いるーるさん、はじめまして。 担当させていただくながのひろみです。どうぞよろしくお願いいたします。奮い立ってのご相談ありがとうございます。 メールとはいえども、ご相談されることにはとても悩まれたのではないでしょうか。 時代が進むに連れて、性の話題は以前よりいろいろなところでオープンにされるよう になったものの、まだ閉ざされた風潮の中で、ましてや女性が性欲について語ることは とても勇気がいることです。 そこにチャレンジして向き合えているいるーるさんは、同性ながらとても素敵な方だと 思いました。 さて、性欲について少し理論的なお話を交えてお話させていただきますね。 性欲は食欲や睡眠欲と並んで、人間の3大欲求と言われています。 性欲を感じることは人が生きていくうえで自然に起こる生理現象のひとつですし、 少しも悪いことではないのです。「食べたい」、「眠りたい」と同様に 「気持ちよくなりたい」いう気持ちを感じることは、ごく当たり前のことなんですね。 性欲を感じるからこそ、人は異性と触れ合うという次の性行動に移すことができますし、 これがないとセックスして子供を生んで次の世代に繋げていくこともできません。 そういう意味では、お母さんになる準備段階とも言えますし、 スケール大きく捉えると、種の保存に欠かせない重要な最初のステップとも言えます。 性欲を感じることは、特に女性にとっては恥ずかしかったり、うしろめたい気持ちも 出てくるとは思いますが、感じること自体を恥じたり、自分はおかしいと 思ったりしなくても大丈夫ですので、安心してくださいね。 むしろ健康的な成熟した大人の女性の証なんですね。 それに、性欲が“いのち”を受け継いでいくプロセスのひとつだとしたら、 性欲が強くなったということは“いのち”のエネルギー、生命エネルギーも大きいと いうことになります。 それだけ“性”の魅力、すなわち女性としての魅力も溢れているといってよいと思います。 今のいるーるさんは、女性らしい魅力がどんどん花開いていっているときなのでしょう。 性欲といっても男性と女性では体の構造上の違いから、生理的なしくみや性欲を感じやすい 人生での時期などまったく違います。 たとえば、一般的に男性の性欲は思春期に始まり19歳頃にピークを迎え、 年齢とともに低下するらしいのですが、女性は20代半ば頃から35歳頃にピークを迎え、 その後10年間ほど続くそうです。 いるーるさんの性欲がこの頃強くなったとありますが、もしかしたらこの年齢的な曲線が 関係しているのかもしれません。 もし、いるーるさんが20歳前後の方であてはまらなかったとしても、これはあくまでも 平均的なデータですので気にされないでくださいね。 早く目覚める人もいれば、奥手の人もいるものです。 自分のリズムを大切にしてくださいね。 また、性欲とのつきあい方に関して言えば、男性は射精という生理的現象を通して 自分の性欲を自覚しやすく、その処理も定期的にする必要があるため、 内に溜めずにそのエネルギーを放出することはできます。 一方、女性はそのようなメカニズムがなく処理する必要がないので、 かえって抑圧もしやすく、抑圧しているという自覚さえないこともあります。 つまり、代わりに育児や家事や仕事にそのエネルギーを向けることができる反面、 我慢して溜めすぎて精神的に不安定になったり、イライラして爆発することもあります。 性欲を感じるときに一般的には“ムラムラ”等と表現されることが多いのですが、 いるーるさんが性欲を感じたときにボーっとするという感覚はどんなものでしょうか。 何かを想像している結果どこかに意識がとんでいらっしゃるのか、 性欲を感じることを我慢しすぎた結果物事に集中ができない状態なのか、 もともと無気力な気持ちを感じやすいのか、いろいろと可能性は考えられますので、 これについてはもう少しお話が聞かせていただければ、他にもお伝えできそうです。 お尋ねになっている性欲から離れるということですが、生理的現象である性欲から 逃れることはできないので、それを抑圧する形をとってしまうことになると思います。 しかし、性欲も快感を感じたいというひとつの感情ですから、なるべくそれを感じて 解放してあげたほうがよいでしょう。 もしパートナーがいないのであれば、自分自身で処理することも大切だと思います。 解放してあげることで、性欲の強さが収まるかもしれません。 また、もしボーっとすることが性欲の解放に繋がると感じていらっしゃるのであれば、 安全で安心できる場所で一人のときにそういう時間を持ってよいと思います。 よろしかったら、初回無料カウンセリングでお手伝いできればと思います。 少しでもお役にたてたら幸いです。 いるーるさんが、自分の感覚を受け入れて、ますます魅力的な女性となりますように 応援しています。 今回のご相談ありがとうございました。 |