前に進めない

相談者名
sakura
私は4月に東京に引越してきて、現在就活中の25歳です。
引っ越した理由は母親と合わず自立したかったのと妹の進学に伴い同居することに意見が一致したからです。今まで正社員で働いたことがなく環境を変えきちんとした仕事に就きたいと思っているのですがなかなか採用されず、また面接が苦手のため積極的に行動もできず、今現在ひきこもり状態が続いています。昔から人見知りで内向的であったのですが、人と接することを避け、不安から逃げなんとかやってきました。でもなんだか疲れてしまいました。中学校時代は友達を一人も作れず、高校も似たようなもので、今居る唯一の人間関係は高校の時に出来た友達が2人居るくらいです。何かにつけ昔のことを思い出してしまい、人と比べ、そしてまた、落ち込んでしまうのです。他人から見れば私は大人しく見られていたり、落ち着いてるように見られていてそれが普通のように理解されるのはいいのですが、実際は常に不安で心休まらないのです。人見知りで話しべたでもう最悪です。これからもこんな調子でやっていける自信がもうありません。
最近は妹とろくに口も聞かず、普通にしたいのですが、不安や悩みを口にすることはできなくてつい態度に出てしまうんです。
自分の中でどんどん悪いほうにばかり考えてしまい、抜け出せずにいます。
文章がまとまっていなくてすみません。
誰かに話を聞いてほしいのですが病気ではないしカウンセリングを受けてみたいのですがこんな悩みでも大丈夫でしょうか教えてください。
カウンセラー
土肥幸司
sakuraさん、こんにちは。
今回、担当させていただく土肥(どひ)です。
よろしくお願いします。

まずはこうやって相談していただき、ありがとうございます。

> 誰かに話を聞いてほしいのですが病気ではないしカウンセリングを受けてみたいのですがこんな悩みでも大丈夫でしょうか教えてください。

もちろん、大丈夫ですよ。
sakuraさんが今、悩んでいることはsakuraさんにとって
とても大きなウエイトを占めているのだと思います。

それを伝えることは勇気のいったことだったと思います。
だから、こうやってチャレンジしてくださったことに
とても感謝していますし「ありがとう」の言葉を伝えたいと思いました。

そして、もしもsakuraさんが今までなかなか不安な気持ちを
誰かに相談せずに抱えてきたとしたら
今日、こうやって自身の悩みを相談してくださったこと
不安な気持ちを伝えてくださったことが、大きな一歩だと思うのです。

人はその問題に向き合うだけで問題を50%は解決している...と言われています。
25歳のsakuraさんが、今、「乗り越えよう」と決意したのかもしれませんね。

私がsakuraさんのメールを読ませて頂き、感じたこと、
それは「自己開示」というキーワードでした。
文字通り「心を開く」ということです。
自己開示とは心を開いて、自分の思っていることを素直に言葉で伝える。
コミュニケーションする、表現する...ということです。

引越しした理由は母親と合わず自立したかった...とのことですが
sakuraさんにとってお母さんとの関係、家族との関係というのが
現在のsakuraさんの対人関係に大きく影響していると思います。

> 今現在ひきこもり状態が続いています。昔から人見知りで内向的であったのですが、人と接することを避け、不安から逃げなんとかやってきました。でもなんだか疲れてしまいました。

「ひきこもり」というのは怒りの一種でもあると考えられています。

例えば小さな頃と言うのは誰でも両親に愛されたいと思いますよね。
でも父親が忙しくて、かまってもらえなかった。
母親はいつもヒステリックで私の話を聞いてくれなかったとします。

すると「分かってもらいたくても、分かってもらえないんだ」...と悟りますよね。

そして「分かってもらえないなら、もういいや」とひとりで頑張ろうとしたり
誰にも弱音を吐かなくなっていくのです。

sakuraさんの子どもの頃はどうでしたか?

> 引っ越した理由は母親と合わず自立したかった
と書いてらっしゃいますが、どんな風に合わなかったのでしょうか?
おそらく、そこにsakuraさんが怒っている理由があるのだと思います。
だから自分の気持ちを誰にも伝えなくなったのだ...と

そして本当は誰かに気付いてほしいのではないでしょうか?

これはあくまでも私の推測ですが
小さな頃、もっとお母さんに自分の話を聞いてもらいたかったのではないでしょうか。

「幼稚園でこんなことがあったんだよ」
「友達とこんなことをして楽しかったんだよ」...って

でも、もしもその時期、お母さんが忙しかったり心に余裕がなかったとしたら
その話をちゃんと汲み取って聞くことができませんよね。

そういう「寂しさ」から、もう人に自分の気持ちを伝えようということを
やめてしまったのかもしれませんね。あきらめてしまったのかもしれませんね。

ここでひとつsakuraさんに考えてほしいことがあるのです。

その頃、もしもお母さんに分かってほしいことがあったとしたら
それは何でしょうか?

何を伝えたかったでしょうか?
何をお母さんに分かってほしかったと思いますか?

私は幼少期、弟が病気になったり
田舎の祖父が事故で大ケガをして
母親がそれにかかりっきりだったので
家でひとりで過ごしている時期が1年以上、ありました。

だから大人になってからも何でもひとりで解決しようと思っている節があったのです。

でも誰にでも不安や悩みはありますよね。
その不安をひとりで抱え込んでいた時は、とてもしんどかったのですが
誰かに伝えることで気持ちがラクになっていったのです。

不安なことは悪いことではないのですよ。

現在、就職活動中、とても厳しい状況だと思います。
それに増して4月に東京に引っ越してきたばかりで、
妹さんとも、少しギクシャクしてしまっているとしたら、とっても不安だと思います。

> 他人から見れば私は大人しく見られていたり、落ち着いてるように見られていて

周りからは不安を持っているだなんて思われていなかったとしたら
余計に寂しいし「本当の自分は、そんなに落ちついてなんていないのに」...と
思ってらっしゃるかもしれません。

私達は本当の自分を知ってもらえたとき、
「この自分でいいんだ。私は今のままでいいんだ」と思えるのです。

もしsakuraさんが良ければ
カウンセリングを利用してみてくださいね。
今、sakuraさんが思っていること、感じている不安を私達に聞かせてください!

「その不安、分かりますよ」と受け止めてくれる人、たくさんいると思いますよ。
もちろん私もそのひとりです。

そして誰かに話すことでsakuraさんの気持ちも整理されてくると思います。
人と「つながり」を持つことでしだいに安心感が芽生え新しい目標ができたりもします。

まずはその不安を伝えてみてくださいね。
そして、自分自身に優しくしてあげてくださいね。
そしたらsakuraさんが少しずつ自分自身を好きになれると思いますし
いずれ「なりたい自分」を見つけ、そこを目指していけると思います。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自信喪失のケアから夢やビジョンの実現サポート、幸せになれるコミュニケーションを得意とし、”お客様を笑顔に”をモットーに、お客様の気持ちに寄り添った心理分析と、今できることを分かりやすく提案している。 優しい口調からか、癒し系のイメージを与えることが多く、いつも笑顔が絶えない。 ※2020/3/1より休会中