相談者名 | あや |
現在、不倫をしてます。私は27歳で、相手は46歳です。 私はいままで、ちゃんとした恋愛をしたがないです。 でも、むしろ常に誰か周りにいないと不安なので、常に誰かは彼氏はいるのですが、いつも、相手の事は好きじゃないどころか、嫌いでした。 そういう風に、自分が見下せる相手じゃないと、恐くて関係を築けないのです。 かと言って、一人でいることができなくて、たとえ自分が見下しているような相手でも誰かが気にかけてくれていないと不安なのです。 でも、自分は相手のことを見下してるので、友達に紹介したことは一度もないし、暴力をふるわれたりしたこともあったけど、でも、また、そこに依存してしまうのです。 そして好きな人ができた時は、誰にも(仲のいい女友達1人にも)打ち明けれずに胸の奥底に秘めたまま、何年間も思い続けたりしました。そして、彼の事は全然好きじゃないみたいに振る舞って、他にどうでもいい彼氏を作って、私はこっちだから!みたいに本当の自分を隠す隠れ蓑にもしてしまうのです。 そういう自分の恋愛パターンが嫌だと思って、直そうと努力してきました。 今回の彼の事は本当に心から好きだと思うのですが、不倫だし、この歳の差だし、この恋愛もやはり間違ってるんだろうなと思うのですが、どうしたらいいのかわかりません。 父親はアルコール依存症で、私は父がシラフでいるところを見た事がありません。 父にかわいがられた記憶はありません。寂しく思っていたのだと思います。 父が私に興味を示したり、怒られた記憶すらなく、ただ、彼の言う通りにいつもしないと、暴力をふるわれたりしました。やはり父親との関係がうまくいってないから、こんなに年上の人と不倫関係になってしまうのでしょうか。自分はアダルトチルドレンだと思って、本を読んだり、自分なりにも勉強はしました。この恋愛もやはり間違っているのでしょうか?でもどうやって抜け出したらいいのかわかりません。あと、不倫である、なしに関わらずとも、どうやって相手と関係を築いたらいいのかもわかりません。 プロの方から見て、心理学的にどう解釈されるのかにもとても興味があります。よろしくお願いします。 | |
カウンセラー | 下村ひろみ |
あやさんへ この度はご相談をお寄せいただきましてありがとうございます。 担当させていただきます 下村ひろみ と申します。どうぞよろしくお願いいたします。 これまであやさんは恋愛する度にいっぱい悩んでこられたのかも知れません。 >私はいままで、ちゃんとした恋愛をしたがないです。 見下す相手というのは尊敬できない、又は好きではないけど離れることもできないという意味に捉えてよろしいでしょうか? 常に誰かがいないと不安ということは、独りになると湧きあがってくる嫌な感情があるのですね。 思わず目を背けたくなってしまうかも知れません。 >父親はアルコール依存症で、私は父がシラフでいるところを見た事がありません。 子供にとってお父様から興味を示されたことがない、かわいがられた記憶がないとしたらとても寂しいですよね。実の親にも愛されていないんじゃないか、見捨てられてしまうのではないか、そんな怖れがあやさんの中にずっとあったのかも知れませんね。 子供ですからね、甘えたい時もあったでしょう。わがままを聞いてもらいたい時もあったでしょう。お父様が怖くてその当たり前の願望さえいつしか諦めてしまわれたかも知れません。 あやさんが彼とお付き合いすることで手にはいっているモノとは一体何があるでしょうか? そう聞かれてもなかなかピンとこないかも知れません。 暴力を使って相手を自分の思い通りに動かそうとすることを、心理学の言葉で力によるコントロールと呼んでいます。 「はい、喜んでそうします」という人は多分いませんよね。 きっとあやさんの心の中にはお父様への蓄積された不満や怒り、大きな憎しみなどが残っているのでしょう。 コントロールする側とされる側とは本当の意味の心の繋がりではなく、力関係で成り立っているようなものですから心の中に大きな壁が出来てしまいます。お父さん側も娘に暴力を振るう訳ですから罪悪感を感じない訳がありません。罪悪感がますますコントロールを強めてしまいます。結果的にあやさんとお父さんとの間には気持ちのやり取りが出来ず、心理的に大きな距離が出来てしまったのでしょう。 子供時代のようにコントロールされるのはもうご免だわと思うと大人になったらコントロールする側に回るか、コントロールされない位の関係性でいたくなります。 >不倫である、なしに関わらずとも、どうやって相手と関係を築いたらいいのかもわかりません。 お父様が心理的に遠い存在であったことがやはり大きく関係していると思います。 心の距離を縮めるためには、本当に言いたい気持ちを伝え合う必要があります。 本当の気持ちを見せ合うことで心の距離を縮めていくのですが、これはとても勇気がいりますよね。 遠い距離というのは防衛できる距離でもあるのです。人との関係が遠いなと感じる時はまだ隠しておきたい自分がいるんだ。まだ心に傷を抱えていると捉えてみてくださいね。 本当はお父様に何と言いたかったのでしょうか? 「安心感」「頼りたい気持ち」「温かさ」等、当然のように父親に求めると思うのです。 そんな満たされなかった欲求を恋愛相手に求めてしまうとしても仕方がないとも言えます。 あやさん、これまでツライ状況にも耐えてこられましたね。 恐らくお父様はアルコールしか依存するものがなかったのですよね。 私はあやさんからのメールを拝見して、お父様はあやさんに関心を持って欲しかったのかな!? それ位寂しかったのかな!? 威圧的な態度でしか娘とコミュニケーションが取れなかったのかな!? と感じました。 お父さんの気持ちを理解することはあやさんにとってはものすごく抵抗があるかと思います。 認めたくない気持ちが出てくるかも知れません。 あやさんの人生は自分で切り開く事が出来るし、これからあやさんの望む人生を手に入れることが出来ます。 この状態を抜け出すためには彼に満たしてもらおうとする事から、私はどうしたいかという意識を取り戻す事が大切なんです。 急には出来ないかも知れませんがひとつひとつステップを踏みながらゆっくりと進んでもらえたらと思っています。 そしてこれからは堂々と精一杯人生を楽しんでもらいと私は思いました。 >この恋愛もやはり間違っているのでしょうか?でもどうやって抜け出したらいいのかわかりません。あと、不倫である、なしに関わらずとも、どうやって相手と関係を築いたらいいのかもわかりません。 まずは自分を愛することから始めてくださいね。 ご参考になれば幸いです。 下村ひろみ |