相談者名 | ヒト |
よろしくお願いします。 人と関わる時に、なるべく対等でいられる感覚を育てたいです。 私はどちらかといえば、人から下に見られることやなめられるタイプです。 対等感覚を持ち合せていれば、こういった対人関係も改善されるのかなと思ったのですが、対等感覚って一体どうやって磨いていけばいいのか見当がつきません。 わかりやすい考え方やエクササイズなどがあれば教えていただきたいです。 | |
カウンセラー | 大塚亘 |
ヒトさん、はじめまして。 今回担当させていただきます、大塚亘と申します。 私がこれから述べることは、ヒトさんの文章を拝見したうえで、私が今まで行ってきた そのため、ヒトさんの実際の現状と少し違うところがあるかもしれませんが、私なりに、 まず、ヒトさんには、「相手の話しを真面目にしっかりと聞く」という長所があるような その理由は、怒りをぶつけられたり、八つ当たりをされる場面に遭遇するということは、 あくまでも一般論ですが、相手が怒りを出しそうになったり、八つ当たりするような そして、知り合いや友人といった、離れてもいい関係であれば、怒りっぽかったり、 そうすると、自分の周りから、怒りっぽい人や八つ当たりをする人がいなくなり、 これは私の推測ですが、ヒトさんは、 自分が見下されたりなめられたりして、嫌な思いをしてまでも、相手の話しを聞いている という状況にあるのかもしれません。 これは、先ほどお伝えしたとおり、そこまで真剣に相手をしてあげるという、優しさと 一方で、同じ状況ですが、こういう見方もできるかもしれません。 「自分はダメで、たいした人間ではないから、怒られたり、八つ当たりをされるのに ヒトさんの中に、そういう感覚はないでしょうか。 ヒトさんがどう思われているかは、文章を拝見しただけでは分かりませんので、一般論を 自分がふさわしいと思っている場所に、自然と身を置く ということをします。 この場合の「ふさわしいと思っている」とは、頭で意識的に思っていることではなく、 どういうことかというと、頭では、「怒りっぽい人は嫌だ」、「八つ当たりされるのは しかし、自分に自信がなかったり、自分はダメな人間だと潜在意識で思っていると、 自分がダメな人間だと証明するために ダメ出しをする人に近づいたり、なめられてしまうような状況を、自ら呼んで 人間の心は、頭で考える顕在意識が3%前後、残りの97%前後が潜在意識だと ということは、3%の顕在意識で、いくら「見下されたくない」、「なめられたく では、仮に、私の推測がヒトさんにもそれなりに当てはまるとしたら、どのように まずは、こう考えてくださいね。 ヒトさんの周りの人間全員が、ヒトさんを見下したり、ヒトさんに怒ったりするで もし、ヒトさんに接する人間の100%が、ヒトさんを見下すのだとしたら、もしか でも、もちろんそんなことはないですよね。今でも、過去においても、ヒトさんを ということは、ヒトさんを見下した原因は、見下した人自身にあると考えることが ヒトさんは、自分が原因で見下されてきた、と思われているかもしれませんが、実は、 仮に、ヒトさんがある分野について、客観的に実力や実績がなかったとしましょう。 たとえば、仕事で考えてみましょう。ヒトさんが、学校を卒業したばかりで、 そうすると、仕事の実力はもちろんないですよね。でも、それだけで、見下される 単に、仕事の経験がない、というだけであって、これから仕事を頑張って、実力を 仮に、私大塚が、そんなヒトさんと接したとしたら、 これから仕事を始めるのですね。頑張ってくださいね。応援していますよ。 と言うだけです。見下していないですよね。 しかし、同じ状況で、別の人、Aさんとしましょうか、Aさんがこういったとしましょう。 は、仕事をしたことがない?お前はダメだなあ!俺なんか、もう何年も仕事を頑張って Aさんは、ヒトさんを見下しているかもしれませんが、そもそも、何で見下す必要が Aさんが自分のことをダメな人間、仕事ができない人間だと思っていてコンプレックスが ということなのです。お分かりいただけましたでしょうか。 実は、Aさんは、相手を見下していたのではなく、Aさんが、自分に自信がなく自分に 相手にダメ出しをしたり、見下したり、八つ当たりをするということは、実は、その人 さて、見下す人の心理について述べてきましたが、それでは、ヒトさん自身は、 「怒りっぽい人や八つ当たりをする人から物理的に距離を取る」 ということが考えられます。 単純に、そんな嫌な思いをしないように、そういう人から離れていくということ そして、根本的な解決方法は、 ヒトさん自身が、自分を承認し、自分に自信を持つ ということになります。なせこれが根本解決かといいますと、本当に自信があるので 「怒られたり、八つ当たりをされる場所に持っていかない」 からなのです。97%という強力な潜在意識が、 自分は、怒りっぽい人や、八つ当たりをする人の近くにいるのはふさわしくない と思えたとしたら、そういう状況に遭遇する確率は、ものすごく少なくなります。 仮に、今のヒトさんが、自分に自信がなかったり、自分はダメだと思われていると そして、ヒトさんがダメだという明らかな誤解を解いていってほしいのです。 もし、自信かないとか、自分がダメだという誤解を解くのが難しそうだったら、ぜひ 読んでくださり、ありがとうございました。 大塚亘 |