いつも不満な自分をどうにかしたい

ナナさんにとって、何か否定される経験で思い当たるところってありませんでしょうか。
否定というのは「ダメ」「無理」「諦めろ」「資格無い」といった感じのもの。
あるいは、縛られるような経験、認めてもらえない時代、厳しい反応、そんな経験なども。

> 思えば私は不満とか嫉妬・劣等感とか、人間だったら絶対持ちたくないような気持ちにいつも支配されてます。仕事に行けば、一番安い給料で一番働かされてるし、私生活では自分を必要としてくれる友達も居なければ、彼も居ません。

それでは疲れてしまうでしょうね。
何か辛い感情をずっと抱きつづけてしまっているのかもしれません。
心の中に溜め込んだまま。

そして、何かいつも自分だけがひどい目にあってしまうような、
物事がうまく行かないような、そんな気持ちにもなってしまうのかもしれません。

嫉妬や劣等感って皆の心にあるものですよね。
でも、誰もが感じたくない感情です。
だから、その中にずっと突っ込まれていたとしたら、疲れてもしまうでしょうし、自分への嫌悪感もどんどん強まってしまうんじゃないでしょうか。

そして、必要としてくれる人もいないと思えば、自分が孤立して、寂しい気持ちをひしひし身に受けてしまうのかもしれませんね。

> 家では確かに生活費も入れず世話になっているのだから、もっと感謝しなければいけない事も分かってるんですが、何をしても「それ位当たり前でしょ！」と言われ続けてきたので、どうしても感謝の気持ちとか持ちにくくて・・・。

感謝の気持ちの代わりにどんな感情がご両親に対してお持ちなのでしょうね？
怒りや不満などの気持ち。
生活費も入れずにお世話になっている、だから、言うべきではない、思ってはいけないと思いつつもどこかにありませんか。

不満や怒りを心に溜め込んでしまうと、それがおもりのように僕らの心の負担になってしまいます。そしてそのおもりがどんどん重なってしまうと、まるで自分の体にそのおもりをつけているように体が重たくなって、疲労感や倦怠感が出てくるようになります。
ですから、そういった不満や怒りは抑圧せずに出来るだけ解放してあげることが望ましいと僕は思うんですね。
それは誰かと話をしたり、歌を歌ったり、ドライブなど気分がすっきりすることをしてみたり、それだけでも効果はあるものです。
だから、そのとき一緒にいてくれる人の人選は慎重にしないとね。自分を解放していくわけですから。

> 多分、私も友達と仲良く遊びに行ったり、彼と付き合ったりしたいはずなんですが、
> どっかでそんなの無理に決まってるでしょ！と甘い夢は見させてくれない自分が居ます。見れる訳ないですよね・・・。上手くいった事がないんだから。

そうすると心の中には失敗ばかりが積もり積もってしまっているのかもしれません。

それが劣等感を作っているのでしょう。
ちょっと心の中を覗いてみましょうね。
どんな辛い経験がありましたか？
どんな苦しい時代がありましたか？
甘い夢を自分に見せないために、どれくらい自分を厳しく扱っていらっしゃるでしょう？
何か憧れや夢のようなものを感じたときに、一生懸命それを否定し、「考えちゃダメ、期待しちゃダメ」って思いつづけてしまうのかも知れません。
それはとても悲しいことではないかな・・・と思ってしまいます。

> こんな私でも楽しく生きていったり出来るんでしょうか？
> 人と自分を比較しては負けたような気分におちいる自分にも疲れてるので、
> 良ければアドバイスをお願いします。

嫉妬という気持ちは自分に自信がない分だけ強くなり、また、劣等感があると勝ち負けにこだわってしまいますから、ますます劣等感にさいなまれる悪循環を生み出すと思うんです。
その悪循環を断ち切るには、ナナさんにとっては「うそ？」と思われるかもしれない
けれど、ナナさんの心の中に眠っているダイヤの原石を掘り当てるところから始めて行くのがいいかな、と思います。
自分にも価値があり、愛されるに相応しい存在、ということを認められるようにね。

それには時間がかかるものだけれど、ナナさん次第で実現可能なこと、と思ってくだされば幸いです。
そして、もしあなたを傷つけた誰か、あなたを抑圧した誰かがいるとしたら、彼らを少しでも許していくことで、自分の中にある痛みも解放されていくでしょう。

そんな風に今のしんどい、疲れた状況を乗り越えて行くことはきっとできると思うんです。
諦めないことが一番大切かな。
希望を持つのは今はなかなか難しいでしょうから、まずは「そんなこともできるんや」程度に思って見てください。

ありがとうございました。