Cさん、はじめまして。 お返事を書かせていただきます伊藤昌代と申します。 よろしくお願いしますね。メールを拝見しました。 Cさんは、今の会社に入られてから、だんだんと周りとのコミュニケーションが 少なくなってきていて、そのことで孤立感を感じていらっしゃるのですね。 コミュニケーションがある/ない、だと、「ある」方がいいなぁと羨ましく思うのは、 Cさんだけではありませんよ。誰でも同じように感じるでしょう。 また、ほかの同期の子が先輩達とうまくコミュニケーションがとれているならば、 焦りも出てきますよね。 そして、だからこそ、Cさんは、 > 話しかけられないのなら、話に加わろう、話しかけようと常に思っています。 と、コミュニケーションがとれるよう、努力してこられたのでしょうね。 それは、“怖れ付き”であったとしても、とても前向きな姿で、私は すばらしいなぁと思います! ただ、頑張っている時に、例え、他人のことであっても否定的な噂を聞くのは、 今、振り絞っている勇気をくじかれるようで、不安が出てきてしまうかもしれません ね。 不安や恐れの感情は、過去の否定的な経験を今も嫌っていることから生まれます。 不安になる時、もしかすると、現在の出来事に加えて、学生時代の鬱での困難や 辛さも蘇っているのかもしれません。。 過去の経験を嫌っていると、“二度と同じ事にならないように”と未来を心配する為に、 何かを決める時に「不安を感じない事」が最優先事項となってしまいます。 すると、Cさんが、折角、「自分から話に加わろう、話しかけよう」と思っていても、 実は、同時に、「傷つきたくない」とも思っているので、内面に葛藤が生じてしまい ます。 (「傷つきたくない」と思っている時、周りの人を、自分を傷つける人のように扱い、 心理的に距離をとってしまいます。これが、孤立感となっています。) 結果として、一つを手に入れるともう一つは失ってしまうという、「怖れ」が 出てきてしまうんです。 あなたが、過去、つまり、これまで上手くコミュニケーションが出来なかったことを、 認めることは、必要です。 けれど、そのことが、Cさんにとって嫌なことだったからといって、過去の経験や自分 を嫌わなくていいんです。もう十分、出来なかった代償は払われたでしょう。。 もし、昔の事を嫌っていたり、後悔していたりするようなら、 「もう、許す」と決めてくださいね。 過去の経験を嫌うのをやめると、不安や怖れは、ワクワクした感じ、楽しみに変えて いく事が出来ます。 遊園地のお化け屋敷やジェットコースターは、一般的に、 「怖いけれど人気があります」よね。 実は、怖れの感情とドキドキ、ワクワクする感じは、同じものなんです。 (因に、「怒り」と「真剣さ」も同じものです。上司の方が、普段は喋るのに、黙って 仕事をしていたりすると、何となく声を掛けにくく感じたりするでしょう。) 昨日や一時間前、あなたが上手く話せなかった事を嫌うのをやめれば、 今日、今この瞬間に、 > 「どうしてそんなに楽しく話ができるのだろう?」 > 「どうしてそんなに話題が出てくるのだろう?」 と思われた時、 「皆は一体、何がどう面白いというのだろう。」と興味を持ちやすくなります。 返事がない時、 「相手の方に、私の声は聞こえているだろうか。」 「相手の方は、自分が話しかけている事に気づいているのだろうか。」ということが 気になります。 いつもと違う態度の時、 「相手の方に何かあったんだろうか。」 「私の言いたい事は、ちゃんと伝わっているだろうか。詳しく説明する事はないか。」 と居ても立ってもいられません。 一緒に遊びに行って、楽しかったり、嬉しかったりした時、 「ありがとう」 「また、行きましょうよ」と感謝が沸き起こり、心が開いた感じがします。 こんな風なことに注目して、周りを見直した時には、 話すこと、というより、Cさんが“伝えたい事”“表現したい事”は、 沢山、出てくると思われます。 わかることと、出来ることは違うので、上手に表現出来るようになる為には、 伝える工夫をしたり、時には悔しい思いをしたりする時間を、ある程度、 ご自身に掛けてみてあげてください。 必ず、Cさんが居心地よいと思える人間関係を作っていく事は出来ますよ。 大丈夫です。 もし、怖れの気持ちより、「今」を選ぶのに困難を感じられることがありましたら、 私達にお手伝い出来る事もあるかと思います。 機会がございましたら、初回無料の電話カウンセリングなども使ってみてくださいね。 この度は、ご相談くださいまして、ありがとうございました。 伊藤 昌代 |