きちんと会話ができません。

相談者名
つね
以前電話の無料カウンセリングを行いましたが電話ではうまく話せなかったのでこちらに連絡しました。よろしくお願いします。

人ときちんと話ができなくて困っています。
まず、話を聞く際には相手の話す内容と違ってとらえてしまいます。
実例ですと、作成した書類のミスの指摘中に「この部分見たか?」(ミスがないか確認したか)と聞かれ、「見た」(単純に視界に入れた)と肯定し、相手を怒らせてしまったことがあります。もしはじめから「きちんと確認したのか?」と聞かれていたら、素直に自分の非を認めることができたと思います。
まるで頭の中の文章認識が誤変換ばかりです。話の流れでは絶対出ないであろう単語が思い浮かぶことも多く、ひどいときには「今後の景気はどうでしょうか」を「コンゴの計器は銅でしょうか」程にとんちんかんな取り方をしてしまうこともあります。
一方、話す時には関連する情報は一気に頭に浮かぶものの、それらをうまく言葉にできません。一応頭の中に「答え」という塊はあるのですが、それをどう切り出し表現すべきかわからず、無理に丸ごと口から押し出そうとし詰まっているような状況です。
これらの経験を通して、自分の中で「私の会話は一般人には伝わらない」といった前提を抱くようになりました。人にはそれぞれ望むべき「答え」があって、その「答え」にさえ従っていればその場を無事に切り抜けられるのだと、もはや無意識に考えてしまいます。自分がどう思うのかは二の次で、相手の認識がすべて正しいかのように振る舞ってしまいます。話の流れを相手に委ね、こちらは相槌を打つだけで会話に参加している演技をしてしまいます。
仕事柄言わなければならないこと(=自分の考えではない)ははっきり言いますが、むしろ話の前後や相手の状態などお構いなしで直接的に言い放ってしまいます。さらに、それらは自分の言葉ではないため、鵜が鵜呑みにした魚を鵜飼に返すように「そのまま」言ってしまいます。それが原因のトラブルも多数です。
他人との会話がまるでクイズや禅問答のように思えてなりません。相手の中の「正解」を見事言い当てることができれば無事に解放され、失敗したら罰を背負う。
もうこんな「会話」はしたくありません。
…以上が今思い当たる現状です。何かが根本的に欠陥しているように思い相談致しました。よろしくお願い致します。

カウンセラー
濱田よし乃
初めまして、つねさん。
今回ご相談を担当いたします、濱田よし乃と申します。
どうぞ、よろしくお願いします。

> 以前電話の無料カウンセリングを行いましたが電話ではうまく話せなかったのでこちらに連絡しました。よろしくお願いします。

無料カウンセリングをご利用くださったのですね、ありがとうございます。
けれど、うまく話せなかったと感じられたのですね。

おそらく、勇気を出してご相談くださったのだと思います。けれど「うまく話せなかった」と感じる結果になり、さぞガッカリされたことでしょう。
ただ、つねさんは、そこで諦めずに今度は文章でご相談くださいましたね。

そこから、私はつねさんの勇気を感じました。
そして「何とかしたい」という、意思と意欲が伝わってきました。

私は「そんなつねさんの勇気と意欲に応えたい。」と思っています。
何とか、つねさんの気持ちに応えられるよう、私なりに思う事をお伝えさせてくださいね。
>
> 人ときちんと話ができなくて困っています。

つねさんは、「人ときちんと話ができていない」と感じてらっしゃるのですね。
この言葉から、つねさんが言葉を大切に思っている事、相手を大切に思っている事、コミュニケーションを大切に思っている事が伝わってきました。
「つねさんは、自分の思いも相手の思いも大切に出来る。そんなコミュニケーションをしたいと思ってらっしゃるようだ。」私には、そう思えました。

> まず、話を聞く際には相手の話す内容と違ってとらえてしまいます。
> 実例ですと、作成した書類のミスの指摘中に「この部分見たか?」(ミスがないか確認したか)と聞かれ、「見た」(単純に視界に入れた)と肯定し、相手を怒らせてしまったことがあります。もしはじめから
「きちんと確認したのか?」と聞かれていたら、素直に自分の非を認めることができたと思います。

実例を使って丁寧にご説明くださってありがとうございます。私には、とても分かりやすかったですよ。
そして、私も「見た」って答えそうだな。と思いました。
そして、私には、「相手の説明不足」のように思えました。
だから、つねさんが「相手が期待するような答え」を言えなかったのも無理もないと思います。

ですので、このシチュエーションでは、
「きちんと話(説明)が出来ていない」のは相手の方だ。と私には思えるのです。
相手の方が、言葉が省略されているし、説明不足だと、私には思えました。
だから、つねさんの受け答えも「無理もない」と思います。

