不倫

いきなり本題に入らせていただきますが、
YMさんがおっしゃる通り、ご主人も不倫相手の方も、２人とも良い人なのはわかります。
ただ、少し掘り下げてみるその良さにと大きな違いがあるようなんです。

＞夫も知っており現在離婚するか浮気をやめるかの決断をしてほしいと言われています。

ご主人はYMさんと、夫婦としてもう一度しっかり向き合おうとしていらっしゃいますよね。
しかも浮気をされたことを受入れた上で、YMやり直そうとしているのですよね。

＞不倫相手は私の判断に任せるといいます。

任せるというのは、YMさんの決断にゆだねるということ。自由にさせてくれるようで響きはいいですが、何かあった時に最終決断をしたYMさんの責任になるということでもあります。
悪く言ったら「どちらでもいい」ということだと思いませんか。本当にYMさんを愛していて、YMさんしかいない、奪いたいくらいの愛なら、たとえ不倫だったとしても二人の間に何か強い絆があると感じなくもないですが、そこまでの気持ちって彼にあるでしょうか。

同じ「いい人」でもYMさんに向き合う姿勢はだいぶ違うと思いませんか。
もし迷うのであれば、現状に加えてどちらかを選んだ時の5年後もイメージすると決断しやすいかもしれませんね。

＞自分が何を望んでいるのかが分からずにおります。

YMさんはご主人と結婚をする時、どんな夫婦になりたいと思っていたでしょうか。
ご主人のどんなところがよかったのでしょうか。
もう一度振り返ってみると、何か忘れていたことに気づけるかもしれません。

＞10年前に結婚し子供は居りませんが夫と仲良く何の不満も無く生活していました。

満たされているはずなのに、何を望んでいるのかわからない。
これって本当に満たされていると思いますか。
望んでいるものがわかってこそ、本当に満たされていると実感できるものですよね。
この辺を見ていくと、YMさんが「本当に」望んでいるものがわかるかもしれません。

また、不倫をする時は「何か足りない」と感じているものがあって、それがご主人では満たされなくて外に求めていることが多いんです。
自分では気づかなくても、無意識で何か思うことがあるのかもしれません。

不倫相手の方が既婚であれば、同じように奥様にないものを求めている可能性があります。
いつも目の前に「ないもの」を求め続ける癖がつくと、絆はいつも「いろいろなところ」に結びたくなってしまうんですよ。

YMさんが絆を望むのであれば、いまのご主人との間に「ある」ものを見つけていくことが近道になります。
まずはご主人が、YMさんを愛してくれているからこそ言ってくれる言葉や行動をもう一度よく探し直してもらえませんか。今まで気づいていたことより、もっとたくさん見つかると思います。もし見つからない時はカウンセリングもご利用くださいね。

それでも迷ってしまった時は、少しだけひとりにさせてもらって２人から同じだけ距離を置いてみることをおすすめします。
本当に大切なものがはっきりと見えてくるかもしれませんよ。

YMさんにとって、心から守りたい「絆」が見つかることを祈っています。

今回はメールでのご相談でしたので推測も含めてお答えさせていただきましたが、よかったら私達カウンセラーにお話聞かせてもらえませんか。
もしかしたらYMさんの過去との関係もあるかもしれません。カウンセリングサービスでは、お電話でのご相談も承っております。
面談では、自分ひとりでは見えなくなっている、心の奥の本当の答えにアプローチもしていくセッションもできます。どうぞお気軽にご利用くださいね。

この回答が少しでもお役に立てれば嬉しいです。
ご相談ありがとうございました。

五十嵐かおる