彼女のいる後輩からアプローチを受けます

相談者名
ぴこ
はじめまして。ヒコと申します。よろしくお願いします。
恋愛関係で悩んでいます。
部活の後輩の男の子がいるのですが、その子からアプローチを受けています。
先日後輩の彼女もいるお酒の席で二人きりになった際、どうやら性的興奮を感じたらしく、私としたい、というようなことを言ってキスしてきました。
最初は酔っている上のことと流し、その後は表面的には何事もなかったかのようにお互い振舞いました。
しかしその後も他の酒の席などで人目につかないようキスなどしてきます。
私が心底嫌がっていないのがわかっているようで、ついに先日は最後までしなかったものの酔って一線を越えてしまいました。
なぜ後輩は彼女がいることを知っている私に対してこういうことをするのでしょうか?
大変混乱します。
可愛がっていた後輩だったので私自身拒めないのも事実です。
しかし彼女のこともとても大切な後輩なので、裏切っているようで大変心苦しいです。

なにより一番つらいのは、信頼していた好きな後輩に性的欲求を満たす為だけの軽い女だと思われているのではないかということです。

私自身寂しいという欲求を子供のころからかかえているため、酒が入ると男性に対して弱くなってしまうこともひとつの要因ではないかと思います。
これに関しては今自分と向き合って改善しようとがんばっています。
客観的に見てひどいことをしている男だと分かっているのに、好意をよせられて自分も好意を抱いてしまうなんて、後輩に恋しているのではないかと考えるとなお混乱します。
拒めないのは自分が流されているだけなのか、後輩が好きなのか見極められません。
被害者意識と罪悪感でいっぱいです。何かよいアドバイスがあればお願します。

カウンセラー
寺島やすこ
初めまして、ヒコさん。
カウンセラーの寺島と申します。
ご相談ありがとうございます。

恋愛とは、いろいろ白黒はっきりつけられなかったり、
自分も相手も言葉と行動が一致しなかったり、矛盾してしまうことはよくあることなんですね。
そのような状況がどうして起きるんだろうとか、
自分の気持ちは?相手の気持ちは?ということを考えたり、感じていくことが、
とっても人間を大きく成長させてくれます。
だから、恋愛することは、人にとって、とても勉強になるんですね。

メールの内容を読んで、ヒコさんの気持ちも、後輩さんの気持ちも、よくわかるような気がしますよ。
三角関係はとにもかくにも、ホント切ないですよね~。
まして、彼もその彼女もあなたにとって大切なお友達であれば、あるほど、切ないお話ですね。

> 客観的に見てひどいことをしている男だと分かっているのに、好意をよせられて自分も好意を抱いてしまうな
> んて、後輩に恋しているのではないかと考えるとなお混乱します。
> 拒めないのは自分が流されているだけなのか、後輩が好きなのか見極められません。

そうですね・・・、彼は貴女の気持ちや彼女の気持ちを考える余裕があるほどの、
まだ、それほどオトナな男性ではないようですね。
でも、どんな相手であれ、好きになることがあるのが、恋愛です。
ドラマでは「憎みきれないアン畜生」なんてセリフ、よくありますよね?

ヒコさんが彼女のいる男性とわかってても拒めないように、
彼の方も、もう自分には決まったパートナーがいるにも関わらず、
あなたへの気持ちが抑えられないで矛盾しているのは、
きっと2人は同じわかりあう何かがあるのでしょうね。

基本的にもし、彼が今の彼女にすべて満足している状態だったり、
2人の心の絆がしっかりしたものであれば、たとえ酔ったとしても、
彼があなたのところにやってくることはないでしょう。
どうも、その彼と彼女の間の絆は、まだそれほど固まっていない状態のようです。

そして、彼は確かにあなたに心をひかれています。
それは単に体だけのことでもないと思いますよ。
心と体はどちらも切り離せないものですし、
彼の彼女も素敵な女性なのでしょうが、
あなたもそれに負けないくらい素敵な女性だということなのです!!
ただ、残念なのは、彼の中の魅力を感じる天秤が、
それほど大きく傾いている訳でもないのも真実です。
彼にとっては、彼女もヒコさんも、
まだどちらにも満たされないものを感じており、
いさぎよく一つに決められるほどの魅力を感じてはないようです。

また、ヒコさんの側も、たった一人自分だけを選んでくれる男性を
選ぶという点において、まだなかなか勇気がもてないようですね。
確かに、そのような相手とめぐりあえない間は、
パートナーがいない空白の期間ができてしまうので、
その寂しさに耐える覚悟ができてないうちは、
このような3角関係に陥りがちということもあるでしょう。

パートナーシップの法則では、お互いに同じ段階の相手と惹かれあいます。
(真の意味で)たった一人の恋人を選び、愛することのできる人が、
初めて同じことができる愛をもった相手から選ばれます。
つまり、具体的には、ヒコさんが彼を好きでも、
「私にキスしたいなら、彼女ときちんと別れてフリーになってから、キスしにきてね。
それまでは、お互い好きでも、友達のままでいましょうね」
と、ちゃんと彼の好意に対して、NOサンキューが言えるようになることが必要です。

もちろん、頭でわかっていても、なかなかできない時もあるでしょう。
けれどもね少しずつ自分を大事にすることをチャレンジしてみて欲しいんですね。
私も若い時はお酒が入ると、まったくヒコさんと同じようなことがありました。
お酒の席では、キスやスキンシップを求めてくる男性も、
次の日お酒のない場では、まるでなにもなかったようにふるまってきたり、
「昨夜のことは記憶にない」と言われることもしょっちゅうありました。

そのように、たくさんそういう体験をして、泣いたり、落ち込んだりして、
また、自分自身も酔って勢いに任せた行動をとって後悔してしまう経験を繰り返して、
今は、お酒にのまれないよう強くなったところもありますし、
逆にお酒が入るとそうなりやすいことをみこして、自分の飲む量をコントロールしたり、
酒の上での人の話は、矛盾して一貫性欠くのが当たり前と思うようにして、
50パーセントくらいは割り引いて聞くようにしてます。

でも、こういうことはホントにたくさん経験を繰り返して、慣れていくことが必要なのではないかと思います
よ。

> 私自身寂しいという欲求を子供のころからかかえているため、酒が入ると男性に対して弱くなってしまうこと
> もひとつの要因ではないかと思います。
> これに関しては今自分と向き合って改善しようとがんばっています。

自分でも自覚したうえで、このような前向きにもなれるヒコさんは素晴らしいですね!!
そんな自分をいっぱいいっぱい褒めて、可愛がってあげてください。
実はこの自分で自分を愛してあげること、それが一番の癒しであり、
この状態から早く抜け出すのに、いいお薬なのです。

カウンセリングでも自分を愛するためのサポートをしておりますので、
しんどい時はいつでもご相談くださいね。お待ちしております!!
ご相談、ありがとうございました!!

この記事を書いたカウンセラー

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