ただ、そう私に説明されてもつねさんの気持ちはスッキリしないかもしれませんね。
もしも混乱させてしまったならごめんなさい。

少し、説明させてくださいね。

つねさんからのご相談文は、とても丁寧にきちんと説明されていると私には思えました。

例えばこの文章など、

> まるで頭の中の文章認識が誤変換ばかりです。話の流れでは絶対出ないであろう単語が思い浮かぶことも多く、ひどいときには「今後の景気はどうでしょうか」を「コンゴの計器は銅でしょうか」程にとんちんかんな取り方をしてしまうこともあります。
> 一方、話す時には関連する情報は一気に頭に浮かぶものの、それらをうまく言葉にできません。一応頭の中に「答え」という塊はあるのですが、それをどう切り出し表現すべきかわからず、無理に丸ごと口から押し出そうとし詰まっているような状況です。

例をあげて具体的に説明くださっていますし、頭の中のイメージも伝わってきます。
それは、つねさんが自分の思いをしっかり捉えているからだと思います。
そして、相手の事を考えて、どんな言葉を使えば、きちんと伝わるのか、しっかり考えて言葉を選んでいるのだと思います。

ですから、私にとってつねさんからのご相談文は、自分の思いを誰かに伝えるために、きちんと言葉を選んでいる。という印象なんです。

おそらく、つねさんは時間をかけて、このご相談文を書いてくださったのではないか、と想像しました。
丁寧に書いてくださって、ありがとうございます。

> これらの経験を通して、自分の中で「私の会話は一般人には伝わらない」といった前提を抱くようになりました。

こんなに丁寧な文章を書けるつねさんが、そう思わざるを得ないほど、自分の思いを二の次にしてしまうほど、つねさんは悔しく寂しい思いをされたのではないかと、私には思えます。

「自分の会話は伝わらない」と思い、相手の認識が全て正しいかのように振舞う。自分がどう思うのかは二の次。
そんな状態は、さぞしんどいだろうと想像されます。

> 他人との会話がまるでクイズや禅問答のように思えてなりません。相手の中の「正解」を見事言い当てることができれば無事に解放され、失敗したら罰を背負う。

まさに、そんな感じになるだろうと思いました。

> もうこんな「会話」はしたくありません。

つねさんが、そう感じるのも当然です。自然な事だと私は思います。

そして、私にはつねさんが「何かが根本的に欠陥している」とは思えません。
つねさんは、ただ、言葉や自分と相手の気持ちを大切にしているだけだと思います。
相手の「期待」に応えたい気持ちが強いだけなのだと思います。

そして、相手の期待に「毎回」「必ず」応えるのは無理だ、と私は思っています。

だから私には、つねさんが「欠陥している」とは思えません。
ですので、つねさんの「欠陥」を指摘する事は出来ません。

ただ、これだけきちんと言葉を選んで思いを伝えようとしているつねさんだからこそ、
周りの人達の「話」は、つねさんが、聞いていて理解しにくいかもしれない。と想像しました。

何故なら、周りの人達は、つねさんほど「きちんと言葉を選んでいない」だろうと思われるからです。
おそらく、言葉の省略も多いでしょうし、適切でない言葉を選んでいる場合もあると思います。
そんな周りの人達の会話につねさんが困惑するのは、私には自然な事のように思えます。

それは、どちらが正しいのでもありませんし、どちらかが間違っているのでもありません。
ただ、言葉に対する思いが違うのだと思います。

もちろん!つねさんに欠陥があるのではないです。そして、きちんと話せていないのでもないと思います。

試しに、「相手は、自分みたいに言葉を丁寧に扱っていなくて、説明も丁寧じゃないかもしれない」
そう思って会話してみるのは、どうでしょうか?

そう思っていれば、相手の「見たか?」についても説明が丁寧じゃない可能性が考えられますから、
「どういうことでしょうか?」「どういう見方でしょうか?」と、質問出来ると思うのです。

「ん?、どういうこと?」と少しでも感じたら、「どういうことでしょうか?」「こういうことですか?」そう質問し合って、少しずつお互いの理解を深めるのは、コミュニケーションの大切な目的の1つだと思います。
つねさんが質問する事で、相手の方も今まで気づいていなかった事に気づけたり、理解が深まるのではないかと思われます。

どんな言葉で質問してもいいんです。
大切なのは「分かりたい!」という思いを表現する事なんです。
「理解したい!」という思いが、顔の表情や仕草、声のトーンに現れて、その言葉になっていない思いが相手に伝わるのです。

ここまで、私なりに思う事、感じたことをお伝えさせていただきました。

もしも、つねさんが、疑問に思う事や伝えたい思いがありましたら、是非無料の電話相談をご利用くださいね。
そして、つねさんの疑問や思いを私たちカウンセラーに聞かせて欲しいのです。
私は、つねさんの思いを聞かせて欲しいです。

今まで伝わらないと思って二の次にしてきた自分の思いを伝えるのには勇気がいると思います。
けれど、つねさんは勇気を持っています。

もしよろしければ、カウンセラー相手に練習してみませんか?
私は、つねさんを応援しています。そして少しでもお手伝いが出来たら嬉しいのです。

ご相談ありがとうございました。

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