいことも言えなくて。私が我慢して相手に言いたいことを言っていてもらっていて、表向きだけかもしれないけど平和が保てるなら我慢しよう。って言う考えが一番最初に出てきます。 人に嫌われないようにって細心の注意を払うくせに、「好きだ」と言ってくれる人には何も出来ない。 小さいころから反抗期もなくお利巧さんをしていて、そんな自分がいやで、でもお利巧さんでいることで、可愛がられることに甘えて。 でも自分が嫌だから自分のコトどうなってもいいや。って思ったり。どうでもいいやって思ってどうでもいい人と関係持ったりもしました。 自分の気持にふたをするのが得意なので、関係持ったあとの不快感・嫌悪感も蓋をして、あげくに嫌われたくない精神がでてきて、彼らに媚を売ったり未だにご機嫌伺いしているんです。
今、私のことをすごく大事に思ってくれている人がいるんです。私も大好きな人。どうにかして私のゆがんでるところを治してくれようと、間違えていることにはすごく真剣に怒ってくれる。彼の注意してくれるところすごく良く分かるんです。わかるんですけど、分かったことをどう行動に移すか、その行動案がまったくといって浮かばないんです。彼はそのことに対してやはり不満だし、私も分かっているのに行動で表すことが出来ないことが苦しい。思っていること・感じたことをを行動に移す回路がつながっていない感じで。。。 ちゃんとしっかりとした自分を持って行動したいのに、どうしてもそれが恐いんです。このままだと彼も失うし、私もいないまま。。。 どうにかしたいんです。
カウンセラー
小川のりこ
はじめましてちかこさん。小川のりこといいます。
よろしくお願いいたします。

>私自分がないんです。人の顔色ばかり伺って、言いたいことも言えなくて。
>私が我慢して相手に言いたいことを言っていてもらっていて、表向きだけか
>もしれないけど平和が保てるなら我慢しよう。って言う考えが一番最初に
>出てきます。
この文章だけでも相当しんどい状態だということが伝わってきます。
「我慢して…」ということは、自分の言いたいことを飲み込んで、相手に合わ
せてしまわざるを得ない状況なのでしょうか。意見の違いなどが出たとしても、
それを伝えることも難しいですね。だけどとてもつらいと思います。

>人に嫌われないようにって細心の注意を払うくせに、「好きだ」
>と言ってくれる人には何も出来ない。
ということは、ちかこさんのいいところを見て、あなたに惹かれる方がおられた
ということですね。とても嬉しいことだと思いますが、それでも何も出来ない・・
とお感じなのですね。これもとてもしんどいことです。

>小さいころから反抗期もなくお利巧さんをしていて、そんな自分がいやで、で
>もお利巧さんでいることで、可愛がられることに甘えて。 でも自分が嫌だから
>自分のコトどうなってもいいや。って思ったり。どうでもいいやって思ってどうで

>いい人と関係持ったりもしました。
ここがポイントだと思うんですね。小さい頃からおりこうさんをしていたのならば、
おりこうさんでいなければならないと感じてしまったのはなぜなんでしょうね。
どういうお気持ちが働いて、おりこうさんでいようと思ってしまったのでしょうか。
おりこうさんでいる・・・ということは、
「親に迷惑をかけないように・・・」
「親に怒られないように・・・」
「人様に迷惑をかけないように・・・」
こんな感じだと思います。そうなると、自分の行動や考えを制限せざるを得な
くなりますよね。とても窮屈な自由がない感じです。だけどその気持ちの裏側
には、
「だって私は迷惑な子だから・・・」
「だって悪い子だから・・・」
というのが少なからずあるのではないでしょうか。ではどんな思いがそこにあるの
でしょうね。ちかこさんはどうして自分をそんなふうに思ってしまったのでしょう
か。

人は、とても傷つくことが幼い頃にあると、感情の部分がそこでストップしてしま
い、身体だけが成長していきます。だから何かあったとき、その頃の感情を思い
出してしまうんですね。とても苦しいことだと思います。

>自分の気持にふたをするのが得意なので、関係持ったあとの不快感・嫌悪感
>も蓋をして、あげくに嫌われたくない精神がでてきて、彼らに媚を売ったり未だに
>ご機嫌伺いしているんです。
自分の気持ちにふたをする。
これは、ある意味ちかこさんが生きていく上で学んだ
「自分を守る方法」だったのかもしれませんね。
だけどそうやって守っていたのに、それが逆に苦しい結果になっているようです。だ

