妻の拒絶反応

相談者名
NAO
はじめまして。私は29歳、妻27歳です。
早速ですが、妻は私が体に触れようとすると、反射的に避けます。何処に居てもです。はじめは冗談かと思っていたのですが、本気だったようです。もちろん、夜の生活は絶対だめです。
先日この事について話し合ったのですが、理由はよく分からないがそうなってしまったようです。付き合っている時から結婚当初までは、どちらかというと好きな方でお互いに積極的でした。しかし、妻が仕事に面白みを感じ「キャリアウーマンになる」と宣言した時から変わった気がします、結婚当初から「子供は嫌い」「子供は作らない」と言っていたのですが、正直、女性は時期が来れば思考も代わると思っていたのであまり真剣に聞いておりませんでした。私自身もすぐに欲しいという方でもなかったので。

私は長男であり、一応後継ぎを作らなくてはいけない立場なのですが、それも抑圧になっているようです。田舎に行けば子供はまだかと近所に言われたりして、ものすごく気分が悪いと言っています。両親には妻の考えを言ってあるのでこれについては言っては来ないのですが。
ただ、私も将来的には子供が一人は欲しいし、拒絶反応はどうにかしないとと思っています。

以前のご相談の中でも似たものが有り読ませてもらいましたが、私も妻の中で私に対しての嫌悪感とかストレスとかが溜まってそれが知らないうちに潜在的になり態度に出るようになってしまったのかと考えていました。実際、妻は嫌な事が会っても絶対言ってきません。無口になるだけです。何度も、言いたい事があったらその場で何でも言ってくれといっているのですがなかなかそうもいかないようです。少しは努力しているみたいですが。

現段階で妻から言われている事は、夜の生活がなくてもいいのなら結婚生活を続けていく、それが嫌なら別れる方向で考えるという事です。何故、ここまで来て離婚しないのかというと、お互い尊敬しあう所を認識しているからです。相談相手としては良きパートナーだからです。又、同じ部屋にいても、一緒に何処かへドライブとかデートに行く事には全然問題ないのです、ただ単に、触ろうとすると拒絶反応が出るのです。

改善策があったら教えてください。

カウンセラー
根本裕幸(退会)
NAOさん、こんばんわ。根本です。
お待たせしました。
ご相談ありがとうございます。

奥様にとっては意識的なのか、潜在的なのかは分かりませんが「女とは?私の幸せとは?」という難しいテーマに取り組んでいらっしゃるような気がしますね。
NAOさんがご長男で、後継ぎを求められることは承知しての結婚だったろうと思います。
でも、実際にそれを求められるようになり、また、奥様自身が仕事に面白味を感じ始めた時に、自分の人生について考えられるようになったのかもしれません。

果たして子どもを産むことが私の幸せなんだろうか?
面白さを感じる仕事に生きてもいいんじゃないだろうか?
という葛藤があるような感じですね。

そして、同時に「女」として扱われる事に嫌悪されてるのかもしれません。
NAOさんのご実家や、奥様の周りの環境で「女は子どもを産んで育てるのが仕事」みたいな風潮は見受けられませんでしょうか?
そして、NAOさん自身、そのことについてどう思われていらっしゃるのでしょう?

僕はそんな風潮や見方に対する奥様の反抗として、触れることすら拒絶する態度になっている部分もあるのではないかな?と思います。

> 先日この事について話し合ったのですが、理由はよく分からないがそうなってしまったようです。

そうすると意識的には奥様自身、意識していらっしゃらないのかもしれませんが、その一方では言ってはいけないような気持ちを感じていらっしゃるのかもしれませんね。

もし意識されていないとしたら、無性に嫌悪感がやってくるのでしょう。
これは結婚したり、付き合いが長くなってくるとある時女性側に現れることがあります。
(男性にももちろんありますが、確率的に女性側に多く出るようです)
これは無意識的な拒絶反応で、先ほど申しましたように「女であること」を奥様自身が拒絶するか、もしくはご主人の「男」を拒絶したりする行動です。
感情を抑圧し勝ちで、あまり表現されない方に良く起きるようで、心の中には本人も気付いていない、忘れてしまったような痛みが隠れているケースもあります。
もう少し奥様のことについてお聞きして見ないとはっきりしたことは言えないんですけど、次の点について少し思い巡らせてみていただけませんでしょうか。(なかなか話合うには少し勇気のいるテーマばかりかもしれませんが・・・)

・奥様の感情表現について(あんまり得意じゃないようなことは下記にかかれていましたね)
・スキンシップに対する考え方について
・性的な表現(映画や本)などに対する反応
・セックスのときの反応(抵抗が無かった頃の反応で結構です)
・過去の恋愛や性体験について

