浮気でいる事をやめたいのですが・・・

相談者名
あさみ
二年近く浮気の関係(彼に彼女がおり私にはいません)を続けている人がいます。最初の頃は彼女と上手くいっておらずセックスレスで、いつも淋しいと言っていたし、一緒にいてお互い心から幸せだと言い合えたのですぐに別れてくれると思いました。実際一度別れてくれましたがすぐに寄りを戻してしまいました。彼は離婚経験があり精神的に辛い時に支えてくれた彼女とは離れられないと言われました。
彼女が好きだからとも何度も言われました。その度に傷ついてそれでも彼が大好きで離れ難く、二番目でもいいと伝えました。彼は彼女も私も好きで私を二番目とは思っていないと言ってくれましたが、実際には特別な日は一緒に過ごせず、彼の部屋には彼女の物が沢山あり、私の痕跡は跡形もなくけされ、彼は先日も有給をとって彼女と旅行に行っていました。私と彼は同じ会社で働いており、知りたくない事まで耳に入ります。彼もそれは分かっているはずです。
何度も自分の為に彼から離れようとしましたが、私から淋しくて戻ってしまう事もれば、彼に淋しい、会いたいと言われるといてもたってもいられなくなり、元の関係に戻ってしまう事も。彼は辛い時には私を呼び、楽しい事は彼女としてしまいます。何度も同じ事を繰り返して、一度本当にやめようと決意した事がありました、それで彼が彼女と上手くいくのなら辛いけれど仕方ないと思ったからです。ですがその時彼は別の女性を部屋に泊めてしまいました。
その女性も同じ会社で働いており、私が一番信用し何でも相談をしていた人で、もちろん彼と私の事も知っていたのでとてもショックでした。でもそれも会いたい気持に勝てず、結局なかった事にし、今も離れたり戻ったりを繰り返しています。こんな状態でも一緒にいるときは幸せで、愛されていると感じます。彼はいつも、私が苦しんでいるのが痛い程わかるのに手放せないと言います。一緒にいるべき人なんだと、本当は思うとも言ってくれます、でも彼女とは別れようとしません。私はそれが理解できないし、淋しくて淋しくて息も出来なくなる時があります。
お互いにとり、こんな関係は良くないと分かっています、もし彼と離れたらいつか私を一番に愛してくれる人ときっと出会えると分かっています。
それでも毎日会社で顔を見ると会いたい気持が溢れてとまりません。
どうしたらこの気持を抑えて、彼から離れられるでしょうか。
カウンセラー
沼田みえ子
あさみさん

ご相談ありがとうございます。
今回担当させていただきます、沼田みえ子です。
どうぞよろしくお願いいたします。

あさみさんのご相談メール、拝読いたしました。
この2年余り、気持ちのアップダウンが色々とあって、きっと苦しかったのでは
ありませんか?

頭ではこの恋愛を続けていても、きっと自分が辛い思いをする。だから別れ
るべきなんだ・・。でも、感情がコントロールできず、どうしても彼に会いたく
なってしまう。彼の顔を見ると会いたい気持ちでいっぱいになる・・。

苦しいよ・・・!

そんなお気持ちではないでしょうか?

彼の立場を見てみましょうね。

彼は離婚を経験されていますね。
詳しくは書かれていませんが、彼が離婚後精神的に辛い状況を支えてくれたのが、
今の本命の彼女だとすると、この離婚は彼にとって、とても不本意だったものだと
言えます。
かなり辛い経験で、心に大きな痛手を負ったことでしょう。

この離婚の原因は何だったのか、ここではわかりかねますが、もしかしたらこの離婚
を経験する前から、複数の女性と同時期にお付き合いする傾向はなかったでしょうか?

複数の異性を同時期に自分の周りに置きたがる心理として、「自分はきっと愛されない」
という怖れを昔から持っている人に多く見られます。

離婚が成立した時に、きっと彼は「ほら、やっぱり僕は愛されないんだ。」と感じた
かもしれませんし、恐らく、この「愛されない」という無意識を証明しようとする行動
をとっていた可能性があり、結果離婚に至ったかもしれないのです。

彼のこの「自分は愛されない」という意識を無意識に持ち続けている限り、複数の
女性とお付き合いする行動は取り続け、結果、周りにいる女性達を悲しい気持ちに
させていきます。

次にあさみさん自身に目を向けてみましょうね。

あさみさんはご自身のこと、大好きでしょうか?
私は幸せになるために生まれてきた。幸せになる価値のある女性だもの。

そのように思えますでしょうか?

「YES!」と自信をもって答えられる女性の場合、このような「自分は2番目」と感じる
恋愛はあまりしません

>彼女が好きだからとも何度も言われました。その度に傷ついてそれでも彼が大好き
>で離れ難く、二番目でもいいと伝えました。彼は彼女も私も好きで私を二番目とは
>思っていないと言ってくれましたが、実際には特別な日は一緒に過ごせず、彼の部
>屋には彼女の物が沢山あり、私の痕跡は跡形もなくけされ、彼は先日も有給をとっ
>て彼女と旅行に行っていました。

この状況は、あさみさんにとって苦しい状況であるはずです。

あさみさんは昔、子供のころ、家族、特にご両親や兄弟を助けなきゃ・・、でも
助けられなかった、役に立てなかった・・という思いはありませんか?

あさみさんはお母さんやお父さんの役に立とうと頑張った。
けれども「ありがとうね、お母さん、あなたのお陰で大助かりだわ。」
という承認を得られなかった時、ずっと自分は「誰かを助ける」という行動をとり続ける
事があります。

自分にとって幸せではない状況をつくっている彼に「会いたいんだ(それが僕の心に
あいた穴を埋めることになる)」と言われたら、「私が何とかしてあげないと・・」
と別れようと決心しても、すぐに決心が崩れてしまう・・という状況になります。

また、役に立てなかった(なぜなら充分に承認されず、そう誤解したため)と
「罪悪感」「無価値感」を潜在的に感じていると、
「そんな自分は幸せになってはいけない。なる訳にはいかない」
と、苦しい恋愛を続けることがあります。

ですので、ここでは
「私は幸せになるべき存在なんだ」
と気がつくこと。そして、「幸せになる!」と決断することがとても大切です。

気がついてください。
あさみさんは幸せになるべき人なのです。
そして幸せになる力をちゃんと持っている方なのです。

そのことに気がついた時、状況は変わっていきます。
あさみさんの心境も変わっていきます。

あさみさん、ここまで頑張ってきたご自身を大切に思ってあげてくださいね。

私は信じています。あさみさんの中にある幸せになる力。

ご相談、本当にありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

自身の夫婦間に生じた問題を心理学を使って乗り超えた経験から、婚活、不倫、恋愛心理、夫婦関係の問題解決が得意。 幼少期は経済的に厳しい家で育つも、夢だった国際線CAを経て海外駐在妻として18年過ごし、豊かさを手にれた体験からビジョンを叶えるノウハウを伝えるカウンセリングも人気である。