ネット友人

相談者名
りぃ
ネットで知り合った友人(同性)がいます。
少し特殊ですが、ネット上でお互い有名人になりきって話す、という遊びの中で知り合いました。
知り合って半年ほどはお互い時間があるときに言葉を交わすという関係でしたが、いつも彼女はわたしが悩んでいるときに気づいて声をかけてくれ、お互いに大切な存在でした。
その後、特別な関係(遊びでの疑似恋愛?)として半年以上SNS系で長いときには2時間ほど話していました。
話す内容は、たわいもないことだったり、時にはお互いの仕事の話などもしていました。
もし、お互いがなりきって話す世界や関係をやめても友人であることには変わらないというようなことも話していました。
しかし、時間が合わなかったりすれ違う日々があったとき、わたしの不用意な発言もあってお互いの関係を解消することになりました。
相手のひとは悪いのは自分だから、ごめんね、と言いました。
わたしは自分に非があったこともわかっていたし、どちらが悪いということはないと思ったので、大丈夫といいました。
そのときにネットでの関係は終わっても友だちでいたいと言ったところ、わたしがよければいいよ、ただ少しだけ整理する時間がほしい、と言いました。
時間がほしいということだったのですが、2週間ほどたったとき、お誕生日メールを送りました。
返信はありませんでした。
しかし、やはりこのままはイヤだったので、それからまた2週間後、謝罪ともう一度仲良くしたいという気持ちを送ったのですがそれっきりです。
もう関係を終わらせたいのかなと思いながらもあきらめきれません。
会うことも電話も出来なく、メールと手紙のみしかできません。
どうしたらいいでしょうか。
カウンセラー
近藤あきとし
りぃさん はじめまして。
私はカウンセラーの近藤あきとしといいます。
どうぞよろしくお願いいたします。

ネットで仲良くなってきた友達とちょっとしたすれ違いから、それまでの良い関係を
手放さなくてはならなかったのですね。
そしてりぃさんはもう一度仲良くなる為に出来ることはないかと思って相談をお寄せ
下さったのですね。

上手くいっていた関係が滞っていったのは、きっかけがあったというより、
少しずつお互いの何かがズレていったような感じみたいですね。
それにりぃさんの言う不用意な発言というものにとても後悔が残っているようです。
決して離れたくはなかった友人が離れていくのはとても悲しいですし、
やりきれない気持ちで一杯になってしまいますよね。

>少し特殊ですが、ネット上でお互い有名人になりきって話す、という遊びの中で知り合いました。
>知り合って半年ほどはお互い時間があるときに言葉を交わすという関係でしたが、いつも彼女はわたしが悩んでいるときに気づいて声をかけてくれ、お互いに大切な存在でした。
>その後、特別な関係(遊びでの疑似恋愛?)として半年以上SNS系で長いときには2時間ほど話していました。

となると、ちょっとしたバーチャルな関係の中でやり取りをすることで、
お互いに現実の自分よりも気軽にコミュニケーションができたのかもしれないですね。
遊びが始まりだったものが、徐々に分かりあう部分が大きくなりいつの間にか
現実でも大切な人へと気持ちが変化していったということのようですね。

>相手のひとは悪いのは自分だから、ごめんね、と言いました。
>わたしは自分に非があったこともわかっていたし、どちらが悪いということはないと思ったので、大丈夫といいました。
>そのときにネットでの関係は終わっても友だちでいたいと言ったところ、わたしがよければいいよ、ただ少しだけ整理する時間がほしい、と言いました。

彼女が自分が悪いと言っていたのは、どうしてだったんでしょうね?
りぃさんの発言で彼女が気を悪くしたのなら、そうは言わないように思いますよね。
彼女が気を使ってそう言ったのかもしれませんが、もしかしたら彼女はりぃさんと
バーチャルな関係でたくさん話をしてそれまで溜め込んでいた感情を解放出来た
のかもしれませんね。

そして、心が軽くなりスッキリ出来た分だけ彼女が本当に進みたい方向を
見つけたのではないかと思うのです。だからこそそれまでのりぃさんとの
関係を続けていくのは難しく思ってしまったのかなと感じました。
先のステップを踏み出したい気持ちとりぃさんとの関係を保ち続けたい気持ちの
間で悩んでいたのかもしれないと感じたのです。

そんな葛藤を感じて苦しい気持ちがある分だけ、その間はりぃさんと話したい
気持ちもなかなか出てこないかもしれませんし、苦しい分むしろ距離を
とりたくなってしまったのかもしれません。どこかでりぃさん自身そんな彼女の
気持ちに気づいていたからこそ、ちょっとつい不用意な発言も出てきて
しまったのかなと思いました。

またこんな時は、どこかでりぃさん自身が、「私は見捨てられて当然なんだ。
嫌われて当然なんだ」と自分のことを受け入れることができず、
自分自身を責めているのなら、りぃさんが「私は自分をこんなに嫌いなのに、
彼女だって私を好きになったりはしないハズ」こんな悲しみを心の底で
感じていたのかもしれません。そうしたらしんどくなって当たり前だと思います。

りぃさんは、こんな気持ちになったことはこれまでの人生の中で
同じように感じていたことはなかったでしょうか?

人との関係性の問題は、その本人が周り人にたいしてどんな感情を持っているかや
人とコミュニケーションする時のその人の価値観を振り返って思い出してみることが
カウンセリングでは大切なことと考えています。。
そして自分の言葉で感情を抑えることなく吐き出していくことで、今の自分の状態を
理解して、受け入れることができるようになっていくのです。
まずはそんな思いをカウンセラーに話してみませんか?

そして出来るのなら、その彼女に今までのことを「ありがとう」と感謝できる
りぃさんになってみませんか?彼女に伝えられるかどうかに関係なく、
そんな気持ちを無理やりでなく、自然に持てるようになれたらとても楽に
なれるのではないかと思いますよ。

そんな気持ちが楽になれるお手伝いを私たちはしていきたいと思っています。
良かったら無料の電話カウンセリングなども利用されてみてはいかかでしょうか?
いつでもお待ちしていますからね。

今回はご相談ありがとうございました。

近藤あきとし

この記事を書いたカウンセラー

About Author

超自立男性との恋愛・コミュニケーションに関わるお悩み・慢性的な生きづらさの解消などを得意とする。 理論的な“心理分析”と、感覚を使った“心理セラピー”を活用する多面的なサポートが好評。 問題の裏に隠れた「真実の物語」を読み解き「自分の本質を生きる」ことを目指すカウンセリングを提供している。