子供の頃の嫌な思いで・・・

相談者名
ろだん
いつもいつも引き出しの(心の)奥底に置いたままにし、あえて触らないようにしている事なんですが、これをどうにかしないと先に進めない様な気がして何かアドバイスをいただけたらと相談してます。
私には弟がいます。幼少時代、両親は共働きだったので、殆どの時間を二人で過ごし、どこに行くにも、遊ぶのもいつも一緒でした。基本的に中は良い、でも子供だから喧嘩もするって感じのよくあるキョウダイ関係です。
私が小学生低学年頃、ちょっとおませだったのか(?)性的感情がでてきてクラスの好きな子にキスをしたりと積極的でした。 もちろんその頃はセックスがどういうものか?等知りもせずでした。ある日、住んでいたアパートの屋上に行くと、ちょっとエッチな雑誌が物置き小屋に置いてあり、ページをめくると、マンガでしたが、女性がレイプされる物語がありました。その頃からか、何故か妙に性的感情が浮上、ある日、弟と部屋に二人っきりの時、オーラルセックスを強要してしましました。 行為中、父親が突然帰宅したので何事もないよう振舞いました。それ以降、そういう行為は弟とはもちろんしていません。すでに二人とも30歳を過ぎた大人となり、私は結婚しましたが、離婚をし、今は独身です。私としては弟がその小さな頃の出来事を忘れてくれれば、と願いますが、面と向って聞くに聞けず、ただ、たまにやはり思い出してしまうのが現状です。 何故そういう行為にいたったのか?またそれが今の自分の人生に何か影響を与えていないか?
弟の人生に悪い影響を与えていないか?こういう状況て、心理的にどうなんでしょうか? 私は付き合った男性とのセックスは行為自体は好きですが、正直あまり気持ちの良いものと感じた事がありません。 こういうのも何か関係してきますか? アドバイスを頂けると嬉しいです。
カウンセラー
池尾昌紀
ろだんさん、こんにちは。
池尾昌紀と申します。
ご相談ありがとうございます。

苦しい胸の内をご相談くださり、ありがとうございます。
これほどの苦しみがありながら、内容から中々相談することができなかったのではないでしょうか。
それをこうしてご相談くださった、ご自身の勇気を是非、褒めてあげてください。

こうしてご相談くださった、ということは、この問題に向かい合っていくという決意の表れであり、それは、解決する大きな一歩になったと思います。
その勇気と決意は、本当に素晴らしいことです。

さて、ご相談の内容は、弟さんが過去の出来事から、今の人生に何か影響を与えていないか心配、ということですが、実際にどのように影響があるのかは、弟さんとお話ししてみないとわからないというのが正直なところです。
影響があることもありますし、ないこともあります。

ただ、ご相談を伺って感じるのは、ろだんさんには影響を及ぼしているだろう、ということです。

弟さんのことを心配されるのは、当然のことだと思います。
けれど、これだけ悩んで苦しんでおられるということを考えると、弟さんの心配をしながら、一方で、ご自身の苦しみをなんとかしたい、という思いがあるのではないかと思うのです。

弟さんのことを扱う前に、まずは、ご自身の苦しみを楽にしてあげることが大切であると思います。
それは、ひいては、弟さんを救うことにつながります。
なぜなら、ろだんさんが苦しんでいるのを弟さんが知ったら、そのことで、弟さんが苦しむだろうと思うからです。
そうではなく、ろだんさんが苦しみを抜けて、幸せな心を取り戻したら、弟さんはきっと喜ぶと思いませんか?
弟さんの幸せは、まず、ろだんさんが幸せになることがスタートだと思うのです。

さて、人は成長していく過程で、必ず性的な欲求が生まれ、そうしたことに興味を持ち始めます。
それは大人になっていく過程で当然なことであり、必要なことでもあります。

それが、ろだんさんの体験のように、実際に行動として起こった時も、その時には子どもの無邪気さで行っていたと言う事はできないでしょうか。
それは、性行為とは違うと思うのです。
お医者さんごっこの延長のように、無邪気な遊びであったと考えることはできないでしょうか。

ただ、それが成長していき、知識がついてきて、SEXがどういう行為なのかを知った時に、振り返って罪悪感を感じるようになります。
そう感じてしまうのは、しかたがないことです。
でも、それは、あくまで後から付けてしまった罪悪感だと思うのです。

これは僕の推測でしかありませんが、もしかしたら、それに気が付いた時の、ろだんさんは、何らかの理由や出来事があって、自分を責める材料を探していたのかもしれません。

自分はだめなんだ、とか、自分は愛されない存在なんだ、と思っている時に、こうした出来事がついてくると、格好の自分を責める材料にして、より自己攻撃を強化してしまうことがあります。

過去に起こった出来事は変える事ができません。
でも、それをどんな見方をするかによって、物事は、罪悪感を感じることにも、しかたがなかったんだと感じることにもなると思うのです。

人には罪はありません。
罪は、人が後からつけてしまうから起こるのだと僕は思うのです。

そうはいっても、こうした悩みはとても繊細なもので、大切に扱っていかなければなりません。

僕は、過去のカウンセリングの中で、不思議と、こうしたご相談を何度も受けてきました。
そして、それを解消して心が楽になった方を見てきました。
それは、恐らく、僕自身の体験が役に立ったからではないかと思っています。

もし、よかったら、カウンセリングをご利用ください。

ろだんさんの幸せのお手伝いをさせていただけたら、これほどうれしいことはありません。

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

名古屋を軸に東京・大阪・福岡でカウンセリング・講座講師を担当。男女関係の修復を中心に、仕事、自己価値UP等幅広いジャンルを扱う。 「親しみやすさ・安心感」と「心理分析の鋭さ・問題解決の提案力」を兼ね備えると評され、年間300件以上、10年以上で5千件超のカウンセリング実績持つ実践派。