男性恐怖/性格改善したい

子供のとき、怒られるとき父親によく暴力をふるわれました。
また、お姉ちゃんだから、長女だからと親に期待をかけられ、子供らしく甘えたりすることは許されませんでした。経済的に不自由がなくてもずっと寂しい思いをしていました。父はエゴイストで、自分のことにしか興味がありません。祖母がひとりっ子の父を異常に甘やかし、召使のように尽くしたせいだと思います。父は自分のことなのに当たり前のように人に命令して、世話をさせます。
子供のころから、ずっとそんな父が嫌いでしたが、大人になった今、あまりかかわりをもたないようにすることでやりすごしています。

そもそも内気で人見知りが激しいのですが、男性には特に愛想のない態度をとってしまうか、異常に従属的になるかのどちらかです。
恋愛しても、結婚しても、相手が怒る時、不機嫌な時、妙に怖いのです。
会社でも、男の人と自然に話ができません。

どうしたらいいのかわかりません。何かいいアドバイスがあればお願いします。

子供の頃にとても怖い思いをされたんですね。
その頃の経験で作られたミシェさんの中の「男性像」が、今のみしぇさんを
苦しめてしまっていますよね。

その男性像と、男の人に対して持っている感情というのが鍵になっているような
感じがします。

子供の頃のみしぇさんのお父さんに対する感情というと、どんな感情が出てくる
でしょうか？
ご相談内容からは、怒りや寂しさや怖れ、そして我慢などからくる攻撃性が
感じられます。
おそらくこれらのものが今のみしぇさんの中にもあるのではないでしょうか？

この男性像や男性に対する感情が男性に対する苦手意識を作っているようですが、
この部分を、カウンセリングやセラピーを使うことで安全に感情を解放したり、
みしぇさんの中にある男性像を書き換えることができます。

この男性像や、男性に対する感情が今の問題を作り出しているように見えますが、
実はこれは表面的な問題で、本当の問題は、その下にあるような感じがします。

それは、みしぇさんの中にある「女性像」や「女性に対する感情」です。

これもおそらく子供の頃の経験がもとになってできたものだと思いますが、
男性に対して特に愛想のない態度を取ってしまうか、異常に従属的になって
しまうか、というパターンは、みしゃさんの持っている女性像に合っていたり、
その女性像にふさわしい振舞いであったりしませんか？

この女性像というのは、おそらく子供の頃のお父さんの側にいた女性＝お母さんや、
お父さんのことを異常に甘やかしたおばあちゃんというのがお手本になっているの
ではないかと思われます。

「お父さんがエゴイストであり続けるのを、ある意味では許していたお母さん」
「召使いのようにお父さんに尽くしたおばあちゃん」

子供の頃のみしゃさんは、彼女達のことが好きでしたか？
そして、今のみしゃさんは、彼女達のことは好きですか？

もしそこに嫌悪の感情があるとすれば、それは、女性であるみしゃさんが
自分自身に嫌悪している部分になります。

もし、お母さんやおばあちゃんを代表とする「女性」に対して低い評価をして
しまっているところがあるとしたら、それは、女性であるみしゃさんが自分に
不当に低い評価をする部分になります。

男の人に自然に話ができないのは、自分を嫌悪している部分や、不当に低い評価
をしている「本当の自分」というのを隠そうとして構えてしまうからではないで
しょうか？
ここには自信のなさというのが見え隠れしています。

この女性に対する感情の解放と、女性像を書き換えることで、最終的にみしゃさんの
自己概念が書き換えられて、自分に自信が感じられるようになります。

「男性が大好きな自分」
「男性を心から愛せる自分」
「男性を尊敬できる自分」

「女性が大好きな自分」
「女性として愛してあげることができる自分」
「女性として愛される自分」
「女性であることが誇りに思える自分」

もし、そんなふうに心から感じることができたら、その時のみしゃさんはどんな
気分で、どんな表情をしているでしょう？

それが、みしゃさんの本来の姿なんだと思います。

みしゃさんは好き嫌いが激しすぎるのが困ると書いてくださいましたが、
好き嫌いが激しすぎるのが問題になるのは、本当は男も女も関係なく、みんなを
愛したいからなんだと思います。

それだけ大きな愛を持っているみしゃさんは素晴らしい！と私は思います。

それだけ大きな愛を持っているのですから、今は苦手だったり嫌いだったりする
人がいたとしても、きっと苦手じゃなくなって好きになるでしょう。

みしゃさんが少しでも早く、本来の姿で活き活きとしていて、多くの人を愛する
ことができるようになるのにお役に立ちそうならば、カウンセリングや心理学を
使ってみてくださいね。

ご相談ありがとうございました。