ななさん、こんばんわ。根本です。 ご相談有難うございました。二つのポイントがあるように感じました。 一つは隣家の嫌がらせについて。これはここでの本題ですから当たり前ですが、もう一つはご主人の対応。寝込んでしまうくらい自分が悩んでるのにご主人は何もこの問題に向き合ってくれない、そんな不満がずいぶんと積もっていらっしゃるのではないでしょうか。 このご相談を読ませていただいたくと、そのご主人との関係の方が気になってしまいました。 本当は頼りたいご主人があてにならないとしたら、ななさんはお一人でこの問題を背負っていかなければなりませんよね。 そして、ご主人は昼間は仕事に出られ、奥様であるななさんが一日家を預かるとなると、いつまた嫌がらせが来るのか?それがどんなことなのか戦々恐々と常に不安と恐れにさいなまれてしまうと思います。 だから精神的に本当に今もしんどい状況ですね。 > など、数え上げたらきりが無いような、嫌がらせをされています。 > 3回ほど、その娘夫婦にも嫌がらせを止めるように、申し入れましたが > あの親の娘です。同じような考えなのか、嫌がらせはやみません。 それは辛いなんてもんじゃないですよね。 地域社会の中で隣の家というのは、ある意味親戚のようなお付き合いをしていきたいものだと思います。 そこでこんな嫌がらせを受けてしまうとしたら、この先の不安も耐えませんね。 警察もアテにならない・・・そんな気持ちにもなってしまうでしょうし、アンダーグラウンドな手法を使ってでも追い出したい、という気持ちに駆られても仕方がないかと思います。 ただ、そういう手段に訴えると多額の金額を要求されたり、色んなリスクが伴いますから、なかなか決断もしにくいものです。 でも、そのお隣さんは犬の件がなくても遅かれ早かれ嫌がらせをしてきたかもしれませんね・・・。 洗濯物、物音、ゴミ、回覧版、挨拶、、、何かにしろ理由をつけてね。 そういう意味では、嫌がらせをしたいために理由を探していたのかもしれません。 そして、そんなお隣さん一家はきっとあまり幸せを感じられない理由もあるのでしょう。 誰も「今日は気持ちいい天気だなあ。さあて、隣のななさん宅にでも嫌がらせしようか・・・」なんて思わないと思うんですね。 でも、日常の中で、娘夫婦との間で何かしら不満やイライラが溜まっていたとしたら、それを何らかの形で放出したい・・・と。それが隣家のななさん宅だったのかもしれません。 もちろん、そんな事情は知ったこと無いって思われるかもしれませんが、一つそんな意識を留め置かれると良いかとおもいます。 そういう目で隣家を見始めると、どこかに「あのおばあちゃんも被害者なんやなあ・・・」ということに気がつけるかもしれません。 > 昨年暮に町内会長・警察のお力をお借りしまして > 防犯カメラを取り付け、毎日行っていたゴミの投げ入れも一旦はおさまりました。 隣家のご家族の評判とはいかがなものでしょうか? 町内会長さんやその地区の長老のような方からお話を伺った事はありませんか? 何かそういう態度ってななさんの家に対してだけなのかな?という思いもしています。 > しかも これからは嫌がらせは、一切しないと言ったのにも関わらず > 今度は水なら分からないと、思ったのか、バイク・自転車・犬小屋に > 水を掛けてきたりと、朝5時前から雨戸をあけ、庭に水をまいたり掃除をしたして > 騒音を撒き散らし、と、とにかく尋常ではありあません。 確かにちょっと尋常の沙汰ではありませんね。 よほど気に入らないことがあるんでしょうね・・・。 ななさんご夫婦に対して嫉妬している部分があるのかもしれないし、本当に日頃の不満を吐き出しているのかもしれません。 法的にどうのというのは僕からお話することではないかと思いますが、そうした措置もいざとなれば考慮に入れておくといいかもしれません。 > そんな事もあり、自分に災難が降りかかってこないので > 私の事など、私の身になって考えようとしない、主人にも嫌気がさしてきました。 僕はこれが一番大きな問題かな・・・という気がしています。 ご主人が親身になってななさんの話をきき、きちんとした形で町内会なり、直接なり、警察なりに話をしてくだされば、ななさんとしても安心感は全然違うと思うんですね。 なぜ、ご主人はそんなに考えようとはされないのでしょうか? そして、ななさんご夫婦として、なぜそのような関係を築き上げてしまったのでしょうか? よくあるのが完全な役割分担制になってしまうことですね。 奥さんは家のこと(子ども含む)だけを見て、ご主人は仕事をして稼いでくることだけを見てしまうと、お互いの心の中にも不可侵条約が結ばれてしまったかのようになります。 そうすると一緒の家に住んでいるんだけども、実際は別人のような生活になってしまい、お互いに優しさとか気遣いとか配慮といったものが出来なくなります。 そういったときに家族全体に降りかかるような問題が起きたとしたら、その部分部分で孤立してしまいます。 例えば、ご主人は会社で起きたトラブルを一人で抱え込もうとし、その分だけ奥様が家のことでトラブルに巻き込まれても「それは俺が一人で頑張ってるように、お前も一人でやるべきだ」という思いに繋がって、奥様が抱えている問題に、全然気乗りしない結果を招いてしまいます。 ですから、ななさんご夫婦の日常を振り返って、お互いの絆をもう一度強めていくこと、そこではご主人との関係改善が意外に一番求められているように僕には感じられます。 契約上の夫婦ではなく、心のつながりのある夫婦になるためにね。 そうしたときに隣家の問題が夫婦で向き合っていく問題となり、ななさん自身も心に余裕を感じることができるでしょう。 その分だけ、対策の手も広がり、嫌がらせにも冷静沈着に対処できますよね。 まったく変な話かもしれませんが、嫌がらせが嫌がらせになる条件って何かご存知でしょうか? それは嫌がらせされる側が嫌がっていることなんですよね。 当たり前の事ですが、嫌がらせをされている方が気に留めなかったり、冷静に対応されたりすると嫌がらせをする意味や目的がなくなってしまいます。 そういう意味では、ななさん自身の心により余裕を作っていくことで、嫌がらせの被害者としての立場を手放せて行くのではないだろうか?と思います。 その方法がご主人との関係改善だったり、自分自身の心を強くしていくことだったりするでしょう。 でも、少なくともななさん自身の心労を少しでも和らげるために、愚痴を言う場所、怒りを解放する場所をまずは用意する必要があると思います。 電話のカウンセリングもありますので、そんな辛くて行き詰まりを感じた時にはまた僕たちを頼ってくださいね。 ありがとうございました。 |