くらげさん はじめまして。 カウンセラーの近藤あきとしと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。> 高校3年女子です。もうすぐ大学の面接を控えていますが、もやもやとした不安や焦りで心が一杯になって精神的にがたがたと揺らいでしまっています。 大学受験は高校までの進学と違って、自分の進路や将来をこれまでとは比べ物に ならないレベルで真剣に考える場面ですから、今まで経験したものとは違う プレッシャーを感じてしまいますよね。 私も同じ時期にはとても不安で仕方がなかったことがありました。 これから先がどうなるのか分からない時、 私たちは大きな不安と恐れを感じるものです。 心が恐れにとらわれていると、進まなければと思っていても、 次の一歩がどうしても踏み出せないこともあります。 未来がどうなるかは誰にも分かりませんからね。 でもその分からないということが恐れを生むわけです。 すると私たちはどうするかというと、考えられる『最悪の状況』を 想定しておきたくなるんですね。もしそうなったら「ほら、やっぱりね」 って思えますから。ただ、その最悪の状況を考えるのもやっぱり怖いこと だったりするんです。傷つかなくてすむ方法をいっぱい考えても 結局は次の一歩が踏み出せないことには変わらなかったりするんです。 > いままで何度かそういう状況に陥ったことがあって、友人や両親からは「もっと早く相談してくれ」といわれます。でも、できません。 > 相談しようとすると先に涙がでて言いたいことが全部ぐちゃぐちゃになってしまい、結局自分でもわけがわからなく泣いただけになってしまいます。 おそらく、くらげさんはとっても繊細で細やかな感性を持った人なんでしょうね。 そういう人は他人を思いやる気持ちが強かったり、自分よりも周りのことを まず考えてしまうところがあるものなんです。 本来は才能であり魅力でもあるのですが、今のくらげさんにとっては その長所になるはずの部分が、自分を苦しめる悩みを生み出しているの かもしれないのですから、それはとても辛いことだと思いますよ。 「他人に迷惑をかけることは、いけないことだ。」と思っていたりしますか? 自分の悩みを誰かに打ち明けることは、誰かの負担になって迷惑をかける ことになってしまうんじゃないか?って感じてはいないですか? だとしたら、もしそうなったら私は誰かから責められたり、 誰からも相手にされなくなって、誰も愛してくれないって、 感じてしまうのかもしれませんね。 周りに迷惑をかけたくないというのはくらげさんの優しさであり 思いやりの気持ちなハズですね。本当であればくらげさんの良い部分が、 私はそのままの自分では愛されないんだと なぜか間違った捉え方になってしまっているのかもしれません。 これは私の想像なので、もしかしたら違っているかもしれませんが、 くらげさんには「私には愛される資格が無いんだ」と感じてしまうような 経験が過去にあったりはしませんでしたか? だから、一生懸命いつも他人にに気を使ったり、良い子でいなければと思ったり 優秀だと評価しもらうために頑張ってきたりしてきたのかな、と思いました。 そういう自分でなければ愛してもらえないと思うようになったきっかけとなる 出来事や状況が人生のどこかにあって、くらげさんの心に痛みを残すことに なったのではないかと私には感じられたんです。 でも上にも書いたとおり、それは間違いなんですね。 くらげさんには、そんなことをわざわざしなくてもみんなに愛されるだけの 価値があるんですよ。自分以上に自分を良く見せようとしなくても、 周りから求められるような優秀な良い子でなくても、 みんなに受け入れられるだけの思いやりと優しさを もっている人のはずですからね。 でも今までずっと誰かに気を使ったり、自分のしたいことや欲求は横に置いて 他人のために頑張ってきたんだと思いますから、そうすることにくらげさんは もう疲れきっているんだと思うんです。 本当はしんどくて、こんなこともう止めたいって心のどこかで 叫んでいたのかもしれません。こんなの自分じゃないって ずっと誰かに言いたかったのかもしれません。 それくらいくらげさんは頑張ってきたし、大変だったことを 分かっていたのに誰にも言えないと思ってきたんじゃないでしょうか? > 泣けばすっきりするのですが、よけい心配をかけてしまい、それでまた相談するのが怖くなり、また同じことが繰り返されます。 > どうすれば自分がいっぱいいっぱいになる前に相談を打ち明けられますか? > もう性格だと思って一生付き合うしか無いでしょうか? 泣いたらいけないと思うとよけいに涙が出てきてしまいますよね。 いっぱいいっぱいになると、自分でも押さえが利かなくなって 気持ちが溢れて止まらない状態になっているのでしょう。 頭で考えてもどうにもならないことってありますよね。 「泣いたらいけない」と思っても、心と体は言うことを聞いてくれなくて ダメだと思えば思うほど、涙が流れてしまうのではありませんか? 泣いたらスッキリするということは、心はそうしたいと感じていると 捉えることも出来ます。だから、もしかするとくらげさんにとって 必要なことは、もっともっと大声で思いっきり泣くことなのかも しれません。 本当はずっと泣きたい気持ちが、それこそ小さな子供の頃からあって でもそうしたら周りを心配させて迷惑になるかもしれないと思って 我慢し続けてきたとしたら、くらげさんの心の中は泣きたい気持ちが いっぱいに詰まっていて、もう何も入らないくらい余裕やスペースが ほとんど無いのかもしれないんですね。 心に余裕が無いと、何かの感情が動くような出来事や環境の変化などの 刺激が入ってくるだけで、溜まっていた気持ちが溢れてしまいます。 それが涙となって流れてしまうのであれば、本当は泣きたい気持ちが 心の中をぐるぐると出口を求めているように思えるんです。 だとしたら、それを一度解放してあげることが必要かもしれません。 しんどかった気持ち、辛かった気持ちを全部外へ出してみませんか? 私たちカウンセラーの前ではどんな感情を吐き出してもらっても OKですので、試しに無料の電話カウンセリングを受けてみると 良いと思いますよ。 また、これも想像ですがくらげさんの過去に、泣いたら叱られたり、 責められたりして、辛い目にあった経験があって、 泣くことを自動的に封印しようとしていた時期があったのでは ないかと感じたんです。カウンセリングを使って子供時代の出来事を 掘り下げてみていくことで、原因となるルーツを見つけていくことも できますので、そのようなカウンセリングを受けることを考えてみても いいと思います。 くらげさんの本来の才能は、誰かの向けてくれる思いやり、そして誰かの愛に 気づいてあげられる感性と、それらに反応を返せる優しい気持ちだと思います。 そんな、“くらげさんらしさ”をこれから取り戻していきましょうね。 今回はご相談ありがとうございました。 近藤あきとし |