逆に言ってはいけないような気持ちを感じての言葉だったとしたら、これはNAOさんやNAOさんのご実家、二人の周りの人に対して感じている嫌悪感を表すものではないでしょうか。
これはまずはNAOさん自身もその考えを少し緩和させることも含めて変化が必要ですね。

どちらにせよ、NAOさんだけでなく、奥様も苦しんでいらっしゃるような気がしますね。

> しかし、妻が仕事に面白みを感じ「キャリアウーマンになる」と宣言した時から変わった気がします、結婚当初から「子供は嫌い」「子供は作らない」と言っていたのですが、正直、女性は時期が来れば思考も代わると思っていたのであまり真剣に聞いておりませんでした。私自身もすぐに欲しいという方でもなかったので。

奥様はなぜキャリアウーマンになりたいのでしょうね・・・。
仕事に面白味を感じる女性は少なくないですが、その皆がキャリアウーマンを目指すわけではありませんよね。
むしろ、家庭と仕事の両立を目指される方が圧倒的に多いと思うのですが。

同時に、子どもを作らないって気持ちをNAOさんが少し軽く扱ってしまったところもあるかもしれませんね。
そこで奥様が不満なり、寂しさを抱えてしまったというのも考えられます。
そして、NAOさん自身がご長男ということもあって、子どもを作るべき、という考えに縛られてしまってるところもあったのかもしれませんね。

もちろん、子どもを作らなくていい、というわけではなくて、それが当たり前のように思い込んでしまうと、奥様の気持ちを踏みにじることになってしまうときもありますよね。

それから、奥様自身、キャリアウーマンが似合うタイプだと直感的に感じられますでしょうか?
もし違うなあ・・・と思うのであれば、無理してそれを選択しようとされてるところがあるのかもしれませんね。

奥様の気持ちを今よりもより大切にしてあげたいですね。

> ただ、私も将来的には子供が一人は欲しいし、拒絶反応はどうにかしないとと思っています。

そうですね。NAOさんも辛いところですよね。
解決していく問題だと思って、前向きに取り組んでいきましょうね。

> 以前のご相談の中でも似たものが有り読ませてもらいましたが、私も妻の中で私に対しての嫌悪感とかストレスとかが溜まってそれが知らないうちに潜在的になり態度に出るようになってしまったのかと考えていました。実際、妻は嫌な事が会っても絶対言ってきません。無口になるだけです。何度も、言いたい事があったらその場で何でも言ってくれといっているのですがなかなかそうもいかないようです。少しは努力しているみたいですが。

奥様自身、感情を抑圧し勝ちな方なのでしょうか。
言いたい事を我慢してしまう環境があったのかな。
普段も静かにされてる方なのでしょうか?
奥様の心にはどんな気持ちがあるんでしょうね・・・。

きっとNAOさんに宛てて、言葉にはしないけれども色々なサインを奥様も出されているような気がします。
それを受け取ってもらえないと思う分、不満が溜まってしまいます。

> 現段階で妻から言われている事は、夜の生活がなくてもいいのなら結婚生活を続けていく、それが嫌なら別れる方向で考えるという事です。何故、ここまで来て離婚しないのかというと、お互い尊敬しあう所を認識しているからです。相談相手としては良きパートナーだからです。又、同じ部屋にいても、一緒に何処かへドライブとかデートに行く事には全然問題ないのです、ただ単に、触ろうとすると拒絶反応が出るのです。

別れるには惜しいような感じもしますね。

NAOさんが別のご相談を読んで学んでいただいたように、奥様の心に強いわだかまりがあるような感じですね。
それは男性にとって、あるいは、NAOさんにとっては「当たり前じゃん」と思うことに対するものかもしれません。
NAOさん自身が、結婚、子ども、跡取り、セックス、仕事、男、女、についてそれぞれ思っていることを一度整理されてみると良いかもしれません。
その中に奥様にとっては「当たり前じゃない事」が色々と含まれているんじゃないでしょうか。
僕たちは意識せずとも「当たり前」と思ってることを相手に要求してしまいがちです。
そして、それができない事についてバカにしたり、冷たくあしらったりって態度をやはり無意識的にとってしまうものです。
そんな点を反省し、そして、自分自身を改めていくことで解決への道も見えてくると思いますし、NAOさん自身の視野もぐんと広がることと思います。

ですから、これを奥様自身の問題と決め付けることなく、自分の問題として、夫婦の問題として向き合っていかれることをお勧めしたいですね。
そうしていくと、徐々に解決への希望が見えてくるでしょう。
スキンシップをもっと楽しめる夫婦を目指しましょうね。

もし、僕にご協力できることがあれば、また機会を改めてお話させていただければ、と思っています。
応援してますよ。

ありがとうございました。

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