setteさん、こんばんわ。根本です。 ご相談ありがとうございました。3年間、我慢に我慢を重ねて来られたようですね。 ご主人の病気の件でsetteさん自身も苦しい思いをたくさん抱え込まれていますね。 家のこと、子育て、ご主人のこと、どうしてもそれらが優先されてしまい、 自分自身を振り返る時間なんてほとんど持てずに過ごされているのかもしれません。 まずはsetteさん自身の心を軽くするところから始めるのはいかがでしょうか。 というのも、もし仮に離婚が成立したとなれば、setteさんはどんな状態になるのかな?って 考えてみたんです。 ものすごい安堵感と虚脱感に襲われてしまうのでは?と感じています。 今は「離婚」という目標がありますよね。 そこに向かうために嫌な事も我慢できると思うんです。 でも、その目標が達成されてしまうと、今度はsetteさん自身が無気力になり、何も出来ず、 何をする気にもなれないような状況を招いてしまいがちではないでしょうか。 ちょうど今のご主人のようにね。 それくらい今のsetteさんが限界をとうに超えていて、その目標が支えになっているような (もちろんお子さんも大きな支えだとは思いますが)状態ではないでしょうか。 ですから、まずはそのイライラや心の鬱憤を晴らすところが先決だと思います。 そして、心にスペースができて、次のステップに進む準備が整ってからでも遅くないと思います。 > フリーランスの仕事なのですが、最近はほとんど収入がありません。 > ひどいときは、事務所にも行かず引きこもっています。 ご主人が今のような状態になるきっかけみたいなものはあったのでしょうか? 仕事に燃え尽きてしまう場合もあれば、 自分にとっての大きな失敗がきっかけで無気力状態になることもありますし、 ハードワークが重なって、自分の心が一切休まる瞬間がなかったのかもしれませんし、 1人追い込まれてしまったのかもしれませんね。 どちらにせよ、ご主人にとっては心の中に長い間苦しみを抱えていらしたのかもしれません。 そんなご主人の一番近くにいるsetteさんとしては、ご主人がそんな状態になってしまった 原因みたいなものは思い当たりますでしょうか? > これまで、何度も生活を立て直そうと夫に提案してきました。 > ほとんど変わらない→病気を治そうという気持ちが感じられないのです。 setteさんが本当に我慢に我慢を重ねて限界に来てしまった感じですよね。 本当によくがんばって来られたと思います。 鬱状態に陥ってしまうと「頑張れ」という言葉が一番毒を持ったりします。 何かしなきゃ、と思わせるような言葉はタブーです。 なぜかというと、頑張ろうと思っても、前に進もうと思っても、何とかしようと思っても、 体や心が言うことを聞いてくれない状態というのが、この鬱状態なんです。 > 時々すごくイライラして「この人がいなければいいのに」 > と思ってしまいます。そんな自分にまた、自己嫌悪。 それくらい苦しみがたくさんつもってらっしゃるのでしょう。 やはり、その感情を最初に処理していきましょう。 イライラしてしまうのは無理ないこと、それでsetteさんが精神的に追い詰められてしまうのも 今は無理の無い状況にあります。 そして、すぐには離婚などを切り出すのは難しい状況にありますね。 鬱などの状態になると、最近の心理学では個人の問題と捉えずに家族全員の問題として捉えるのも、 こんな影響があることも一つの理由なんです。 家族みんなが沈んでしまう。 希望が見えなくなってしまう。 そして、エスケープゴートのようにその人が攻撃の的になってしまう。 でも、そこで自己嫌悪されるわけですから、setteさん自身はすごく一生懸命ご主人のために尽力されて来たのではないかと思います。 離婚を勧められてもすぐに踏み切れないのも、そんな優しさがあるからではないでしょうか。 鬱や精神的な病をお持ちの家族をカウンセリングすることがやはり多いのですが、そんな方々には 必ず、自分自身の楽しみや好きなことをする時間を持つようにお願いしています。 ご主人の引力によって、ずるずるとsetteさんやお子さんまで沈みこんでしまわないように、 そして、そこで楽しむことがご主人を快方に向かわせる一つのコツだったりもします。 お子さんのこと、ご主人のこと、大変な思いもたくさんあると思いますが、まず今は自分自身を 大切になさってください。 苦しい思いを吐き出し、涙が出てくればそれを流し、ため息しか出てこなくても良いのです。 setteさん自身の心とお話して見てください。 そうして、まずはsetteさんが元気になりましょう。 それでは。 |