相談者名 | りょう |
以前より、ご相談したいと思っておりましたが、現況をどのように説明したらいいのか 頭がまとまらずにいました。 上手くお伝えできるかわかりませんが、よろしくお願いいたします。 現在結婚5年、子供が3人います。 あまりに長い遠距離恋愛だった為なのか、いつしか愛情がただの情に変わってしまって 一緒に生活するようになり、2人の性格、価値観、考え方など、何から何までもが そして、彼は完全なる仕事依存症、テレビ依存症です。 アメリカに住むには、もちろんビザがいるのですが私はそれが取れず、長い間不法滞在を やっときちんとしたビザがおりたとき、私は彼が今までの不自由な状況に対して謝って 普段、ほとんどいないのでコミュニケーション不足もあるので、ちゃんと向き合って ここに私の幸せはない!と思います。離婚したいと考えています。 この先どう進んでいったらよいのでしょう。 長々と読んで頂き有難うございました。 | |
カウンセラー | 中村ともみ |
りょうさん、こんにちは。 遠距離恋愛の末の海外での結婚生活。 そんな中で子育てをしながらの毎日の生活には、孤独な思いも随分されたのではないかとお察しいたします。幼子を抱えて、よくがんばってきましたね。 さて、お話を読ませていただいたところ、こんなイメージが出てきました。それは「あなた」「ご主人」「仕事・テレビ」という三角関係です。あたかも仕事やテレビにご主人を取られたような感じなんです。 元々ご結婚前から遠距離恋愛をされていたということなので、りょうさん自身も感じておられるようにある種の距離がいつもあるように思います。現在ご一緒に生活されているわけですが、彼の関心は「仕事」もしくは「テレビ」。貴方としては心の距離が以前より「遠距離」だと感じているわけです。 遠距離恋愛や三角関係になるような形でパートナーとの距離をおいてしまうというパターンをお持ちの方は少なくありません。頭ではもっと親密になりたいと考えているのに実際にとっている行動はそうではなかったりします。これは物理的に遠距離でなくても、「貴方と私の間には暗くて深~い河があるのよね」というような感覚でパートナーとの「心の距離」が遠い、ということになります。 色々原因は考えられますが、ご主はテレビに向かっているとき「自分の世界」の住人ですね。そして貴方はまるで異邦人。そういった感じですね。決して超えられない国境があるような感じかもしれません。 さて、パートナーシップとは不思議なもので、自分の感情はパートナーも同じように感じているといいます。貴方がご主人の「テレビの国」の異邦人だとしたら、ご主人もどこかで貴方の住む世界からは「異邦人」だと感じている部分があるかもしれません。たとえば、貴方とお子様との「国」に、とても入りづらい感覚があるのかもしれません。もちろん、仕事に時間を割いていたから家族との時間が少ない、ということもあるでしょうし、貴方から見れば「努力が足りないわ」と感じることも少なくないかも知れませんね。 ちょっと視点を変えてみましょうか。 りょうさんご自身がご主人との距離をあけたいと感じている部分があると考えてみたらどうでしょうか、どんなことが思い浮かびますか? よく聞くのは、自分の心の中の「秘密の小部屋」のような部分を知られたくなかったり見せられないと思っていたり、あるいは相手なしで生きてゆけなくなるのでは、といった恐れを感じるといったことです。真実は、そうではないんですけどね。心から分かり合えてただ楽なだけだったりするんです。 とはいえ、りょうさんは離婚も視野にあるのですからほんとうに深刻な側面をお持ちですね。私自身も離婚経験がありますので、その観点から一つだけお伝えさせていただくとすれば、こうです。 結果はどうであれ、真剣に相手に向き合うこと。 今でももちろん真剣なのですが、「もう会うこともないだろう」という状態まで考えたときに、色んなやり残しの感覚が出て来ないように、ということです。もちろん後から考えてみたらもっともっといい方法や楽な方法があることもあるのですが、その時のベストを尽くす、ということです。そうしたときに、結果が離婚であってもやり直すことへの選択であっても、必ず次のステージに向かう時にあなたのキャパシティは広がります。厳しい面もあるかもしれませんが、やってみる価値はあると思いますよ。 りょうさんが、奮闘しておられる姿を遠くから思います。私たちはいつも貴方の応援団です。必要なときには私たちを思い出してくださいね。 |