相談者名 | ぴょんた |
精神的な病を抱える人に攻撃されることが続いています。身近にそのような知人が増え、病気について勉強もしてきたつもりですが、付き合うことへの恐れや、差別的な意識が生まれてしまいました。 インターネットで知り合った趣味仲間のAさん(女性)からは、恋愛の相談を受けました。 Aさんが心療内科に通っていたり、家庭に問題があったこと、借金があること、友人がいないことなどは、相談途中で人づてに聞きました。 恋愛問題が収束(弁護士を介していました)し、やり取りの回数は減っていましたが、最近突然、攻撃的なメールが二度来ました。「あなたの言動は幼稚だ」「あなたは品性がない」「恋愛の話題は一切するな」という内容です。私は攻撃が増すのを恐れ「ごめんなさい、あなたの言う通りです。ご指摘ありがとうございました」と返信しました。 Bさんも趣味の仲間で、うつ病で自殺未遂の経験があり、療養中です。Bさんは一匹狼を気取り、大袈裟な言葉で自分のキャラクターをアピールします。一方でネット上での知り合いをどんどん増やし、他人の不調やトラブルに対し過度な同情・心配をし、体調を崩しています。Bさんとは趣味の活動をともにしてきたのですが、突然、本人の希望で脱退しました。理由はわかりません。そして、私やリーダーに対する当て付けを、それとなくツイッターで繰り返しています。 AさんもBさんも、自身に向けられた言葉や強がりでしかないように私は思っています。投影が強いのだと感じました。そうわかっても、不愉快に思いますし、具体的にどう対応してよいのか、わかりません。 アサーティブネスでいたつもりでも、うまくいきません。彼らは急接近し、問題があると暴言を言ってすぐに去っていきます。 不穏な発言が多く、もともとの考えや性格によるものなのか、病気のせいなのかの判断が難しいです。いくら病気でも、心にひとかけらもないものは出てこないだろう、とも感じます。 辛い思いをしているのは確かですし、自分のことで一杯なのだと思います。しかし、急に怒ったり逃げられたりすると、友人でいることが難しいです。 今後も精神的な病を抱える人やそんな傾向のある人が近寄ってくる、トラブルに巻き込まれると思うと恐ろしいです。このような人たちから自分を守り、適度な距離を保つための心構えや具体策があればご教示ください。 | |
カウンセラー | 高井さゆ |
ぴょんたさん、初めまして。 今回、回答を担当させて頂きます、高井さゆと申します。 どうぞ、宜しくお願い致しますね。 まず最初に、たくさんたくさん書いてくださって、有難うございました。 そして、これだけたくさん書いてくださった背景には、ぴょんたさんが今回のご相談内容に対し、とっても誠実に向かい合われ続けてきた、という事実があるのではないでしょうか。なぜなら、真摯に向かい合っていなければ、これだけの文章を書くことはできないと思うからです。 問題に向き合い続けるということ、その姿勢が何より素晴らしい!と思いました。 たとえば、AさんやBさんに対して、「もう付き合わなきゃいいや」と、関係をすっぱり切ることだって出来たと思います。でも、それをせずに、AさんやBさんの持つ事情やバックボーンを加味しつつ、どう接したらいいかな・・と試行錯誤されてきたからこそ、このご相談内容になったのではないかと感じています。そんな風に相手に、しかも攻撃してくる相手に対して向き合われているご自身を、どうか「自分はがんばってる!」「よくやってるなぁ・・」と、たくさんたくさん、認めてあげてくださいね。 また、AさんやBさんたちから“離れたい”というような表現が一切見当たらないところにも、私は感激しておりました。 そして本題でございますが、自分を守り、適度な距離を保つための心構えや具体策に関して、お応えさせて頂きますね。 心理学では、『攻撃は、助けを求める声である』という考え方があります。 “私のことを、わかってほしい、認めてほしい、愛してほしい”、本当はそういう気持ちを持っているのに、表現方法が『攻撃』になってしまっている、という見方です。 では、彼らはどうして攻撃をしてしまうのでしょうか。 彼らがそれまで経験したことがないほどの近い距離にぴょんたさんが入ってきたとしたら・・彼らにとっては、嬉しいけれど脅威なのです。なぜかというと、それほどまでに近い人間関係というのを経験したことがない為、「本当に?」という疑いの気持ちが強く出てくるからです。 自分の近くまで来てくれること、とても信じられないけれど(これが疑いです)、本当に来てくれるなら嬉しい!でも、それと同時に、近くまで来てくれた後に『また離れていってしまうんじゃないの?』、『いつかはいなくなってしまう、自分の元から去っていってしまうのでは?』という強い怖れを感じているのです。 この怖れを感じるとき、彼らはこう考えるかもしれません。“自分の近くまで来てくれた後にいなくなってしまうかもしれないなら、それはショックすぎるから、だったら最初から近くまで来てくれない方がいい”と。こう感じる分だけ、自分に近づいてくる人と距離を取ろうとするのです。『攻撃』という手段を使ってまで。 『攻撃は、助けを求める声である』という考え方と、『親密感への怖れ』という考え方、このふたつを知ることで、彼らの攻撃が何を表現しているのか、ということをぴょんたさんが理解する為の助けになれたとしましたら幸いです。 最後に、上記2点から彼らを理解し、今後もお付き合いを続けていこうとされるとき、何よりも一番大切なのは、ぴょんたさん自身の『心の余裕』です。 彼らを理解し、その上でお付き合いを続けていくとしても、『攻撃されている』と感じることが無くなるとは限らないかもしれません。ぴょんたさんの感じ方や見方が変わったからといって、彼らの態度がすぐ変わるわけではないかもしれないからです。 その『攻撃』を受け流すために必要なのが、『ぴょんたさん自身の心の余裕』です。私たちは、心に余裕があればある程、寛大になれます。その寛大さによって、彼らの『攻撃』を、『助けを求める声なのね』ですとか、『わかってほしい、認めてほしいっていう叫びなんだな』と見ることができるのです。 自分の心に余裕をもつ、つまり、自分の心を癒したり、すっきりクリア!させる為にも、カウンセリングはとても有効です。ぜひご活用くださいね。まず、自分の心ありき、ですから。 今回の回答で、少しでもぴょんたさんの心に余裕が生まれたとしたら、こんなに嬉しいことはございません。 何かご不明な点や説明が足りないところ、もっとつっこんで訊きたいというようなことがございましたら、遠慮なく初回無料カウンセリングをご利用くださいね。 ぴょんたさん、ぴょんたさんは彼らから『攻撃される』くらい、彼らの心に近づいているということを、とても上手に彼らに対応できているということを、自分にたくさんたくさん認めて、褒めてあげてくださいね。 ご自身を守りながら、適切な距離で、そしてあわよくば楽しく、彼らとお付き合いができますよう応援していますね! |