人の目線が気になるんです。

相談者名
たっく
 初めまして。私は今人の目線が気になって仕方ありません。私が今の悩みを持つようになったのは、今から約2年前のことです。私は自分で言うのもなんですが、2年前までは対人関係に問題なく、友達に恵まれながら生活していました。しかし、2年前のある日生まれて初めて不良グループの一人に目をつけられ、「いつか殴る」みたいなことを言われました。私はそれを聞いてから数日の間食事が喉を通らないくらい落ち込み、正直学校に行きたくないと思いましたが、親にどう説明したらいいのかも分からないし、学校には仲の良い友達がたくさんいたので、毎日行っていました。ある日授業でグループごとに研究結果を発表するというのがあって、私が目をつけられた人の友達がいるグループが発表している時にふと「もし今口元がにやけていたら余計に反感を買うんだろうな」と思ったら、本当に口元がにやけてしまっているような気になってしまったんです。私はその日以来、常に自分の口元がにやけてしまっているのではないかと不安に思いながら生活していたのですが、「気のせいかもしれない」とも思っていました。しかし、ある日またいつものようににやけているような気でいた時に、「何でにやけてるんだろう。」と私の方を見ながら話している人を何度か見て、「本当ににやけてたんだ」と気づきました。そして、現在まで外にいて誰かに見られていると常に口元が気になってしまいます。授業中も口元ばかりが気になってしまって集中できないし、街を歩くのも目線が気になって仕方ありません。どうしたら人の目線を気にせずに、また口元を気にしないように出来ますか?アドバイスを下さい。
カウンセラー
寺島やすこ
はじめまして、たっくさん。
カウンセラーの寺島やすこと申します。
ご相談ありがとうごさいます。

学校で不良グループににからまれる・・・、本当に怖い思いをされたのですね。
特に自分から働きかけてもいないのに、暴力を受けそうな恐怖を味わうということ
は、
思いがけず事故にあうようなもので、そのショックは相当つらいものですし、
今後の生活にも響いて当然だと思います。

私自身も昔、中学生の頃、茶巾しぼりっていうスカートをまくられるイジメを、
初めて女友達から受け、そのショックのあまり、
その後、数年間は女友達を作ることが恐くて恐くてできませんでした。
今にして思えば、クラスに優しい女の子たちもいたと思うのですが、
当時は同世代の女の子をみるだけで、その時の恐さがよみがえってきて
あの子もこの子も私のスカートをめくってくるんじゃないか、
そんな私をみて嘲り笑ってくるんじゃないかと、毎日学校へいくのもイヤでした。
だから、たっくさんの気持ちがとてもわかるような気がします。

でも、その人間不信を乗り越えてきた私からみると、
今たっくさんがその恐さに負けて、自分に対する自信を失ってしまうのはもったいな
く思います。
ここで、たっくさんにぜひ思い出していただきたいのですが、
たっくさんには今も楽しいいろんな仲のよい友達がたくさんいらっしゃるのだという
ことです。
そのお友達たちはたっくさんのことが好きなのだと思いますし、
そして、たっくさんのご家族の方も、あなたのことを愛していらっしゃると思うので
す。
もし、その方たちがたっくさんの口元をにやけていてイヤと感じていたら、
とっくにそんな態度を示すか、注意してくれると思うんですね。
どうですか、家族、仲の良い友達は不良さんみたいな態度に変化してますか?
結局、たっくさんの口元に難くせつけてきたのは、ただ1人の不良さんですよね。
その不良さんは神様なのでしょうか?
全世界の代表の人?
風紀委員長さん?
全然、違いますよね。
たぶん、学校の中でも、皆に嫌われて、恐がられてて、
不良グループの中でしか、友達を作れない。そういう寂しい人なのではないでしょう
か?
そして、たっくさんは自分は全世界すべての人と仲良くできるべき、
評価されるべき、愛されるべきってと思ってますか?
もちろん、そうできたらベターではありますが、
そんなふうにできる人は世の中にほとんどいないのではないでしょうか。
小泉首相だって、支持率はいつもあがったり、下がったりしてますものね。

世の中では自分にはその気はなくとも、
強盗にはいられたり、体を襲われたりすることってあります。
できるだけ、用心するに越したことはないですが、
強盗に入られたことまで、自分に問題があるのではないかと思う必要はないと思いま
す。
それよりも、今もたっくさんを応援してくれる、愛してくれる人たちの存在に気づく
ことや、
自分の有り方に対して、自分が信頼することが大事なのではないでしょうか。
まず、友達、家族、先生を信頼して、勇気をだして、
学校で不良さんに絡まれて怖い思いをしていることを相談してみてはいかがでしょう
?
もちろん、私たちカウンセラーもぜひ頼ってみてくださいね。
かんばって応援させていただきたいと思います。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

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