内縁の夫と子供がいるが、これからどうしたら良いかわからない

相談者名
28歳女の曜といいます。
現在内縁状態にある夫と6ヶ月の子供がいます。
この事について相談させてください。

はじめに彼からプロポーズを受けた時、私は断りました。
40歳という年齢で年金を払っていないこと、借金や非正規雇用を理由としましたが、何より”付き合ってみてそのうち好きになれたら良いな”程度にしか思っておらず、彼のことをそれほど好きではなかった為です。
もう別れようと思った折に妊娠がわかりました。
何となく断れず嫌だ嫌だと思いながら避妊はしていませんでした。

私は中絶希望でしたが、彼から「一人で育てる、産むだけで良い」と頼み込まれ産むことにしました。
私自身父子家庭で育っているので、父子家庭に生まれる子供の辛さや経済的不安定さを指摘し中絶できるギリギリまで話し合いましたが、一人で育てると言った彼の決意は固いようでした。

しかし産まれてみるとやはり彼一人で育てることはできず、放って置いて行くこともできず、私がメインで子育てをしました。
その間、約束が違うと何度も彼を責め苦しい日々が続きました。
また苦しい中でも、ずっと欲しかった温かい家庭というものを感じ癒される事もありました。
彼は大変マメで優しく、借金も返済し年金も少しずつですが返納しているようです。
ですが未だにどうしても信頼したり好きだという気持ちになれません。

3月に入って子供は彼の両親が暫定的に預かってくれています。
私は実家に帰り、彼は一人で暮らしています。
4月から保育園が始まったら子供はまた彼と暮らす予定です。
彼は結婚して3人一緒に暮らそうと言っていますが、私はやはり彼と結婚する気になれません。(結婚願望は元々強かった方です)

現在私は無職で、実家でボンヤリと過ごしています。
父には子供を産んだことを知らせていません。
いつまでもこうしているわけにもいかないですし、結婚するならする、しないならしないで一人暮らしをして働かなければ、と思うのですが・・・
毎日が無気力でこれからどうしたら良いのかわかりません。
何か良いアドバイスをいただけたらと思います。
よろしくお願いします。

カウンセラー
三好成子
曜様こんにちは。
今回曜様のご相談を担当させていただく三好成子と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

曜様と、パートナーとの関係は、
曜様が押し切られる形で物事が進んでいるようには思いますが、
内容としては、パートナーさんは曜様のことを大好きな様子がうかがえますね。

経済的に不安定である事は、
不安要素でもありますので、「この人で良いのだろうか?」
と考えてしまうこともあっても不思議ではないと思います。

それでも別れなかったのは、
彼と一緒にいるときに、
曜様にとって欲しかった何かを手に入れる瞬間があったのではないでしょうか?

それが、具体的に何だったのかを今一度考えてみることで
彼と出会い、子供も授かるという意味が見えてくるかも知れませんね。

お話の最後の方で、
お父様には子供を産んだことを話せていないと言うことに驚きました。
また、お母様についてのお話しが書かれていないことも気になります。

ここからは推測ですが、
曜様の生育過程で親子団欒の笑顔あふれる時間が少なかったのではなかったでしょう
か?
お父様との心の距離もあるように感じられました。

もしも、遠い距離感をお持ちだとすれば、
家族間の距離はパートナーとの距離にも通じますので、
今、離れて暮らさざるを得ないパートナーとの距離に通じるものがあるかもしれませ
ん。

彼に近づくと何らかのネガティブな感情が上がってくるとすれば
もしかするとお父様との関係で癒しておきたい何かの問題があるかもしれませんね。

また、書かれていなかったお母さまとの関係が
子供を育てていくことに対する不安につながっている事も考えてしまいます。

ただ、曜様の文章の中には
わかりにくいけれど確実に周りの人の曜様への愛がちりばめられている・・・と
私は思いました。

実家に帰り(どんな状況であるかはわかりませんが)受け入れてくれる場所があるこ
とや、
パートナーのご両親が暫定的であるにしても、預かって面倒を見てくれている事。
そして、パートナーも
今できることを一生懸命クリアしようとしていてくれること

このすべては曜様への愛だと思うからなんです。

毎日が無気力で、ぼんやり暮らしているとおっしゃる言葉の端には
自分を責めるような感じがありますが
それは、今まで本当に頑張って、出来ることをやりつくして
万策尽きたという感じになってしまっているのではないでしょうか?

お父様に、今の苦しさを話せないくらい、
自立して一人で頑張ってきたのだと思うのです。
(自立と言うのは、仕事をして一人で生計を立てているという意味ではないのです
誰にも精神的に頼らず、甘えを許さず一人で頑張ってきた・・・というものを言うと
思ってくださいね)

この燃え尽き感は
一人で頑張ってきた人に多く見られるものだと、私は思うんです。

ですので、このカウンセリングサービスの無料相談や、ボランティアカウンセラーに
今の気持ちをぶつけて、わかってもらうという経験をいっぱい積んでほしいと思いま
す。

方法論よりも
今の曜様には
聞いてもらって、受け入れてもらう
という事が必要なのかな?と思いました。

いっぱい話していくうちに、
自分の中から本当に欲しかったものが見えてくると思います♪

ご相談ありがとうございました。

この記事を書いたカウンセラー

About Author

「近ずぎてウザい・遠すぎてさみしい」 自身の経験から、人との心の距離感や対人関係の悩みには親子の距離感が大きく関係している事に着目。【母子癒着】といわれるくっつきすぎた心を見ていくことで、人との距離感を整えていくカウンセリングを得意とする。 誰にも言えない気持ちに寄り添ってくれると好評。