きらりんさん、こんにちは、初めまして。 今回、きらりんさんのご相談を担当させていただきます、三枝みきと申します。 どうぞよろしくお願いいたします。きらりんさんは「人を思いやる」ということがどういうことだか分からないと、感じていらっしゃるのですね。 また、ご自分のことがお嫌いで、自分自身を許せないと感じていらっしゃったり、人に好かれるような人間ではないとも思っていらっしゃる、それはとても辛いことなのではないかと私は思います。 でも、きらりんさんが「『思いやり』がどんなものなのか知りたい」と考えていらっしゃるということは、本当は人のことを大事にしたい、思いやりをもって関わりたいと感じていらっしゃるのではないでしょうか? それはとても素晴らしいことですよね。 それに、きらりんさんがご自身を「優しくない」とか、「人を傷つける」、「不幸にする」と思っていらっしゃること、これはまったくの誤解だと私は思います。 なぜかというと、本当に冷たい人、優しくない人、人を傷つけて平気な人は、「思いやり」がわからないからと言って悩んだり、こんなところに相談しようとは思わないなずだからです。 でも、きらりんさんは思いやりについて知りたいと、わざわざ手間や時間をかけてまで私たちにご相談くださった、そこに私はきらりんさんの周りへの愛を感じました。 ですからこれから、きらりんさんがご自身の優しさや愛を周りに向かって贈れるように、一緒に考えていきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 まず一つ目。 >それに、自分を攻撃してくるような人がいると、相手の核心をついてキツイことを言ってしまいます。 >自分が言われたら嫌な事をしてしまいます。 自分自身を守るためについ攻撃してしまう、相手に更なる反撃を許さないためにも、相手を完全に黙らせられるような強い攻撃をしてしまう――、それはたしかにいいこととは言えないかもしえませんが、でも身を守るためには、時には仕方ないことでもありますよね。 ただ、もしも過剰なほどに攻撃し返してしまうのだとしたら、それはきっと「怖いから」なのではないでしょうか? 「攻撃は最大の防御」、相手から傷つけられるのが怖いからこそ、反撃する力が残らないくらい完膚なきまでに叩きのめす、そうしたことが闘争の現場にはよく起きるものです。 だとしたら、つい反撃してしまうきらりんさんは一方的に責められるべきではないと、私は思うのです。 >自分の周りの人(親とか兄弟)が困っていても直接何かの助けになれることもありません。 >例えば仕事で悩んでいても、変わってあげられればしてあげたいけどそれも出来ないし、一緒に仕事を探すとかしてもそれでは本人の根本の問題が解決にはなりません。 ここについては、一見きらりんさんの書いてくださっていることは冷たいことのように見えますが、そうではないと私は思います。 きらりんさんはとても素直で、正直な方で、だからこそうわべだけ心配しているようなことは言わないし、偽善的なことやできもしないことはしない、そうなのではないですか? 綺麗ごとよりも本当に本人のためになることとはどういうことか、それについて真剣に考えていらっしゃいますし、現に「変わってあげられればしてあげたいけど」と書いてくださっています。 これはその人への「愛」に他なりませんよね。 ただ甘やかすだけが愛ではないとわかっていらっしゃるし、誰かにどう思われるとかうわべを取り繕うこともない、本当に誠実でまっすぐな、素敵な方なのだなと私は思います。 >兄弟がうつ病になっても、本当の辛さとか相手の気持ちを考えようともせずに酷いこともたくさん言いました。 これについては、きらりんさんがご自身を責めていらっしゃることを、私は感じます。 酷いことをたくさん言ったとご自身を責めていらっしゃるけれど、でも本当は、相手のつらさや気持ちをきらりんさんは本当を分かってあげたかったし、何かできることがあればしてあげたかったのではないですか? だとしたら、きらりんさんは本当は愛をたくさん持った優しい方で、本来は「思いやり」をちゃんともっているのだと私は思いますよ。 ただ、それをうまく表現できない、そして「今は、表現できる状況にない」のではないでしょうか? たとえば、自分が大けがをしていて痛みに苦しんでいるとき、他の人の苦しみまで思いやることは、かなり難しいことです。 つまり、もしかしたらですが、きらりんさんご自身も悩みや苦しみを抱えていらっしゃって、他の人の痛みにまで思い至れないだけなのではないでしょうか? 間違っていたらごめんなさいね。 でも、きらりんさんはご自分を嫌っていらっしゃる、許せないと感じていらっしゃると書いてくださっています。 私にも嫌というほどそういう経験があるのですが、自分を愛せない、自分が嫌いという自己嫌悪や自己否定、自分を許せないときの自己攻撃、それらはとても苦しいものです。 だとしたら、きらりんさんが誰かに優しくなれないのだとしても、今は仕方のないことなんです。 また、誰かに対して厳しい言動や態度になってしまうとき、そのひとは自分に対してもすごく厳しい態度をとっていますし、普段から一人で頑張り続けていることが多いです。 誰かに甘えたり、頼ったりすることを良しとせず、人に迷惑をかけることを嫌っていますから、そういう人を目の当たりにすると腹が立ったりもします。 きらりんさんはきっと今まで一人でずっと頑張ってきたのでしょうし、心のどこかで「私だってそのくらい一人で頑張って切り抜けてきたのだから、皆だってそのくらいできるはず」と思っていらっしゃったかもしれません。 一人で頑張ってきた人って、「大切な人や大好きな人を助けたい、迷惑をかけたくない」なんて思いをもって、小さいころから頑張っている人が多かったりするものなんですね。 国語辞典には「思いやりとは、他人の身の上や心情に心を配ること。また、その気持ち。同情」と書かれています。 誰かの痛みや苦しみを思いやること、それは自分自身がある程度元気で、心の余裕がないとうまくできるものではありません。 自分自身に優しくできなければ、本当の意味で誰かに優しくすることもできませんし、誰かを頼ることや甘えることを自分に許せなければ、周りの人にもそれを許せません。 ですからもしできるなら、ご自分の苦しさや悩みを、まず先に楽にすることから始めてください。 そうしたらきっと、きらりんさん本来の優しさ、思いやり、愛情深さなどの魅力が輝き始めることと思います。 きらりんさんは周りを不幸にする存在でなどではありません。 ただ、ご自分の中の愛や思いやりを自由に表現する、周りに与えていくにはもしかしたらちょっと練習が必要なのかもしれないと私は思います。 それらは私たちにぜひ、お手伝いさせていただければ嬉しいです。 初回無料の電話カウンセリングもございますので、もしよろしければご利用くださいね。 ご相談、ありがとうございました。 三枝 みき |