相談者名 | のん |
相談に乗ったりできない両親を持ち、心が繊細なまま40代半ばまできてしまいました。このままの人生を送るのは辛いなぁ…と、グループセラピーを受けたり、気になる人が集まる場所へ出かけるようになりました。 ですが、この人はこう思っているみたいだからこうしよう…と、常に計算する癖があるようで、そこをなんとかしたいと思っています。 あまりにわがままで自分本位な行動はできない…と思いつつ、もっと自由にしたいと思ってしまいます。 もっと気楽に人と関わりたいです。いい方法がありましたら、教えていただきたいです。よろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 松尾たか |
のんさん、はじめまして。 今回、のんさんのご相談を担当させていただく松尾たかと申します。どうぞよろしくお願いいたします。 心が繊細なまま40代半ばまできてしまったと書いてくださったのんさんにとって、人に近づいていこうとすることは、とても勇気が必要だったのではないでしょうか。 >ですが、この人はこう思っているみたいだからこうしよう…と、常に計算する癖があるようで、そこをなんとかしたいと思っています。 相手が思っていることを感じ取り、それに沿うように行動が出来るのんさんは、とても気遣いが出来る優しい方なのでしょう。 そして、ご自分では「常に計算する癖」と書かれていますが、のんさんは全体を見渡して、先読みやシュミレーションが出来る方であり、人のために動ける愛をいっぱいお持ちの方なのだと思います。 ただ、のんさんが、そのように考え動いてしまう時に、やりたくないのにやらなければならないと感じているならば、それは本当に苦しいことだと思います。 のんさんは、もしかすると、小さな頃からご両親の顔色を伺い、いつも自分の気持ちは抑えてこられたのではありませんか。 さて、ここでのんさんに質問です。のんさんの言う「常に計算する癖」は、なんのためのものでしょうか。 何のためにやっていますか? 私たちは、元々はお父さんやお母さん(あるいは誰か)を喜ばせたいとか、手助けになりたいという思いから相手の気持ちや空気を読んで動いていたのだと思うのですが、それをやって成果が得られなかったり、逆に怒られたり相手にしてもらえなかったりすると、「自分が悪いからなんだ」と思い込んでしまうことがあります。 もし、のんさんが、こんな自分ではダメと感じていて、相手に受け入れてもらうためには相手の気持ちを察して相手が考えている行動をとらなければならないと思っているのだとしたら、それはとても疲れるでしょうし、しんどいことだと思います。常に気を張っているから、緊張感も伴いますよね。 そうすると、その状態は、リラックスや自由からは遠いものになってしまいますよね。 まずは、そんな状態の自分に気が付くこと、そして、何のためにそれをやってしまうのかを知ってみましょう。 >あまりにわがままで自分本位な行動はできない…と思いつつ、もっと自由にしたいと思ってしまいます。 わがままで自分本位な行動と、自分の気持ちを素直に伝えることは別のものです。 のんさんは、人の気持ちを慮るだけに、自分の気持ちや考えを伝えることを、わがままだと感じていませんか? 自分の気持ちや考え、希望を誰かに伝えた時、「それを聞き入れてくれないのは嫌だ!」というのはわがままかもしれません。 でも、相手にも事情があるだろうから、時には「NO」と言われることもあるよね、と理解し、それを受け入れられる用意があるのであれば、どうでしょうか。 それは、わがままや自分本位ではないと思いませんか。 周りのことを考えられるのんさんであれば、どんなに自由にしたところで、それは「わがままで自分本意な行動」にはならないと思いますよ。 のんさんは、自分の中にあるルールやべき(~すべき、~してはいけない)というものがあるようです。 それを見つけて、それが本当に正しいのか、必要なのかを考えてみるだけでも、その固定観念の縛りからラクになれると思います。 一人でするのが大変だと感じるなら、初回無料を利用してみることをおススメします。 心優しく人を大切にできるのんさんが、どんどん人との関係を仲良く、楽しいものにしていけることを願っています。 ご相談ありがとうございました。 |