どこのままじゃ苦しすぎるって気づいたんだと思います。だからこそ、勇気を出し
て、
こちらにご相談していただいたのだと思いますよ。

>今、私のことをすごく大事に思ってくれている人がいるんです。私も大好きな人。
>どうにかして私のゆがんでるところを治してくれようと、間違えていることにはす
ごく
>真剣に怒ってくれる。彼の注意してくれるところすごく良く分かるんです。わかる

>ですけど、分かったことをどう行動に移すか、その行動案がまったくといって浮か

>ないんです。
好きな人がいる。これがもしかしたら、なんとかしたい!と思われて相談していただ
いた大きなきっかけになったのかもしれませんね。だとしたらちかこさんにとって
も、そ
れを気づかせてくれた男性ですね。考えていきましょう。

彼の注意してくれところが良く分かるけど、どうしたらいいのか・・・。
というところですね。
人は頭とこころが一致していなければ、楽に行動に移すことはできません。
例えば、
「部屋汚いなあ。掃除したらきれいになるし・・・(頭)
今日は暇だし、気持ちよくなるだろうからやろう!(こころ)」
この場合、何のストレスもなく部屋のお掃除ができますよね。だけどね。
「部屋汚いなあ。掃除したきれいになるよなあ・・(頭)
でも、今日はすごく疲れてるしなぁ。やらなきゃお母さんに叱られちゃうから
仕方ないよなあ。。ふぅ。(こころ)」
これだと、こころはしんどくて「やりたくない」と抵抗を起こしているため、掃除
をすることが苦痛になりストレスとなります。
今ちかこさんはこちら側だと思います。
こんなとき、このこころの抵抗をなくしてお掃除を気持ちよくするためには、
どうしてこんなにしんどいのよ!って思う部分を徹底して吐き出すことが一番
なんです。
「今日、彼とちょっとごたごたしちゃったんだもん! だって私のこと分かってくれ
ないみたいだし、正直もう分かれようなんてことも考えてすごく苦しかったの」
なぜ掃除ができないのか。この思いの下に隠れている本当の気持ちをこうや
って出すのね。そしたら、
「気持ちを飲み込む」ということから解放されます。
カウンセリングというのは、この「感情の解放(気持ちを飲み込まずすべて吐き
出すこと)」から始めるんですよ。あなたの思いや苦しみを全部全て吐ききったら
どんな気持ちになるでしょうね。きっととてもすっきりすると思いますよ。
そうやって気持ちを吐き出しながら、
「じゃあ、どうして彼はそこでいらいらしてたのか。どうしたら彼と仲良くできるの
か」
を、一緒に考えていきたいと思います。そこには二人の「誤解」の部分もとても
たくさんあるものですよ。たとえば彼はあなたにいろいろアドバイスしますよね。
でもちかこさんがなかなか出来なかったりします。すると彼が怒ったりいらいらした
りするのは、
「僕の出した案は、彼女の役に立っていないんだ・・。どうしたら彼女の役に立てる
んだろう。どうしたら俺は彼女を楽にできるんだろう。俺は無能かもしれな
い・・・」
そんな自分に対してのいらいらであって、決してちかこさんに対してではないと、私
は思いますよ。男性は女性の役に立ってなんぼ・・・という思いはあるようですから
ね。
一生懸命今までやってきましたね。本当にたくさんのことを我慢されてきたと思いま
す。だけど彼と仲良くするためにも、この我慢をやめませんか? 我慢をやめるとい

のはわがままになるというのでもなく怒りをぶつけるというのでもなく、これから
「上手に伝える」というやり方を手に入れませんか? カウンセラーはいつでもお手

いいたしますよ。よろしければいつでもお電話くださいね。ご相談ありがとうござい
ました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

アルコール依存症の父からの虐待経験、学生時代のいじめから、恋愛依存、不倫や風俗を経て、自分を抑え付けるような結婚生活後、8年で離婚。その後自分に向き合い、今は穏やかに生きる。 過去のあらゆる経験をもとにして、恋愛関係、家族関係を得意とし、お客様と共に成長するスタイルを取る。