会ってHをするだけのデート

相談者名
りんご
私には付き合って間もない恋人が居るのですが、
どちらかと言うと私からいつも身体の関係を求めてしまっています。
初めて2人でデートをした日にキスをされ、その後は会う度に身体の関係を持っています。キスをした時も自分では早過ぎると思ったのですが拒む事が出来ませんでした。
私は性欲がとても強い様で、彼に会いたい=彼に触れられたいと思ってしまっているので、たまには拒んだ方が良いのではと思いつつも、そのまま自分の性的欲求に流されてしまっています。

しかし彼は既に、こんな関係に飽きて来ている様な感じを受けます。
彼は性欲が強く無い様で、強引に求めて来る事はありません。
会う度に抱いてくれてはいますが、おそらく私の抱いて欲しい思いを感じて、
多少 無理をしてくれているのではないかと思っています。
会うのは、いつも彼の自宅で、会って、少し会話をした後に、Hをして帰るというだけのデートを繰り返しています。
これではセックスフレンドと何ら変わりが無いと思いつつ、悩んではいるのですが、私は体力が無く、外に遊びに行くという普通のデートが厳しい状態にあるので、彼と会う時は彼の自宅でという状態になってしまい、結局いつもHをするだけのデートになってしまっているのです。
私は彼の自宅でのんびりと過ごし、Hをするというのが一番望んでいる形ではあるのですが、それだけのデートでは男性にとっては刺激が無くなってしまうのでは無いかと不安に感じています。
彼の自宅で会っても、Hをしないデートをしたら良いのかとも思うのですが・・・。

それと私はHに対して、彼にこうして欲しいという様に要求してしまったのですが、付き合って間もない関係なのに、恥じらいが足らなかったかなと思ったりしています。
行為が終わった後に『もっと』と求めてしまう事も度々です。
そんな私に彼は呆れている様にも見えて寂しくなります。
本当は私が疲れてしまう位に彼の方から求めて貰いたいのですが。
性欲の強くない彼と上手くデートやHをするにはどうしたら良いのでしょうか?

カウンセラー
中原謙一
りんごさん、始めまして
私は中原謙一と申します。
よろしくお願いいたします。

読ませていただいて私が感じたことなのですが、性欲が強いこと事体は特に問題ではないと感じます。
りんごさんのように、一般的な女性であれば触れ合っていることに愛情を感じるのはおかしいことではありませんからね。

ただ、そこは男女関係です。
りんごさんが感じる愛情表現と、彼が感じる愛情表現が必ずしも一致するとは限らないからです。

一般的には、女性はスキンシップやコミュニケーションで愛情を感じることが多くあります。
しかし、一般的な男性は認められる、役に立つと感じることのほうが愛情を感じやすかったりするんですよね。

また、これは私の想像なのですが、彼はセックスに対してあまり自信のあるほうではないのかもしれません。
淡白という表現も確かにできるのですが、それ以外に彼自身が思っている以上に求められてしまったとき、自分はりんごさんを喜ばせてあげられているのであろうか、もしかしたら満足させられずにいつか嫌われてしまうのではないだろうか、といった感じで、彼自身もいささか不安を感じているのかもしれません。

また、りんごさんは体力がなく外に遊びに行くなど普通のデートが厳しいとおっしゃっていますが、本来セックスも体力勝負ですから、セックスができれば外出も可能ですよね。

りんごさんにはポイントが二つあります。

ひとつは、彼にしてもらったことにちゃんと感謝の気持ちを彼に伝えているのかということです。

男性にとってセックスは、欲求を満たすというだけでなく、自分のコンプレックスと向き合うという意味合いがあります。
もちろん女性もそうだと思うのですが、男性にとっては愛する人の喜びや笑顔、幸せな姿が何よりの愛情表現になるわけです。

彼は彼なりに努力されているのでしょう。
そこで彼に対してもっと、と求めてしまうだけでは、彼の自尊心を傷つけてしまう恐れがあります。
求める前に、彼をちゃんとその気にさせてあげることも必要ですね。

もうひとつは、彼に求められるくらい、りんごさんがいい女であり続ける努力をしているのか、ということです。

人間には「慣れる」という能力があります。
たとえどんなに愛称のいい相手でも、マンネリ化してしまってはお互いのよさが当たり前になってしまって、これでは早く飽きてしまいますよね。
りんごさんには彼を飽きさせない工夫が必要なんですよね。

彼に満たしてもらうのではなく、「二人で満たしあう」ことに意識を向けてみてください。

あと、ひとつ気になったのですが、りんごさんは「彼が私にしてくれるのが当然」と思っているところはないでしょうか?

パートナーシップは、お互いの努力の上に成り立ちます。
りんごさんからみて彼が努力しているように見られるのであれば、りんごさんも彼を喜ばせてあげる努力が必要です。
もちろん彼が喜ぶやり方でね。

自分の欲求を満たすばかりに意識が向いてしまうと、相手からは穴の空いたバケツに水を入れている気分になりますから、そのうち疲れてしまいかねません。
そうなる前に、彼の欲求を満たしてあげることも忘れないでください。
三回に一回くらいはチャレンジしてみてくださいね。

欲求を満たす方法はセックスだけではありません。
そのほかにもたくさんのコミュニケーションを使ったやり方があります。
セックスに頼らず、さまざまな方法を使って、りんごさんの欲求を満たす工夫をしてみてください。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。

りんごさんのセックスライフが素敵なものでありますよう、お祈り申し上げます。

ありがとうございました。

中原謙一

この記事を書いたカウンセラー

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