kokoさんこんにちは。 初めまして。ご相談を担当させていただく大谷です。 よろしくお願いします。ご相談を拝見しました。 kokoさんの自分を責めるお気持ちやご主人に戻ってきてもらいたい気持ち、毎日同じ職場で顔を合わせる状況など、辛いだろうなぁと思いました。 さて、ご相談の状況から考えて、ご主人はkokoさんに随分と傷つけられたと思っておられて、怒りを伴って相当に固い決心をされているのだろうと思いました。 夫婦の関係(これに限りませんが)は、どちらか一方が良いとか悪いというものではありません。 お互いに事情があって行動し、それぞれの心の奥深くにある何らかの問題や心のパターンがそれに反応して関係性を作っていきます。 従って、どちらが「良い」とか「悪い」ではなく、お互いの事情が絡み合ってそうなっているという事を理解していただければと思います。 kokoさんはご自分を責めることなく、またご主人を責めたりコントロールしようとするのではなく、これからどのようにお二人の関係性を立て直していくか、どうすれば二人が幸せになって共通の目標に向かって進むことができるかに着目していただければと思います。 お二人の今の関係性をよりよい方向に持っていく為には、先ずはkokoさんのパターンを変化させる必要があるように思います。 それは、お二人のパターンが今のお二人の状況を作り出しているのですから、どちらかの感じ方や考え方、あるいは行動のパターンを変化させない限り、状況の変化は生まれないのですね。 そして、kokoさんがコントロールしてご主人に変化していただくわけにはいきませんから、状況を何とか変化させたいとご相談いただいたkokoさんが先ずはご自身で変化されるしかないのですね。 さて、ではどのように変化されればいいかですが、 Ⅰ.ご自身を責める事を止める事 2.ご自身の価値を受け取る事 3.考える事を止めること 4.ご主人への執着を手放す事 .です。 いずれも難しいように感じられるかもしれませんが、難しいと感じる度合だけkokoさんのパターンがそこにあると理解してください。 先ず1番目のご自分を責める事を止める事ですが、自分を責めていると気がついたら、それを止めてください。心の奥深い部分に責める原因がありそうですので、なかなか止められないかも知れませんが、先ずは「気がついたら責めないぞ」と決意してください。 私たちは自分に対しては結構残酷なものです。こうあらねばならないという理想が高かったり、誰かに言えばすぐに絶交になるような酷い調子で自分を責めます。 心がボロボロになって余裕が無くなり、焦ったり、また人に「悪い事をしてしまった」という罪悪感を与えて不快にさせてしまったりします。 これらの影響を取り除くために、先ずはこれを行って欲しいのです。 第2番目のご自身の価値を受け取る事ですが、kokoさんの心の中に「自分はできていない」とか「自分は不十分だ」という気持ちがあるように思います。 “喧嘩するといつも離婚を口走っていた”のは、「ほら、こんな私では駄目でしょ」という事を言っておられたのですね。そんな怖れがあると、自分から先に言ってしまうのが人の心理です。 ご主人の立場からすれば、喧嘩するたびにそう言われると「そうしたいなら、してあげるよ」という気持ちになってしまうものです。 ここは、ご自身の価値をきちんと受け取って、喧嘩しても離婚の話を口走らなくて済むようになっていただけたらと思います。 具体的な方法ですが、例えば、どんな小さなことでも構いませんから、今日一日の自分の言動で褒める事柄を探し、言葉にして自分を褒めてあげてください。 例えば「今まで片づけられなかった場所に手を付けた」など、どんな些細な事でも構いません。そうすると、kokoさんの見る世界が変わってくると思います。 自信を持つこと、それは接しやすい人にkokoさんが変化していく事です。 3番目の考える事を止めるのは、kokoさんの辛さを減らすためです。 自己完結する事は考えていいのですが、例えば「あの人は私の事をどう思っているだろう?」というように自己完結できないことを考えて苦しみます。 本来、考える事は最悪を想定してそれに備える自己防衛の手段なのですが、その目的を達する事なく不安や怖れを呼び起こしてしまいます。 考える事は癖ですから、練習すれば治ります。 考え始めた事に気が付いたら、例えば「『あの人は私の事をどう思っているだろう』と考えた。(マル)」と言葉にして考えを切る練習をしてみてください。 さて、4番目のご主人への期待を手放す事ですが、これが一番難しい課題かもしれません。 ご主人に対して執着があると、kokoさんがご主人の言動に反応して(振り回されて)辛くなります。また、ご主人の側から見ると、とても重く感じてしまうものです。 ご主人は今、ご自分なりに今後どうするか、どうしたいかを考えておられるところだと思いますので、それを認めてあげる事が必要かと思います。この認めてあげる事と、こうなる状況になった事を受け容れる事、そして自分を責めない事が実は執着の手放しなのです。 怖いかもしれません。焦りが出るかも知れません。 でも、ここは一旦現実を受け容れられる事が必要かと思います。 以上のことをやっていただくと、kokoさんのご主人との接し方が変化してきます。 そうすると、ご主人の気持ちも変化してくる可能性が出てきます。 1人で進まれるのは辛いでしょうし、この回答はいただいたご相談のみの情報でさせていただいていますので、より具体的なお話をカウンセラーとなさった方がいいかと思います。 回答がお役にたてれば幸甚です。 ありがとうございました。 |